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模擬戦

帰った次の日俺と王様はまた、帝国の跡地に来ていた。理由は代表者たちで模擬戦をするという事だった。俺は面倒臭いと思っていたのだが、王様に強制連行された。そして、転移する前に王様と話をした。


「なんで試合の前日に模擬戦なんてするんでしょうか?」

「分からんが、負けた魔族の王の腹いせじゃろう。」

「なんでそんなのに巻き込まれなきゃいけなんですか!面倒臭い。」

「そう言わんでくれ。我らだけ行かなかったら後で何言われるか分かったもんじゃない。」

「確かに、それはそれで面倒臭いですね。」

「じゃろ?だから、行くしかないのじゃ。」

「はぁ〜、分かりました。」


俺は渋々納得して、模擬戦に行くことにした。


「じゃあ、行きましょうか。」

「うむ、気乗りしないが行くのじゃ。」


王様が俺に触れたのを確認してから魔法を使った。


「転移」


転移先はもう見慣れた荒野だ。他の5つの国の王と代表はもう来ていた。国の代表達は俺のことを親の敵を見るように見ていた。


(絶対に面倒臭いじゃん)


俺は内心でそんなことを思いながらそちらの方へ歩いていった。


「お前がリーグランド王国の代表だな。今回の魔王討伐で、お前の力は借りん!」


その言葉に後ろの4人と5人の王様は頷いている。俺は面倒臭いので軽くあしらった。


「そうですか。頑張ってください。」


俺がそう言うと代表達は俺を睨んでいた。だが、その後は何も言わずにこっちを睨んでいるだけだった。


「それじゃあ、そろそろ模擬戦を始めましょうか。ちなみに、ルールは殺さなければなんでもありで、バトルロワイヤルだ。」

「分かりました。」


俺以外の全員がそっちを向いて頷いた。俺は、その瞬間にステータスを見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ファイ 年齢 26歳

種族 ドワーフ 職業 冒険者

レベル 50


HP 3000

MP 0


攻撃 1500

防御 1000

俊敏 500

魔攻 0

魔防 0

運 70


能力 土魔法 斧術

固有能力 鍛冶場の馬鹿力

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ティー 年齢 532歳

種族 エルフ 職業 冒険者

レベル 62


HP 1000

MP 3000


攻撃 800

防御 600

俊敏 1000

魔攻 3000

魔防 1000

運 300


能力 風魔法 雷魔法 弓術

固有能力 精霊魔法(風)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ベリア 年齢 138歳

種族 魔族 職業 国家魔術師

レベル 56


HP 1500

MP 2500


攻撃 1000

防御 1500

俊敏 1300

魔攻 1400

魔防 1000

運 50


能力 闇魔法 火魔法

固有能力 魔力強靭 ロックオン

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ガブリ 年齢 24歳

種族 天使? 職業 聖職者

レベル 70


HP 3000

MP 10000


攻撃 1000

防御 900

俊敏 2000

魔攻 4000

魔防 1000

運 100


能力 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 鑑定

危機察知

固有能力 基本属性魔法適正 看破の目


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 イスト 年齢 20歳

種族 人間 職業 冒険者

レベル 75


HP 2500

MP 500


攻撃 1500

防御 1000

俊敏 1500

魔攻 400

魔防 500

運 80


能力 剣術

固有能力 解放


称号 剣聖

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ガブリだけが少し強かった。だが、誰も俺には及ばない。


(てか、ガブリの天使?ってなんだよ。しかも、カブリ、転生者なのかよ!)


俺はそんなことを思ったが口には出さなかった。だが、顔は笑っていたと思う。他の代表がさっきより睨んでいるからそう思ったのだ。


「始め!」


魔族の王が開始の合図をして、模擬戦が始まった。案の定、他の代表は5人で俺を潰しに来た。俺は力を見られるのが嫌だったのでわざとやられた。


「いったー!痛い痛い痛い!骨折れる〜!」


俺はわざとらしい演技をした。内心では面倒臭いな、はやく終わらないかな?とか思っていたのは内緒だ。


「・・・・・」

「・・・」


俺が言葉を発しなくなると攻撃がやんだ。そして、代表達は弱すぎて言葉を失っている。


「そこまでだ。リーグランド王国代表はここで脱落だ。」


魔族の王が俺の負けを宣言した。そして、王様は腹を抱えて笑いを隠そうとしていたが隠せてなかった。てか、腹を抱えている時点で隠す気ないだろ。と、俺は思っていた。


その後、模擬戦は滞りなく終わり、明日に備えて今日はお開きとなった。ちなみに俺は演技だったため負けが決まった瞬間すぐに起き上がった。そんなことには、代表達は気づいてなかった。代表達は帰り際に俺に向かって、俺達が魔王を倒すから、雑魚はすっこんでろ。と、捨て台詞を吐いて帰っていった。


(明日は絶対に面倒だよな。)


俺はそんなことを思いながら王国に帰ったのだった。


魔王との戦いまであと1日になった。

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