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プロローグ
世界は未曾有のパンデミックに陥っていた。
突然人が思考能力を失い、自身の食欲を満たすためだけの生物となる。
いわゆるゾンビと言われるものだ。
しかし感染経路は未だ不明。
感染するものかどうかさえ不明。
噛まれなければ大丈夫ーーというものでもない。
なんでもない、いつもの日々を送るはずの隣人が突如としてゾンビ化する。
そんな恐怖に麻痺した人々は普段通りの生活を送っている。
政府は特別措置をとった。
学校、職場などには緊急時のみ使用が可能なテーザーガンが配備された。
電気信号で筋肉が硬直させ、排除もしくは捕縛することを許した。
あらゆる研究機関でゾンビたちは生きているものも死んだものもあらゆる手段を使って調べられている。
しかし、未だ原因となるものは見つかっていない。
こう言った未曾有の事態に差し掛かると必ず現れる神の裁きと宣う連中を笑えなくなってきた頃。
シュウジはある特務に就くことになった。




