日常の終わり
初投稿なので誤字、脱字があり読みずらいかもしれないですが最後まで読んでくれると嬉しいです。
「どうしてなんだ」
「もうここの人は全滅したようだね」
何処からか女性の声が聞こえてくる。
目の前にはいつもの町並みはなくあるのは崩れた廃墟や焦土となった土地。
「なんでこんなことに・・・」
そして辺りに響くのは激しい銃声や爆薬などが無慈悲に爆発する。
「なってしまったんだ――――――!!!!!!!!!」
なんだ夢か。
朝食を食べた後学校の支度をした。
今日の朝食はホットドック、このソーセージのスパイスが自分のお気に入りだ。
「それじゃぁ。行ってきます」
いつものように家を出て駅に着く。
俺は白羽根 優紀、高校二年生。
普通位の学力で一人暮らし、将来の夢はのんびり田舎でジャグジーに漬かりながら腐ることだ。
「おっ、このゲーム面白そうだなぁチェックチェックと」
「電車が参ります。黄色い線の内側まで下がってお待ちください」
サラリーマンや学生がスマホから目を離し電車に目を向け車内に入った。
「はぁ、早く休日になってほしいなぁ」
と、月曜日に思ったのである。
電車に乗って数十分学校の最寄り駅に着き電車を降りた。
自分と同じ学生たちが一斉に降りた。
「本当に人が多いと憂鬱になるなぁ」
改札を出て学校に向かう途中空を見上げた。
「なんかもうお家帰りたい...」
そしていつもの様に学校が終わり帰る支度をした。
「やっと終わったかぁ、もう本当家から出たくない」
自分はのんびりと学校を出て駅に向かっていた。
「なっ、なんだあれは!」
と誰が声を上げただろうか、周りの人もその声に連なるように声を上げた。
俺は周りの様子に異常さを感じ周りの人が向いている方に目線を向けた。
「なっ!」
俺が目にしたのは、軍隊だった。
俺も見たことがある対空戦車だった大体1個中隊だろうか?
そして歩兵もどこから現れたのか数えきれないほどの数がいた。
そこまでの数で一体何をするつもりなのだろうと誰もが思っただろう。
そしてその答えはすぐわかった。
発砲したのだ。
それも人の多い市街地の真ん中で。
当然周りの人は大混乱した。
俺はこういうときは冷静にと言い聞かせていたのであまり混乱しなかった。
そして俺は状況を調べるべく辺りを見渡した。
だが人の混乱のせいであまり状況がわからなかった。
「本当なんでこういう時落ち着いて考えないのかなぁ」
呆れて言ってはいるのだが実際周りの状況を見れば当たり前のことだろう。
俺は線路に降りて逃げていく人と一緒に駅から出て建物の角から覗くように周囲を見渡した。
周りには写真を撮っている人もいるのだがすぐにどこかに散っていった。
俺はしばらく観察していると不自然なことに気が付いたのだ。
一体あの軍隊は"何を撃っている"のか?
確かに発砲はしているのだがまるで標的が高速で移動しているかの様に砲塔を動かしているのだ。
そして弾を撃った先を見ても姿が見えない。
突如、辺りの空に轟音が響く。
この音はジェットだ!。
「なんだ!今度はジェット機の実演かよぉマジ豪華すぎるだろ。」
場違いなことを言っていると・・・
「危なぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!」
俺は一瞬混乱したどこから声がしたのか辺りを見ているたら。
「どヴぇっ」
何かが覗き込んで猫背になっていた貧弱な背中にぶつかったのだ。
「ちょっとミスしたかな」
意識が朦朧とする中誰かが何かを言っていた。
俺は後ろを見ると。
「な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そうなるのも当然だろうなぜならそこには”天使”と表現したらいいのだろうか毛並みがとても繊細な翼が肩甲骨辺りから二つ生えていたのである。
おまけに桃色の髪の超超美人だった。
「あっえっとぉ」
俺のコミュニケーション能力のなさに心の底から後悔した。
「あー大丈夫ですかそこの学生さん」
状況に相応しくない軽い口調で声をかけてきた。
あーもう自分ここで死んでも後悔しないと心で思った。
「あーはい。大丈夫ですけどあなたこそ大丈夫ですか。」
話を始めてくれれば話ができるらしい。
「はい!大丈夫ですよ」
と気軽に言ったが
「でもまだここは危ないみたいだよ」
正直何を言っているのか分からなかったが。
「じゃぁ一緒に逃げよう」
いつになく積極的になったのだが。
「いいえ、私はここから離れることができないんだよだから君のお誘いには応えられないよ」
正直、積極的に出たのを後悔していると。
「あいつら今日はどんだけやらかすんだろう」
上空を見上げた天使(仮)が呆れてそう言って俺も上空を見上げた。
「あれって爆撃機じゃないですか!?」
今日はテンションが高いらしく興奮しがちに言った。
「そうだよ、本当あいつら仮にも人が死んでいるということに自覚を持ってほしいね」
俺は人が死んでいるということが疑問に思い辺りを見た。
おそらく100人は死んでいるだろうホームで騒いでいた学生の姿はなくあるのは既に抜け殻となった死体ののみ。
俺は少し吐き気がしたが何とか耐えた。
「あいつらって何をしているんですか」
俺は興味で聞いてみた。
「君が知る必要はないよ君も忘れて日常に戻るのだから」
さっきまでの調子ではなく真剣な口調でそう言った。
「忘れるってどういう事でっ!!」
すると爆風が吹き荒れ地面が激震したまるで天変地異が起こったんだよって言われてもおかしくないぐらいに酷かった。
やべぇこりゃ死んだなまぁ最後に天使が見れたから我人生に悔いなし・・・
「”防護術式展開”」
ん?あれっ、し死んでない?
俺が自分の身体を確認していると。
「ふぅ・・・危機一髪ってところでしたよ」
俺は周囲を見渡して。
そして絶句した。
今見ている光景が夢の中で見た光景と同じだからだ。
「どうしてなんだ」
「残念だけどもうここの人は救えない」
目の前にはいつもの町並みはなくあるのは崩れた廃墟や焦土となった土地。
「なんでこんなことに・・・」
そして辺りに響くのは激しい銃声や爆薬などが無慈悲に爆発する。
「君はこれからどうするのかい」
俺は日常とは簡単に崩れ崩壊するとゆうことを知った。
もう日常は戻らないこの軍隊が進み続ける限りもう緩く生きることは許されなくなる。
そう理解した。
「ああ帰って頭でも冷やすよ」
「危ないですよ!ここは戦場なんですよ生身で言ったら死にますよ!」
「ありがとう、でも大丈夫緩い生活が出来ないもうこれは死ぬのと同じだから」
そんなふざけたことを言っていることを聞いて少し安心したのか。
「・・・」
眼を閉じ安全を祈るかのようにしていた。
「ああ」
俺はそう告げて天使(仮)に軽く手を振って後にした。
そしてどれくらい歩いただろうかあの後誰も追って来ることのなく移動ができた。
「あーどうすればいいんだ歩いて帰るのはいいが本当これからどうすればいいんだ」
そうブツブツつぶやいて歩いて数十分。
「大体街中に軍隊がっ・・・」
途端に体が言うことを聞かず意識が遠のいていき
気絶した。
「どうなっているんだ」
俺はいつも通りの家で起床していた。
「俺は確か街中で大量虐殺の現場にいて・・・そうだ天使だ天使にあったんだ」
俺は納得した。
「なんだ夢か」
勢い余ってベットから落ちてしまった。
朝食を食べた後学校の支度をした。
今日の朝食はホットドック、このソーセージのスパイスが自分のお気に入りだ。
「それじゃぁ。行ってきます」
いつものように家を出て駅に着く。
俺は白羽根 優紀、高校二年生。
普通位の学力で一人暮らし、将来の夢はのんびり田舎でジャグジーに漬かりながら腐ることだ。
「おっ、このゲーム面白そうだなぁチェックチェックと」
「電車が参ります。黄色い線の内側まで下がってお待ちください」
サラリーマンや学生がスマホから目を離し電車に目を向け車内に入った。
「はぁ、早く休日になってほしいなぁ」
と、月曜日に思ったのである。
「とゆうかこのゲームの記事昨日も見た気がするけど昨日ッて何日だっけまぁいいや」
そうして学校の最寄り駅に着いた。
俺は学校での道をのんびりと歩きながら上空を見上げて言った。
「あっ天使」
ん?
天使?
俺は思わず二度見した。
「あっ」
そして天使と思われる物と目が合った。
天使なんて想像上の存在まさか現実にいるはずない。
俺は思わず立ち止まった。
やっぱり天使なのか?
周りから変な視線を感じるが、そんなの関係ない。
なんせ天使なのだ。
ぼんやりとしか見えないので勘違いと思ったのだがなぜか気になってしまう。
ふと思い手招きをした。
そしたらこっちに来いと言うかのように路地裏の奥に空から降りた。
俺は学校などという時間の無駄使いの場から避けるようにそこへ向かった。
ここらへんだったはずなのだが・・・
「やぁまた会ったね学生さん」
そう後ろから声を掛けられた。
やっぱり天使だやったぜ!
もうラッパさえ怖くはない!と心で思った。
「君は昨日と違った動きをしているということはもしかして”イレギュラー”なのかな」
「学校ではもはや障害物ぐらいとしか認識されない点では確かにイレギュラーだな」
「違う違う君ってもしかして何も知らないの?」
「知らないって何を?」
「今この区画で起こっている事をさ」
何を言っているか分からず首をかしげて見せた。
「まぁいいや取り合えずついてきてよそこで説明するから学校の方は大丈夫?」
「まぁ大丈夫です」
俺はそう言ってついていった。
「その翼って本物ですか?」
俺は一番気になっていたことを聞いた。
「まぁ偽物ではないかな一応ちゃんとした翼ですし」
「本当ですかうひょっ、おっとすみませんついつい声を上げてしまって」
「いえいえ、別に気にしてませんよ」
「どこに向かってるんですか?」
「基地さ」
「自分誘拐とか拉致とかじゃないですよね」
ワクワクしないこともなかったがやっぱり気になる。
「いやいや全然そんなんじゃないよ」
「ならいいんですが」
少し残念な気がする俺がキモく感じてしまった。
「ここだよ」
ここは駅から歩いて数分のところに位置するまさにアメリカンハウスと言っていいほどに広い。
「ここってあなたの家ですか?」
「その話は中でしますからどうぞこちらへー」
そう言って俺は言われるがままに入った。
「ただいまー」
「お帰りなさいそれでどうだった何か分かった?」
「いや全然だけど収穫はあったよ」
「どんな収穫だったの?」
「なんとイレギュラーを見つけたんだよ!」
「え!本当!こんな近くにいるなんて」
そうして俺の前に出てきたのはシルクの様な白髪でとても透き通る赤目でとてもやさしい性格のようだ。
「どうもこんにちは私はここの一応リーダーを務めている鳥島 月夜、よろしくね」
「どうもこんにちわ」
俺は状況が呑み込めないものの挨拶はできた。
「それであなたは昨日起きたことを覚えているの?」
「昨日って何のことですか?」
「えっ、ちょっとサーちゃんどうゆう事?」
「えっ、おっかしいなぁ昨日と違う行動をとっていたんだけどもしかして覚えてない!」
俺は昨日のことを思い出す。
やけに長い気がする俺は確かホットドックを食べ学校へ気怠く行ってそして終わって、確か。
爆発・戦車・歩兵・戦闘機、んー・・・・・・そうだ軍隊だ。
「それってもしかして軍隊かなんかのことですか?」
「そうそれだよ、覚えてたんだね。」
「へぇー今の時期に戦力が加わるのはとてもいいことだよ、よくやったねサーちゃん」
「まぁ取り合えず中に入って行って君にも重要な話だし」
中はとてもきれいになっていてソファーやベランダそして部屋の真ん中に半円の形をしたテーブルと中心にモニターが置いてあった。そしてツインテ美少女がいた。
「よぉお帰りー今日はどうだった何かあったか―?」
「イレギュラーを見つけたよ」
「マジかどんな奴だ?」
鳥島さんは自分を目で示した。
「こ、こんにちは」
「えーっとここに来たってことはそう言うことでいいんだよな月夜」
「うん、そうだよ」
何か事情でもあるのだろうか少し語尾が弱かった気がする。
「では自己紹介まずこの私、宮島 結だよ」
「町の天使、上条 彩花だよよろしくねー」
自己紹介ってこんなにも幸せなものだったのか!
「自分は白羽根 優紀 高2ですよろしくお願いします」
俺はこれから何をされるかも知らないがこの美少女たちを信じた。
「これからよろしくな白羽根」
笑顔で結はそう言った。
それから半円テーブルに案内された。
俺と入れ違いで何やら結が誰かを探しに行くらしい。
自分はおとなしく椅子に座っていた。
ちなみに彩花はコーヒー片手に何か作業をしていた。
「それで、どうするの月夜やっぱり状況の説明はしたほうがいいよね」
「ええ、今からじゃぁ話を始めようか」
「えーと・・・白羽根君でいいんだよね」
自己紹介をして1時間以内で少し忘れられてしまった。
「よしじゃぁ白羽根君、君はどこまでこの街を知っているのかな?」
「クイズか何かですか、自分あんまり得意ではないですよしかも外にあまり出たくないせいで周辺の地理すら危ういんですから」
軽く自嘲を含めていった。
「うーん、何か変なことはなかったかな?」
俺は考えてみる。
「あっ」
「何かあった?」
「自分友達が少ないですね」
「えっ、あっそうなの、でも私たち友達だからもうこれで大丈夫だね」
俺は同情されてしまうのかー!!!。
「あっ、そういえば!」
「何かな?」
月夜は凄く期待しているような目で見ている。
正直なんで規定されているのかわからない。
「最近、学校で完全に人ではなくて障害物扱いになってるんですよ、これおかしいですよね」
声を軽く張って言った。
「えっ、うんそれはおかしいね」
少々引いているようだ。
しかもなんか少し唸っている。
「あーもうこれじゃあ一生終わらないよ」
もうなんか呆れられたらしい。
「月夜これ使ってねー」
彩花が月夜に何かを渡した。
「ゴホン、ではこの街で起きていることはそう!」
凄く得意げに説明を始めた。
「悪の組織による人々を使った研究だよ」
「へぇーなんか中二病なんですか?」
美少女に囲まれて自分の中のリミッターが取れてしまったらしい。
「違うよ、中二病とかじゃなくで本当の話だよ」
必死に訴えてくるので本当の話なのだろう。
「ゴホン、そしてその悪の組織に立ち向かう為に作られてのがこの組織なんだよ」
凄く楽しそうに語っていてとても和む。
「やっぱり好きなんですかそうゆうの(笑)」
少し笑いながら言った。
「だって彩花がこれ読んだら誰もが納得する演説文って言ってるんだもん!!!」
「確かに誰もが納得するな中二病って」
「ほら、月夜その文で人を納得させたでしょ」
月夜は彩花に振り回されるのか、なんて、不憫な子。
「まぁそういうとこかな詳しいことはのちに説明していくけど」
ここで俺は気が付いた。
「あのー」
「質問なら大体の事ならどうぞ!」
「なんで自分参加することが前提みたいになってるんですか?」
場の空気を少し重たくしてしまった。
躊躇って月夜は言った。
「白羽根君はもう日常には戻れないよ・・・・・・」
俺の聞き間違いだろうか。
「え、日常に戻れないってどういうことですか?」
月夜は質問の答えを少し渋った。
「白羽根君って魔法とかオカルト話って信じる?」
いきなり何を言っているのだと思ったが、表情はとても重いものだった。
「信じなくはないですよ自分だってそういう話好きですし」
「なら信じるのも早いかもね」
一体何を言っているのだろう、俺は入ったときに出されたコーヒーを飲んだ。
「夢の・・・」
「このコーヒーうまい!!!!」
「ブーーー!!!」
彩花が月夜にコーヒーを吹いた。
「あっ、大丈夫ですか?」
「・・・はい大丈夫ですよ」
「すみませんついおいしかったもので」
「いえいえ別に気にしてませんから」
少し無茶をしていると自分でもわかった。
「じゃぁ続きは彩花がやってくれる?」
「しょうがないなぁ、では役に立たない月夜に代わりまして彩花がご説明します!」
ムードブレイカーがここに誕生した。
「まずはっきりしたいんだけど、白羽根君が夢だと思い込んでいいるのは紛れもなく実際に起きたことだよ」
えっ、それじゃぁあの町の惨状は実際に起きたことなのか?
「だけどあれは別の世界みたいなものの様な感じだけどね」
コーヒーを飲んでそう言った。
別の世界の様なもの?
本当に何を言っているのだ?
顔に出していたのか自分の考えていることを察したらしく。
「まぁそりゃぁ信じないだろうさ、でもじゃぁどうやってこの翼は説明するんだい?]
俺は何を言っているのだろうと少し思った。
「とゆうより白羽根君ってなんでこの翼に疑問を抱かなかったの?普通持つと思うんだけど」
とても興味深そうに聞いてきた。
俺は誇りを持って言った。
「そこに”愛”さえあればすべてを受け入れる覚悟です!!」
俺の発言に彩花は少し引いていたが少し安心したように言った。
「とゆうことは白羽根君は別世界があるとゆうことを信じるんだね」
待てよそれって異世界ってことじゃないか!!!
異世界キタコレー!!
「それに魔法みたいなものだってあるんだよ」
「え?」
戸惑いが隠せない。
「あるんだよ」
「本当ですか」
「本当なんだよ」
俺は迫真の顔で聞いたがそれ以上の迫真顔をされた。
「ちょっと実体に見せてもらってもいいですか?」
「そう来ると思ったよ!」
どうやら予想済みらしい。
「じゃぁこの翼をなくすね」
俺は人生の中でに類を見ないほどにワクワクした。
「”装備解除”」
彩花がそう言った瞬間、半透明の円盤が手のひらに現れ幾何学模様が浮かんでいき人が入れるぐらいの円柱ができ彩花を覆った。
そして、光が現れ翼の部分が見えなくなった。
「おー!!これだよこれ魔法ってゆうのはこうゆうのだよなぁ」
俺は想像する以上のものが見れて感動していたら。
「こんなもんですか?翼があった方が個人的には好きですが」
「欲を言えば翼を触りたかったなぁ」
ん?
「自分はいってないけ、ど、」
「あー彩花さん声真似ものすごく上手ですね!」
「そうですかぁでもさっきそう思っていたんじゃないんですかぁ?」
顔を近づけて俺の顔を覗き込むように上目遣いで言ってきた。
何だこの状態は天国なのかそうなのか!
「なんてね」
ふざけた感じで言ってきた。
少しムッと来たが無邪気な顔がとてもかわいかったので特に気にしなかった。
「お待たせ」
月夜は服を着替えて戻ってきた。
黒いセーターだ。
「おっ月夜」
「それでどこまで話は進んだの?」
階段を下りながらこっちを見てそう言った。
「魔法と別世界の存在ってとこかな」
「白羽根君は理解出来たのですか?」
「理解はできたかなやっぱり現実感があまり持てないのは事実だけど」
安心したように息を吐いた。
「それだけできればひとまずいいかな」
「ただいまー」
「おかえりー結、調査の方はどうだった?」
「収穫あったぞーしかも飛びっきりのだ!」
俺は正直全くついていけなかった。
「あのーいいですか?」
「なんだ?白羽根君」
「調査って人の調査ですよね誰を探しているか聞いてもいいですか?」
得意げに結は答えた。
「悪の組織に捕らわれたお嬢様さ」
読んで下さりありがとうございます!
次では魔法と主人公にもう少し触れていきたいと思います。
あと今回は出番がほとんどなかった結も活躍するかも。
今後ともお付き合いしてくれると、とても嬉しいです!
次回予定 捕らわれのプリンセス