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自然科学・数学などのエッセイ。

私のエッセイ~第八弾:あたりまえのコンコンチキのお話。

 こんばんは!ご機嫌いかがですか・・・?


 今宵は、タイトルどおりのしょーもない話です。


 正直、こんなの読んだら、人によっては「コノヤロー、俺の貴重な時間奪いやがって」とか、「俺の青春の1ページを無駄に使わせやがって」とご立腹される方がおられるかも?


 ・・・これまでご感想をくださった優しい先輩方も怒らせちゃうかもネ。


 でも、あたい、今宵はコレを書きたい気分なのっ。


 不覚にも洋酒入りチョコなんかで、軽く酔っ払っちゃったみたいね。


 けっこう、チョコの中の、あの安物のブランデーってイケルのよ。


 独特の風味があるのよね・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 さて、よく「過去を振り返るな。未来を見て生きるんだ!」なんて言い回しがありますが・・・実は私たちは、毎日毎日、過去を見つめながら生きています。


 ?????????


 何のことかって・・・?


 では、こう言い換えたらどうでしょうかね。


「私たちは、常に過去の姿を見て生きている。」


 これで何のことか、ピンときた人もいると思います。


 では、さらにこう言い換えたらいかがでしょう・・・?


「私たちが見ているものは、すべて過去の姿である。」


 ・・・これで、何が言いたいのか分かったと思います。


 そうなんです。私たちが目にするものは、程度の差こそあれ、厳密に言うと、

すべて「過去の姿」なんです。


 分かりやすい例が、月と太陽。


 実は、どちらも、私たちが見ているのは、リアルタイムの「お月様」や「お天道様てんとうさま」ではありません。


 月は、約1.3秒前の月、太陽は、約8分19秒前の太陽なんです。


 さらに言えば、北極星は約430年前の北極星を、アンドロメダ銀河にいたっては、約230万年前の姿を見ていることになります。


 これは、光の速度が「有限」だから起きてしまう現象ですが・・・このように、遠くを見れば見るほど、それは、「より過去の姿を見ることになる」、ということを意味しています。


 実際にその場所にあった天体の姿・・・つまり「情報」は、光に乗って私たち地球人のところに来るわけですが、ものすごく遠い距離にあるために、その情報が地球人に届くまでに「タイムラグ」が生じてしまうんですねぇ・・・。


 もっと掘り下げて考えてみると、「距離的な奥行き」というものは、同時に「時間的な奥行き」をも意味する、というわけでして、この二つの「奥行き」というものは、実は表裏一体である・・・そんなことも言えるわけです。


 これは、「距離的なへだたり」とか「時間的なへだたり」といった表現にも置き換えることができますよね。


 実際、徒歩でも車でも何でもいいんですが、「移動した距離」には、必ず「経過した時間」というものが伴います。旅行などで遠くにいきたければ、その目的地までの距離に「見合う」時間を私たちが積極的に差し出さなければ、絶対に目的地にはたどり着くことはできません。


 つまり、「距離と時間との間のギブ・アンド・テイク」とも言えますよね。何かが欲しければ、その代わりとなる別の「何か」を差し出す・・・まさに「資本主義経済」の構造そのものを見ているようではありませんか(笑)。


 ~  ~  ~  ~  ~


 そんな「時間的にバラバラの無数の視覚情報」を同時に受け取っているというのに、なぜ私たちは何不自由なく暮らしてゆけるのか・・・それはもちろん、その視覚情報を伝える「媒体ばいたい」である光の速度が「トンデモネー」速さだからに他なりませぬ。そんな「ちっぽけな」誤差なんて、これっぽっちも問題にならない、無視できるレベルの問題だからなんですよね。


 話を戻しますと・・・だから、地球上で言えば、「目の前のハナタレ小僧」よりも、向こうのドコモショップに入ろうとしている「ガングロのヤマンバギャル」の方が、より過去の姿ということになるんですねぇ。(ヤマンバギャルは、違う意味で「昔の姿」ですがwww)


 物と物との間に距離がある限り、私たちは決してリアルタイムで物を見ることはできません。


 ・・・どうしても「過去の姿だけ」しか見られないのです。


 だから、毎日毎日、「過去を見つめながら生きている」わけですね。


 お・し・ま・い。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 気にしなくていいですよー( ≧∀≦)ノ
[良い点] ウンウン(*-ω-) 観測時点から図像が処理され認識されるラグの分を認識していない。 これは実は私達の身体でも起きています。 例えば指を曲げることを意識して行うとします。 脳からの指示が指…
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