帰る、そして帰る
地球回です
あれから、準備をして昼頃にリビングに集まった。
「じゃあ、行くか」
「そう言えば、聞いてませんでしたけどどこに行くんですか?私達って指名手配されてますよね?」
そう、俺達はこの世界の国に買い物に行けるほど自由は効かない。が、俺は行く宛があった。
「ああ、それはな俺の故郷の国に行こうと思う。」
「故郷?それって」
「地球だ。マリー達から見たら異世界だな。」
「地球ですか。どんなところなんでしょう。」
「やったー!櫂君の故郷楽しみです!」
マリーは興味深そうに考えており、フィナは俺の故郷に行けることを喜んでいるみたいだ。ちなみに、レスティはなにかブツブツ言っており、雅臣は友達とお出かけっと、呟いている。正直、怖い。陰月は、懐かしそうな顔をしていた。
「じゃあ、行くか。」
そう言って、外に出た。
「全員、俺に触れてくれ。」
そう言うと、全員が俺に触れた。
「じゃあ、行くぞ。 世界転移:地球」
全員の視界が真っ白になり、視界が戻るとそこは地球にある俺の家だった。まあ、転移先を家にしたから当たり前なんだが。
「ここはどこですか!?」
「俺の部屋だけど?」
転移してきた、俺と陰月以外は全員唖然としている。まあ、それも仕方ないことだと思う。なぜなら、俺の部屋には3〇Sや〇S4などが置いてあるが、それよりもテレビに驚いているだろう。
「行くぞ」
俺はそう言い部屋を出た。すると、マリーが質問してきた。
「櫂君のお父様とお母様はいらっしゃいますか?」
「俺の親か?俺の親なら2人とも俺が生まれてすぐに死んだぞ。」
「それは、失礼しました。」
「別にいいよ。でも、マリー達を紹介できないのは悲しいな。」
俺は親がいないことを言った。それと、マリー達を紹介できないことを残念に思った事も言った。
「じゃあ、行こうか。」
「「「「「はい」」」」」
俺達は家を出た。家を出ると案の定俺と陰月以外の全員は口を開いたまま立ち尽くした。そう、マリー達は車を見たのだ。魔法も何も無いこの世界で鉄の塊が走っているのだからそうなっても仕方ない。
「ボーっと、立ってないでさっさと行くぞ。」
「「「「は、はい」」」」
「危ないから、あれの前には出ないでるなよ。魔法なしだと、死ぬぞ」
俺は車は危ないことを伝え、買い物に出かけた。買い物に出かけたのはイ〇ンモ〇ルだ。
「着いたぞ、ここだ。」
俺達は着いたその場所で買い物を始めた。
あれから、数時間。俺達は買わなければならないものを全て買ってから家に戻った。ちなみに、俺は出ていた漫画や小説を買った。
「お金が底をつくぞこれ。」
俺は誰にも聞こえないような声量で呟いた。家に着いてから、俺達はリビングで休んでいた。マリーは昼ごはんを作り、俺は漫画を読み、他のみんなは部屋にあるものをいじっていた。一応、マリーにはガスの使い方や水の出し方などは教えたが大丈夫か?っと心配になる。が、昼ごはんは普通に出てきた。いつも、出てくるようなご飯が出てきた。違うところといえば食材が日本のものってとこだけだ。
「うまい!」
俺がそう言うと、マリーが嬉しそうにしていた。そして、フィナ達も美味しいと言って食べていた。
ご飯を食べ終えて、部屋でゆっくりしてから俺はみんなに行った。
「俺はこれからちょっと出てくるけどお前達は家にいてくれ。」
「いやです、私も行きたいです。」
「ごめんな、流石にこれには連れていけない。」
「そうですか。それじゃあ、仕方ありませんね」
マリーは付いて行きたいと言ってきたが流石に無理だ、と言うと諦めてくれた。
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
俺は家を出て、徒歩で5分ほどの所にあるお墓に来た。
「お母さん、お父さん。俺にも沢山の友達ができて、恋人もできた。今、俺はすっごく幸せだよ。だから、お父さんもお母さんも安心して下さい。」
俺はそう言い、手を合わせて目を閉じた。
俺は墓参りを終えてからアクセサリーの売っている店に行った。そこで、俺は色の違う指輪を4個買った。その後、時計の売っている店に行って時計も1つ買った。そして、家に帰った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
他のメンバーもリビングにいるようだったので、俺はリビングに行った。リビングにはきちんと全員いた。
「これ、地球に来た記念に。」
俺はそう言って、雅臣には時計をマリー達には指輪をプレゼントした。
「指輪は右手に付けてくれ。」
「何でですか?普通は左じゃないんですか?」
「いや、左つける指輪は俺が作るから。」
俺は頬を掻きながら言った。
返答は帰ってこなかったが、女性陣は全員顔を赤く染めていた。それから、夕ご飯を食べた。今日は地球に泊まっていく予定だ。寝るときは、リビングに布団を持ってきて、川の字になって寝た。
「また、来たいですね」
「そうだな。また、来ようか」
誰が言ったか分からないその言葉に俺はそう返して、ゆっくりと眠りにつくのだった。そして、次の日の朝に指輪を使って帰るのだった。




