表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月滅剣(過去編)  作者: ゼロ
3/32

少女の証明

第2話 短く長く

 


男の名前はジャック。鍛冶屋だ。


ジャックはこの町に住み、鉄をたたいている


 よぉ、仕事か?男が尋ねると、俺は…マリスという女に頼まれたと言った


それから事情を話すと…


俺には関係ないな とジャックが答える


さらに言う 俺にはそんなものは作れねぇよ


御剣は門前払いを食らった


噴水の前で考え込む…自分がこの世界に来たこと…マリスのこと…頼まれた剣のこと…


隣ではピエロが手品を振るっていた。


時代背景は十九世紀くらい…ヨーロッパのイメージ。


御剣はその町を探索することにした。


『自由奔放なのもどうかと…』


一人の男がつぶやいた。


古ぼけた赤い服に銀色のチョーカー派手目の服…


変った男だなと思いながら。その男が去っていくのを待つ


ゴーン ゴーン 12時の時計の音が響く。少し目を離した後にその男は去って行った


御剣はお腹が減ったので何かを食べようとした。マリスにもらったお金を握りしめてパン屋に向かった


 いらっしゃいませー 店員の声が響く 俺は角のテーブル席に座り、紅茶を飲む


すると先ほどの派手な男と鍛冶屋が一緒に座っているのを見る


その男は鍛冶屋に袋に入った金貨を渡し一言、『女を殺せ』と聞き取れるような声の大きさで言った


店を後にした御剣は鍛冶屋の男の家にもう一度行った 鍛冶屋は御剣を無視して黙々と大剣を打っている


御剣は険悪な面持ちで、やはり金なのかと話した。だが鍛冶屋は言った…『お前の言う短刀は俺には作れねぇ』


 御剣はマリスのところに戻った。その帰り道にマリスに土産を買おうとした。その時に聞こえた…


            



         お前は騙されている つまり…呪われているのだ…と


 マリスは帰ってきた御剣に『すまなかったな…ガキの使いのようなことをさせて。やはりあの鍛冶屋には無理だったか』と言った


土産物の簪をつまらなそうにみながらマリスは『貴様…私の弟子にならないか?と言った』私にはそれがとても冗談だとは思えなかったのだ


 俺は自然に構わないよとマリスに告げていた。本当に自然に…マリスは俺で俺はマリスで…そんな意味の分からないことを思っていた

 

16の俺はいつも自分には何もないと思っていたとか、ヒーローになりたいとか…そんなことを思っていた


だがマリスならそれをかなえてくれると思ったのだ。


それから数日間、マリスとの修行の日々が始まったのだ。


 まずは薪木斬ることから始めさせた。それから木刀を振るう練習。




呪いとは何か?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ