景色の中にある温かいモノ
森の中は凄く綺麗だった
特に森の奥にある平野はとても心が落ち着いた
空が暗くなるまで、ずーっと平原で寝っ転がりながら、辛いこと、その全てを忘れて
この綺麗な景色をただただ眺めていた
空が真っ暗になる頃には、星も見えていた
視界いっぱいに広がるこの星空は、街中では見ることなどできない
だからか、とても新鮮で何よりも美しく見えた
このまま何もかも忘れて、この景色を一晩中見ていたい
けれど、もう家に行かなければ
そしてゆっくりと立ち上がり、家の方向へ歩いていく
その足取りはとても重かった
家に着くまでの間、今週の週末もまた来ようと心に誓いながら、街灯の下を1つ、また1つとくぐっていく。
ズキン
その瞬間、頭に激痛が走った。
今までに感じたことのない激しい痛み
頭の内側を殴られたかのような、脈打つようなそんな痛み
もう立つこともままならなくなり、ついには倒れることになってしまった
そのまま頭がぼーっとしていき、意識が遠ざかっていく
「大丈夫ですか!?」
そんな声が聞こえる.....
「すみません!今道端で倒れている女性を発見しまして、早く救急車をお願いします!!.....」
誰かが何かを言っ.......
そこで私の意識は途絶えた




