表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/23

★3 突撃!優真さんの家。

よろしくお願いします。


明日投稿します。


うぷぷ、スマホってホント、凄いわ!

グー○ル先生ってホント、エラいわ!


マンション名を検索したら、ちゃんと案内してくれて、

迷わずたどり着けるんだから!

電話なんか掛けずに襲撃してやるんだから!


日曜日、午前10時。私の家から自転車で30分。


優真さんの住んでいるマンションは古いみたいで、

オートロックはなくって部屋の前まで簡単に来られた。


401号室、守屋って表札がある。うぷぷ。


ぽちっとな。ぴんぽ~ん。


「・・・はい。」

「おっはよ~!瑞希だよ。家の中に入れてくれる?」


「えっ、あっ、なんで?くそっ、ちょっと待って!」

くくくっ、焦ってる、焦ってる!


3分ほど待っていると、ドアが恐る恐る開いた。


「おっはよ~!」

「おう、おはよう。」


ぼさぼさの髪で、上下ジャージの優真さんが現れた。


家の中に突入すると、確かに女の気配はないし、匂いも無かった。


ホッとした。

うん、どういう意味かな、これは?

自分の気持ちなのにちょっと謎!


私の家よりは狭いLDKにこたつが置かれていて、

意外と片付けられていた。


だけど、部屋の隅にはホコリが積もっていた。家政婦は見た!


優真さんはコーヒーを用意してくれた。

ちゃんとコーヒーメーカーがあったよ。


「それで、何しに来たの?」


「え~、冷たいよ!お礼するって言ったでしょ!

私ん家、貧乏だし、アルバイトも駄目なんで、ホントにお金がないの!

だから、家事をさせてもらおうかなって!」


「そんなの別にいいのに・・・でも、その気持ち、ありがとうな。

料理は上手なのか?出来れば美味しいモノが食べたいな。」


ホッとしたよ。何もしなくていいよって言われずに。


でも、美味しいモノってかなりハードル高めじゃない?

やるしかないけど。優真さんの好みの味に出来るかな?


「大丈夫!

しょっちゅう作っていて、お母さんに美味しいって言われているよ!

食べたいモノはある?」


「えっと、上条さんの得意なモノでいいよ、好き嫌いはないからね。」

「ありがとう!じゃあ、冷蔵庫の中、見せてね!

・・・何にも入ってないじゃない!」


「だって、料理も食器洗いも嫌いなんだよ。だから、いつも夜は外食だし・・・」

「栄養バランスが悪いから、肌が荒れてるんですよ!

よし、私が毎週、来てア・ゲ・ル!」


ウインクして投げキッスをキメたら、優真さんは焦っていた。

私の色気に、落ちろ~


「ちょ、まっ!今日だけでいいから!」

「だって、あんなヤツらだったんですよ!

もう、私、監禁されて、マワされて、クスリ漬けにされて、ウリやらされて、

それが永遠に・・・って絶望してたんです!」


優真さんの同情を買うために、しくしくと泣き真似をしてみる。


「いやいや、そんなヒドイ目には・・・」

「アイツら、やっても不思議じゃなかったですよね?」

何度か思い出したけど、ホント、よく無事だったなって思う。


「まあ、確かに・・・」

「それを、白馬の王子様がさっそうと助けてくれたんです!

人生の恩人です!」


大げさに両手を組んで、目をキラキラ輝かせた!(つもり)


「大げさな・・・白馬の王子様って・・・ただのお兄さんだけど。」

優真さんは苦笑した。


「オニイサンじゃなくっておっさんね!」

上げて、上げてから落としてやった。


「まだ33歳だ!断じて、断じておっさんではない!」


うぷぷっ、そんなに怒らなくっても。

あの凶悪な奴らを倒したとき、ホントにウットリとしちゃったけど!

ホントにカッコよかったし、今もそう思っているけど!


背が高くて、細マッチョぽくって、顔は好みの別れる所だと思うけど、

私にはストライク!でもお母さんと同じ年齢だからオジサンだよね。


全部、内緒だよ。


「はいはい。じゃあ、一緒にお買い物に行こっ!」

読んでくれてありがとうございました。


面白ければ評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ