25gの友情
エンジさんから教えてもらった
抽出の適量は、コーヒー豆(粉)10gで130cc。
やや大きめのカップが200ccなので、2人用のカリタなどのドリッパーに、約20g。
ぼくは3〜4人用のドリッパーを使うので、約400ccの抽出には30g程のコーヒーが適量なんだけど、扱い易さが理由で、今は25gで固定して、日課のコーヒーを淹れている。
支部での交流会の時には、コーヒーを愛する気持ちを認めてもらって、みんなに振る舞うことを許されているので、頻繁に簡易的なカフェをオープンしているような感じで、信頼できる自家焙煎のお店の様々な品種のコーヒー豆を買ってきては試している。
特に支部長さんに対する尊敬の思いや慕う気持ちが、コーヒーを振る舞う時には一層制御し難く、カップに口をつけてもらう瞬間まで、意識が向かってしまう。
ぼくたちの指導者の先生のお話しでは、お料理は一生懸命作ると硬い味になるそうで、先生ご自身でお料理を振る舞われる時には、軽やかに、明るい歌などを口ずさみながら、キッチンに立たれている。
たった一杯のコーヒーにも、美味しく飲んで頂けるまでには、生産の農家さんや、それを管理して輸出する国やコミュニティーの努力とか、焙煎の技術に情熱と研鑽を注ぐコーヒー屋さんの費やした時間とか、それを求め、良質の状態のコーヒー豆を手に入れて、また抽出の手際を研究しながら、安定した状態で提供できるまでの日々の努力とかが後ろにある。
君のコーヒーは美味しいねって、言ってもらえる瞬間の喜び。
2人分のカップに25gのコーヒー豆。