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謁見

すみません。この話完璧に抜けてました。

話が飛んでいて、ん?とおもったひとも多かったと思います。本当にすみませんでした。

「我輩はアクト・フォン・リーグランドである。この国の王様だ。櫂殿よ、この度はこの国の近くで盗賊を捕まえ頂いてまことにありがとう。」

「いえいえ、襲われそうになったので捕まえただけですよ。」

「そうだとしてもありがとう。」


例を言われてから横にいる女の人が話してきた。


「私はレミリア・フォン・リーグランドでして、この国の王妃に当たります。そしてこちらが私たちの娘のマリージョ・フォン・リーグランドです。」


そう言われると俺はマリージョの方に目を向けた。すると顔を赤くしてじっとこっちを見てきた。が、直ぐにとても悲しそうな顔をして話しかけてきた。


「初めまして。私はマリージョ・フォン・リーグランドです。この国の第一王女です。」


自己紹介をとても悲しそうな顔をしながらやり終えた。そんな顔を見た俺は入っていくこの国を救うことを決意した。俺は手始めに探りを入れた。


「あの、3つほどお伺いしたいのですが?よろしいでしょうか?」

「聞きたいことだと?いいだろう言ってみたまえ。」


了承を得てから、一息ついて声にした。


「1つ目ですが王様は支配というスキルを知っていますか?」


王様は驚いたように目を見開いたが直ぐに元に戻り、オスカーの方を見るとオスカーはすごい目付きで王様を睨んでいた。それを見た王様はすぐに答えた。


「何故そんなことを?」

「はい。昔、支配されている人を見たことがありまして解除する方法が知りたかったので。」

「なるほどな。まあ、我輩は知らないな。オスカーは知っているか?」

「はい。支配を解除するには支配しているものを殺すと解除されます。」

「だそうだ。」

「ありがとうございます」


礼を言い頭を下げた。そして俺は考えていた。


(て、いうことはあのオスカーとか言うやつを殺せば開放されるのか。でも、殺人かやっぱ抵抗があるな)


「2つ目ですが、無属性魔法について聞きたいのですが。」

「無属性魔法か…。完璧には解明されてないが最初に覚える無属性魔法は自分が強く思ったことが可能になるような能力になると伝えられている。たが、無属性魔法に適性がないと覚えられない。」

「そうなんですか。適性があれば覚えられるんですか。」

「そうだな。」


適性があれば覚えるのは簡単そうだな。何より、俺はこの国を救いたい。と言うよりあの王女様を助けたい。あんな美人なのにとてつもなく悲しい顔させるのが許せない!そう強く思うのだ。


「3つ目は、王子様はいないのですか?」


この情報は陰月から聞いたものである。


「第一皇子はルガタノヤマタ国へ勉強しに行っている。」

「そうですか。一度お会いしたかったです。」

「それはスマンの。」

「ちなみにルガタノヤマタ国ってどんな国なんですか?」

「ああ、主食が米という食べ物であってな。それに独自の食べ物も作っている。しかし、あの干し柿という食べ物は絶品じゃ。」

「米があるんですか!?一度行ってみたいです」

「ああそうだな。行った方がいい。」

「分かりました」


王様の言うとうりならその国は限りなく俺の住んでいた日本に近いと思う。


「それじゃあ、報酬の話をしようか。」

「分かりました」

「まあ、大まか決まっているだがな。」

「そうなんですか。」

「ああ。白金貨を30枚だな。これが今のこの国が出せるギリギリだな。」

「そんなに貰っていいんですか!?正直お金が無いので嬉しいですけど。」

「気にするな。お主はそれほどの盗賊を捕まえたのだからな」

「そうですか。でしたらありがたく頂きます。」


そう言うと王様は手を叩き白金貨の入った袋を持ってきて俺に渡した。


「ありがとうございます。」


俺は礼を言い頭を下げた。そして王女の方を見た。王女は今までの話を聞いて少しの期待と希望を持った目をしていた。が、やっぱり悲しそうな顔をしているのは変わらなかった。


「これにて謁見を終了する!」


王様が終了が言い渡され謁見が解散となった。

謁見が終わって馬車に乗ってギルドに戻ってきて、ギルドに入るといつもの受付嬢に呼ばれた。


「櫂様これからお時間大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫ですよ」

「それでは、報酬の方ですがギルドマスターが直々に渡すそうなので執務室までお願いします。」

「分かりました」


そう言い俺は受付嬢について行き執務室に入った。中にはギルドマスターのサラがせっせと仕事をしていた。サラは俺に気づくと手を止め俺をソファーに座るように施してから俺の前に座った。


「こちらが金貨5枚です。」


と袋を出してきた。俺はそれを受け取った。


「そして、こちらがマジックバックになります。容量はざっと縦、横、高さ全てが100km四方ですね。」

「そんなに大きいのいいんですか?高いでしょうに」

「良いですよ。たしかに大きいですが値段はしませんから。」

「何故です?」

「これは私が昔倒した盗賊が隠していた宝物庫にあった持ち主のわからないマジックバックだからです。ですから、どうぞ貰ってください。」

「そうですか。それではありがたく貰います。」


俺はそのマジックバックを受け取った。見た目はただのウエストポーチしか見えないのであんなに容量が入るとは思えない。だが、サラが嘘をついているようにも思えないので俺はサラを信じた。


報酬の話が終わると王国について聞かれた。


「あなたから見てこの国の王はどうでしたか?」


それを聞かれた時言っていいものか不安になったのでバレないようにサラを鑑定した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 サラ・フラリム 年齢 357歳

種族 エルフ

レベル 70


HP 5000

MP 15000


攻撃 2000

防御 2500

俊敏 3500

魔攻 7000

魔防 3000

運 1000


能力 魔力制御 水魔法 氷魔法 無属性魔法(未来予知)

固有能力 必中の弓


称号 ギルドマスター

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺はステータスを見て盗賊でないことを確認できたのでサラさんを信頼することにした。


「この国は王様、王妃様、王女様以外は全員盗賊ですね。それは言い切ります。」

「何故ですか?」

「それは俺が鑑定を持っていて鑑定してきたからです。」

「なるほど。王宮の中に盗賊ですか…。王宮の中ですと迂闊に手は出せないですし、出したとしても助け出す前に殺されてしまっては意味がないですからね。」

「そうだな。どうにかして救いたいんだよな(特に王女様)。」

「ですが、貴重な情報をありがとうございます。こちらの方でもどうにか助け出せないか検討してみます。」

「ああ、よろしく頼む。」


そう言い残すと俺は執務室を出ていき宿に戻る道を歩いていく。

宿につくと俺はステータスを開いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 生瀬 櫂 年齢 18歳

種族 人間 職業 冒険者

レベル 47


HP 6000

MP 6500


攻撃 5500

防御 1500

俊敏 3000

魔攻 4000

魔防 1500

運 500


装備 神剣デュースパーダ

神剣グラデュム


能力 二刀流 魔力制御 火魔法 炎魔法

無属性魔法(転移、サーチ)

固有能力 完全眼 武器一体 能力解放 覚醒


称号 神による異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


何故か俺のステータスには2つの無属性魔法が追加されていて驚いたが俺はこの2つを鑑定した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

転移


一度行った場所に一瞬で移動できる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

サーチ


自分の探したい人がどこにいるか分かり、探したいものもどこにあるか分かる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺はこのステータスを見た瞬間決意を固めた。


(この能力があればこの国を救うことが出来る!)


そう思った俺は今日の夜に王宮に忍び込み王様と王妃様と王女様を助ける決意をした。そして、夜になるまで宿でゆっくるするのである。

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