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気になるあの子

「おつかれ、今日は過激だったなぁ。」


シュウジは差し出されたコーヒーをうけとり首を振る。


「いくら過激にしたってサボったって同じですから。それなら僕は自分の精神衛生のために必要最低限やります。サボって罪悪感感じるの嫌なんで。」


「真面目だねぇ。難儀するよ、この先。」


中島はそれだけいうとあくびをしながら部屋を出ようとする。


「ん?飯行くんすか?」


「いや、ちょっとな。嫁さんから電話だから。」


歯切れの悪さは気になったがもしかすると旅行中に何かあったのだと思い黙って見送る。


「難儀ねぇ。難儀難儀。」


彼は朝コンビニで買ってきていたパンを鞄から出し食べ始める。

食べてるうちにポキポキとスマホから通知音が鳴る。


『やっとお昼だよ〜

こんな世界でまだこんなに真面目に仕事してるのって日本くらいだよねぇ』


桔梗からのメッセージに心を躍らせつつもすぐには返信しまいと一度スマホを伏せる。

しかし、焦れる気持ちに負けてすぐにまたスマホを持ち上げトーク画面を開く。


『おつかれさま!

ほんと日本人は昔から仕事人だよなぁ。

今日お昼は何食べてんの?』


送信してから思う。

返事するだけではと思いつけ出した文言が流れを無視してしまっていると後悔した。


その思いなどつゆ知らずの桔梗からメッセージが返ってくる。


『今日は同僚とランチ!

いっぱい頼んじゃった^_^』


メッセージと同じくして送られてきた写真にはパスタ、ピザ、サラダ、ドリア…。

収まっていないものもあるのだろう、写真から見切れているものもある。


シュウジは内心少し引いていた。

それでも久々に気になる異性であることをすぐに思い出し好意的なな意見を捻出して返そうとする。

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