駅という漢字の成り立ちから読み解くホラー
真面目なホラー話
皆さんはご存知だろうか、駅という字は馬に口に人と書く。まだ馬が実際に移動で活躍していた頃のとある地域では、人の腰に縄を巻き、それを馬が口にくわえて運ぶという移動方法があった。今の時代の優秀な馬とは少し毛色が違い、走る速さよりも力持ちで頑丈な馬が好まれていた時代があったのだ。
村から村へと腰に巻いた縄をくわえさせながら馬を走らせていた人々は、やがて効率を考えてソリの様なものを作り、馬にひかせ始めた。これが馬車のはしりと言われている。
ところで、この恐ろしい人間の輸送方法は、実際には村一つ分程度の距離を走っただけで、馬ではなく人間のほうに限界が来てしまったと言われている。そして驚くべき事に、この「人が我慢できた限界の距離」という物が、現代の駅と駅の距離に非常に近いと言われているのだ。裏を返せば、今の時代の様に細かいデータなぞ持っていない人々が、集落を作るべき場所に、当時から集落を作っていたとも言える。
こんな下らない事を堂々と短編小説として投稿出来てしまう人間がいる事に、皆さんは恐怖を感じないだろうか。私は自分が恐ろしい。聡明な読者の方々なら既にご理解頂けていると思うが、当然全ての内容は出鱈目であり、真っ赤な嘘であり、ホラ話である。
お目汚し失礼致しました