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ギルド

リアルが忙しくて1日開きました。すみません

俺達は門の前についた。あれから門までは魔物に襲われることなく楽についた。門の前には騎士が立っていた。


「そこの馬車止まりなさい。おまえ、見慣れない顔だな!この国は初めてか?」

「はい、始めてきました。」

「そうか。それじゃあ、入る前に少し質問をしたいので場所を変えて話そう。」

「俺だけですか?」

「は?何を言っているんだい?君しかいないじゃないか?」

「え?俺だけ?もう1人横にいるじゃないか!」

「誰もいないぞ?」


まじかよ!?


「ねぇ?」

「なんだ?陰月?」

「私、櫂以外の人間には見えないよ?」

「まじかよ!?そうか、理解した。それじゃあ、ちょっと行ってくるから馬車を見ててくれ。」


そう言うと、俺は騎士について行った。

部屋は、分厚い門の入口と出口の中間ぐらいにあった。中には机と椅子、あと机の上に水晶があった。


「そこに座ってくれ。で、その水晶に手をかざして俺の質問に正直に答えてくれ。」


そう言われたので俺は椅子に座った。そして、全く説明のなかったこの水晶を鑑定した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

真偽の水晶 (希少級(レア))


嘘と真を判断する道具。本当のことを言うと白く光、嘘をつくと黒く光る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


なるほどこれなら問題なくてをかざせるな。

そう思いながら俺はそっと手を置いた。


「じゃあ、質問するぞ!まず1つ目は犯罪を犯したことはあるか?」

「ないな」


真偽の水晶は白く光った。


「犯罪はなしだな。次は、この国に来た理由は?」


困ったな。俺は転移者だからほかの街とか知らないし理由もないんだよなー。そう思いつつ、俺は盗賊に襲われたことを思い出した。


「旅の途中で盗賊に襲われまして、そいつらは倒したのですがその後どうするか迷っていましたら門が見えましたので来ました。」


よくもまあ、こんな苦しい言い訳を思いついたなw。

そんなことを考えながら笑いをこらえていた。


「盗賊に襲われたのか。それは大変だったな。で、その盗賊はどうした?」

「はい、乗ってきた馬車の中で気絶してます。」

「そうか。じゃあ、その盗賊はこっちで引き取ろう。言っとくが、もちろん報酬は出すぞ懸賞金とかが掛かっていたらそれプラスで国が出す。懸賞金はギルドの方が出す。あと、確認が終わったら街に入れてやる。身分を確認できるもの持ってるか?」

「分かりました。身分を確認できるものは持ってないんですよ。」

「それじゃあ、通行料にお金がかかるけど持ってるか?」

「お金持ってないんですよ。その盗賊のお金でどうにかなりません?」

「盗賊のお金でなんとかなると思うぞ。じゃあ、そこから引いとくな。」


そんな会話をしてから部屋を出て乗ってきた馬車に向かった。


「言い忘れてましたけど、この馬車も盗賊が持っていたものです。」


馬車についたあとに言った。


「そうだったのか。それで、その盗賊とやらはどこにいるんだ?」

「後ろの荷台に乗ってますよ?」

「そうか。あ、いたいた。こいつらか。え!こいつら?」

「はい。こいつらですけど?」

「マジでかよ!?」

「そんなに凄い盗賊なんですか?」

「すごいも何も、こいつらは、この国の第一王女の真似をして悪事を働く盗賊だよ。国王自ら報奨金を出すって言ってるぐらいだよ!」

「そうなんですか。それで、街には入らしてもらえますか?」

「入れるに決まってるじゃねーか!ただ、王様との謁見は避けられないだろうから覚悟しておけよ。」

「分かりました。それじゃあ、この馬車と盗賊は任せました。俺はギルドに登録するつもりなのでギルドに行きます。連絡はギルドにしてもらえればこちらに来ると思います。あと、ギルドの場所ってどこですか?」

「ギルドはこの門を抜けてから真っ直ぐ道なりに進んだら大きな建物があるからそこだよ」

「ありがとうございます。陰月行くぞ」


「はーい」


俺はある程度ギルドのことは陰月から聞いていたのでギルドに登録することに決めた。そして陰月を呼んでから歩き出した。


「分かった。じゃあ、改めましてようこそ、リーグランドへ!!」


そう、言われながら、俺はもんをくぐり抜け、騎士に聞いたように真っ直ぐに道を歩いていた。あれから、数分間、歩いていると前に盾と盾の前に二本の剣が交差しているシンボルがある大きな建物が出てきた。


「あれが、ギルドか。とりあえず中に入ってみるか。」


そう呟きながら俺はギルドの中に入って行った。


中に入ると何人かの受付嬢と酒場で酒を飲んでいる冒険者が数人いた。冒険者は一瞬俺達の方を見たが興味が無いのか直ぐに飲み始めた。

俺はそんなこと気にもせず受付嬢の所まで行き受付嬢の前で座った。目の前の受付嬢は髪の毛は長く綺麗な茶色をしていて、目は少しトロンとした20代前半ぐらいの女性だった。


「冒険者登録をしたいんだが?」

「分かりました。ギルドは初めてですか?」

「はい」

「それじゃあ、ギルドの説明からしますね。まずギルドというのは仕事の斡旋や魔物の素材などの売買をしているところですね。そして、ギルドというのは1つの国のようなものです。何故なら冒険者になると戦争などに強制的に参加らさせられることがないんです。これが一番の利点ですね。あと、依頼は1つ上のランクまでしか受けられないのでご了承を」

「なるほどな」

「それじゃあ、登録しましょうか!」


そう言うと、受付嬢はペンも何かの生き物から作ったと思われる紙みたいなものを出してきた。それをよく見ると、名前、使える魔法、使用武器などを書く欄があった。


「すみません、これって全部書かなくちゃいけないんですか?」

「いいえ。最低でも名前が書いてあれば大丈夫ですよ。」

「分かりました。」


俺は、名前と使用武器の欄だけ書いて残りは空白でも出した。


「名前は櫂様ですね。武器は二刀流と。それと、登録するためにはこの鑑定の水晶の上に手を置いてもらわないとダメなんですか大丈夫ですか?ちなみにこの水晶はステータスの数値を見るものであって能力とかは見れないのでご安心を。」


どうしたものか。俺のステータスぶっ壊れなんだが?


「大丈夫。ステータス偽装しといたらか」


っと、陰月が俺の耳のそばで囁いてくる。

なら安心だと俺は思い躊躇いなく水晶に手を置いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 生瀬 櫂 年齢 18歳

種族 人間

レベル 5


HP 450

MP 500


攻撃 400

防御 100

俊敏 180

魔攻 250

魔防 90

運 100

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


本当に能力は出ないんだな。っと、そんなことに関心を持っていた。


「もう大丈夫ですよ。これで登録できます。」


そう言うと、受付嬢はテキパキと仕事をしていき、あっという間にギルドカードが出来上がった。


「こちらが櫂様のギルドカードになります。ちなみに、ギルドカードは身分証明にも使えますしギルドと提携しているお店では一部割引があります。あと、ギルドにはランクがありまして、G~Sまでの8段階です。櫂様のランクはGとなっております。ランクは地道に依頼をこなすか、ギルドに多大な貢献を与えますと上がるようになっております。説明は以上です。」


説明を受けたあと短く礼を言って以来の看板に向かって行った。

すると、いきなりドアが開いて大急ぎで騎士が入ってきて受付嬢と話している。それを、横目で見ていた俺は不意に受付嬢に呼ばれたのでその受付嬢のところまで歩いていった。


「櫂様のランクをDランクにお上げします!」

「何で!?」

「さっきの騎士があなたが討伐ランクSの国指定の盗賊を捕まえたと言っていたからですよ!それと、後日国王様との謁見をするとの事です。詳細は後日伝えられると思います。」

「分かりました。」


俺は、そう冷静に返すとまた、依頼板の所に依頼を見に行った。

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