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夢の続きを見ようとして二度寝しても同じ夢って見れないのなんで?
「僕と一緒に逃げよう。君はもうあんなにも辛い思いをしたじゃないか。お父上も君を愛してはいない。なのにどうして、、、」
不安と困惑の色をうかべたエメラルドの瞳が私を映す
「家族を不幸に陥れてしまった私が、お父様に愛される資格なんてないの。お父様に謝っても謝りきれない。だからせめてお父様の言うことを聞かないと、私はそれしか出来ないから 」
私の答えを聞いて彼は不満げで、どこか寂しそうな顔を浮かべている
「あれは、あれは君のせいじゃないのに 」
まるで駄々をこねる子供のような表情
悲しくて、理解できなくて、悔しくて、色々な負の感情を渦巻いているのがみてとれる
「ううん、もういいの。ねえ、きっと帰ってくるから。燦然と輝く星々の中から貴方ををきっと、きっと見つけてみせる。だから、貴方はここで待っていて 」
そんな彼に諭すような優しい眼差しで、どこかで諦めが着いているような口調で、守れもしないような約束を交わした
チュンチュンと鳥のさえずりが聞こえ、眩しい朝日が顔を照らす
目を開くと見慣れたハートのしみの着いた天井が見え、あれは夢だったのだと教えてくれる
あの男の子は誰なのか、分からないけれどきっと私が恋しがっている人なのだろう
私を本気で心配してくれた人
顔が白いモヤがかかったように思い出せなくて、もう会話さえもよく覚えていない
思い出そうとすると頭がズキズキと痛んだ
そういえば、バイトの面接落ちた(;-;)
当分暇だろうから早めに次話投稿したいな〜