★18 優真さんとプール!
よろしくお願いします。
今日は優真さんとお母さんとプールに来た!
この前に来た遊園地の中にあるプールだ。
お母さんは高1の時、優真さんたちと来て以来らしい。
何年ぶりか数えようとしたら睨まれてしまった。
私は赤のビキニに長袖の黒いラッシュガードを羽織っていた。
ラッシュガードを恥じらいながらちらりと脱いで優真さんだけ悩殺よ!
お母さんは黒のビキニなんだけど、ラッシュガードで完全防備していた。
上は水色の長袖、下は黒いくるぶしまでのやつ。
く、悔しい!なにあの大きな胸!私でも吸い寄せられるわ!
「姉ちゃん、エエ胸してるの~、ぐへへへ!」
ちょっと触ってみたらほっぺをぎゅうぎゅうにつねられた。
着替え終わって外に出ると、大きな浮き輪を3つ抱えた優真さんがいた。
半袖の黒いラッシュガード、下は花柄の海水パンツ。
細マッチョでカッコいい~!
「瑞希、やっぱり可愛いな~!
冬美、あ、その~、綺麗だよ。」
お母さんを見て少しどもった優真さん!
むかっとして背中をひっぱたいてやった!
パン!
凄い音が響いた!これ、手形になるヤツ!モミジ!
「痛いよ!やり過ぎ!」
「だって~。う~、ゴメンなさい。」
「ねえねえ、背中見せて。綺麗な手形があるんじゃない?」
嬉しそうにお母さんが言うので優真さんのラッシュガードをめくりあげた。
「!!」
背中に綺麗なモミジが!
写真を撮っているとお母さんのため息が聞こえた。
「はあぁ。」
お母さんの目がトロンとして、優真さんの腹筋に釘付けだ!
うわっ、優真さんの腹筋、背筋!凄い!
「ゆ、優真、ちょっと深呼吸してみて。」
お母さんがどもりながら声をかけた。
「うん、すううぅ、はぁぁぁあ。」
全く変わらない!スゴっ!
「にいちゃん、ええカラダしているの~、ぐへへへへ。」
またおっさんになって、腹筋と背筋をなで回してしまった!
「うぉ~い、くすぐったいよ!」
お母さんも吸い寄せられるようになで回している!
気づくとジロジロと視線を浴びていた。恥ずかしい~
でも、辺りを見回しても優真さんと同じくらい凄い細マッチョはいなかった!
・・・
3人で色々なスライダーを滑った。
すっごく楽しい!お母さんもすっごくはしゃいでいた。
ポップアップテントで休憩中、提案してみた。
「ねえ、お母さんも優真さんと二人っきりになりたいでしょ?
30分ずつで交替しない?」
「だめだ、絶対!」
お母さんはうんうんうんと肯いているのに、優真さんがきっぱりと否定した。
「え~っ。」
「冬美も瑞希も綺麗すぎる!可愛すぎる!
1人だったら、ナンパ野郎がうじゃうじゃ寄ってきて危ない!
守り切れないだろ?」
なんてこと本気で言うの、このハーレム野郎が!好き!
お母さんも頬を染めて、優真さんを見つめる瞳はハートマークになってるし!
「じゃあ、三人で行こっか!」
私が声を掛けたんだけど、お母さんがちょっと待って欲しいって。
「優真、ちょっと。」
お母さんが声を掛けて、優真さんの顔に日焼け止めを塗り始めた!
優しく、丁寧に、何度も!
優真の野郎、うっとりしていやがる!
ズルい!私もしたかった!
しょうがないから、カッチカチの腕に塗ってみた!
こ、これはこれで、クルわ!
・・・
流れるプールを3人でぼーっと漂っていた。
なにこれ、幸せ・・・
・・・
「今日も私が弁当を作ったんだよ!」
私が弁当箱3つをオープンすると優真さんは舌なめずりした。
「おお、今日も彩りも良い感じだし、美味しそうだな!」
「私、うどんを1杯だけ買ってくるね。」
「俺が行くよ!」
「ううん、今は誰も待ってないから大丈夫よ。先に食べていてね。」
お母さんが温かいうどんを買いに行った。
「いただきま~す。うん、やっぱり美味しい!さすがだね、瑞希。
いつもありがとう。」
よしっ!簡単に譲らないんだから!
「うん!たっぷりと注ぎ込んだからね!」
バチッとウインクしてみた。
「化学調味料か?果糖ブドウ糖液糖か?」
「なんでやねん!愛情に決まってんでしょ!」
「どうも、ありがとうございました!」
私の冗談半分の告白はさらっと笑いにされてしまった・・・
読んでくれてありがとうございました。
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