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勇者達

こっちの世界の時間は櫂が前に住んでいた地球とは全く違う時間経過をしていた。そして、これは召喚される勇者の話。


〜〜〜

櫂が異世界に転移して3日後だった。櫂が急に学校に来なくなったことはクラスでは有名だった。何故なら櫂は今まで無遅刻無欠席の優等生でテストの順位も150人中10以内という優秀な生徒だった。そのため教師の間でも噂になっていた。その中で特に気にしている生徒が5人ほどいた。それは、櫂がいなくなる前に仲の良かった親友とも言える人たちだった。


「櫂のやつどこに行ったんだろうな?」

「分からないです。家に行ってもいなかったです。」

「案外どっかで普通に遊んでるんじゃね?」

「あの櫂君がですか?有り得ませんよ。」

「そうですよ!櫂君が私達に何も言わずにいなくなるなんて有り得ないです!」


櫂の親友達の名前は上から覇島(はしま) 勇翔(ゆうと)篠村(ささむら) (れい)神谷(かみたに 隆輝(りゅうき)香嶋(かしま) 柚香(ゆうか)有乃ありの りんだ。この中では麗だけが幼馴染みでったので一番落ち込んだ。


「本当に櫂どこいったんだろう?」

「きっとどこかで生きてるよ。元気だして麗」

「ありがとう、麟」


この5人は櫂がアニメを好きなことは知らなかった。いや、麗は知っていたがそんな詳しくは知らなかった。しかも、櫂は自分がアニメを好きなことを隠して生きていた。その理由はハブられるとかではなく、自分のアニメという空間に足を踏み入れるのが嫌だったからだ。


「はあ〜、こんなのになるんだったら告白しとくんだった。」


麗のその呟きにほかの4人全員が驚いた。いや、驚いたのは男子2人で女子2人は知っていたようにうんうんと首を縦に振って暖かい目で見ていた、自分の心の内にある思いを押し殺して。だが、そんな2人の思いを知っている麗は柚香と麟に冷たい目を向けていた。だが、男子達はそんな目に気付くことは無かった。


「「「はあ〜」」」


女子3人が少し長いため息をはいた。


キーコーンカーコーン


1限目の始まりを告げるチャイムがなったので、5人は喋るのをやめ席についた。


〜〜〜

朝から4限の授業を乗り切り昼休みに入った。この学校には学食があるが、櫂のクラスは弁当を持ってきている生徒が多く学食に行くのは10人ほどだ。なので今クラスには30人ほど生徒が残っている。


「ご飯食べよー」


麟が麗、柚香、隆輝、勇翔に声をかけ机をくっつけた。繋げた机は全部で6つであった。使っている机は5つもう1つは櫂の分だ。5人は櫂がいなくなってからずっと5つの机を櫂の机にくっつけてご飯を食べている。


「はあ〜、本当、櫂どこいったんだろ?」


それは誰もが思っている思い。分からないから困っているが、もし分かったとしても行く手段が無いためそれはそれで困ることになる。それから、いつも通り櫂の話をしながらご飯を食べていた。すると、教室の床に摩訶不思議な文字が浮かび上がる。


「全員外に出ろ!!」


誰かがそんなことを叫んだ。だが、外に出るより先にそれが発動してしまった。視界が真っ白になり何も見えなくなった。


〜〜〜

視界が真っ白になってから数秒たったあと視界がやっと戻ってきた。戻ってきたがそこは全く知らない場所だった。石造りの部屋、極めつけは銀色の装備を全身につけた騎士と思われる存在だった。


「ここはどこだ?」


誰かが言った。それは、全員の心の叫びだった。


「静粛に!」


その声がした方を全員が黙って見た。


「今から我が説明するゆえに聞いてくれ。」


俺達は黙って頷いた。


「よし。まず、この世界はリンドブルガルだ。お主たちの言うところの異世界じゃな。そして、ここがンガンド帝国の帝都の王城だ。お主たちはこの国が最近作った魔法で呼び出した勇者達だ。」


皇帝はそこで言葉を切った。そして、また話し始めた。


「つい先日魔王が復活した。それを討伐してほしい。まあ、直ぐにという訳じゃない。それなりの訓練を受けてそれなりの力を付けてから討伐に行ってもらう。」


皇帝はそういった。だが、誰かが言い返した。


「なんでそんなことしないといけないんだ!」

「「「そうだそうだ」」」


複数の生徒がその言葉に賛同するが5人の中にはそれに賛同するやつはいなかった。そんなことよりも5人はもっと重大なことに気がついた。


(櫂が異世界に来てる可能性がある!)


5人全員が同じことを思った。そして、麗はほぼ確信だった。アニメが好きということからもそんな事が出来るなら進んでやってそうだからだ。ただ、この世界にいるかは分からなかった。だから、麗は聞いてみた。


「皇帝、ひとつお伺いしたいのですが」

「なんじゃ?答えられることなら答えるぞ」

「櫂君って人はこの世界にいますか?私たちのような黒髪黒目の男性なんですけど知ってますか?」

「櫂?誰じゃそれ。でも、黒髪黒目の人物なら隣の国のリーグランドにいるらしいぞ。王族を助けワイバーンを倒し神獣を仲間にしているって噂だぞ。」

「それは本当ですか!?」

「本当だ。今度会いに行ってみたらいい。」

「そうします」


5人は全員が櫂がここにいることを確信した。


「やってくれるだろうか?」

「私たち5人はお受けします」

「礼を言う」


その頃には全員が戦うことを選択した。


「一緒に戦ってくれることを感謝する。あと、この世界ではステータスオープンと念じると自分のステータスが見れる。」


すると、クラスの人たちがステータスを見だした。俺達もステータスを見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 覇島 勇翔 年齢 18歳

種族 人間 職業 勇者

レベル 1


HP 1500

MP 200


攻撃 500

防御 250

俊敏 500

魔攻 160

魔防 200

運 20


能力 光魔法 隠蔽

固有能力 聖剣の持ち主 肉体強靭(フィジカルスペシャル)


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 篠村 麗 年齢 18歳

種族 人間 職業 魔剣士

レベル 1


HP 1000

MP 500


攻撃 200

防御 150

俊敏 400

魔攻 500

魔防 300

運 50


能力 水魔法 隠蔽

固有能力 魔剣の持ち主 魔力強靭(マジックスペシャル)


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 神谷 隆輝 年齢 17歳

種族 人間 職業 拳闘士

レベル 1


HP 1000

MP 0


攻撃 750

防御 200

俊敏 400

魔攻 0

魔防 100

運 10


能力 火魔法 隠蔽

固有能力 魔拳の持ち主 肉体上昇(フィジカルアップ)


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 香嶋 柚香 年齢 18歳

種族 人間 職業 聖弓士

レベル 1


HP 500

MP 100


攻撃 400

防御 50

俊敏 300

魔攻 150

魔防 100

運 30


能力 風魔法 隠蔽

固有能力 聖弓の持ち主 魔力上昇(マジックアップ)


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 有乃 麟 年齢 17歳

種族 人間 職業 聖槍士

レベル 1


HP 650

MP 150


攻撃 450

防御 200

俊敏 600

魔攻 200

魔防 150

運 40


能力 土魔法 隠蔽

固有能力 聖槍の持ち主 肉体上昇(フィジカルアップ)


称号 異世界からの転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺達は5人ともステータスを見て驚いた。全員が最高ランクに位置づけられている職業を持っていたからだ。だが、バレると面倒そうなので俺達は能力にあった隠蔽でステータスを偽装した。


「この中に勇者の職業を持つ者はいるか?」

「はい、はーい」

「お主が勇者かこれから頼むぞ。」

「はい!」


俺達は全員誤魔化すことが出来たようだ。そして厳しい訓練が次の日から始まるのだった。


だが、皇帝は気づいていた。この中に今回の魔王と戦って勝てる見込みのある人物は1人も居ないことを。


これから勇者達の訓練の描写は書くつもりありませんw

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