全ての始まり
ーーーーあなたは魂がどこに行くか知ってる?ーーーー
あの声は....
目が覚めると、部屋の窓から太陽の光が差し込んでいた。とても明るく、眩しい。
手で光を遮りながら、カーテンを閉める。
昨日は、疲れてすぐに寝てしまった。そのせいでカーテンを閉めるのを忘れていたのだろう。
そんなことを考えながら、重い瞼を開け、まだ怠い体を起こし、のそのそとベッドから降りる。
また、1日が始まるのか
いつもいるこの程よい暗さの部屋を名残惜しく感じながら、ゆっくりと部屋から出る。1階に降りるとそこには、母がいた。
「おはよう」
カチャカチャと食器がぶつかる音を鳴らしながら、目線だけこちらに向くが、すぐにその目線は手元の食器に戻る。
テーブルの上には、湯気がたっている朝ごはんが置かれていた。
「いただきます」
ーーー選択ーーー
〜存在しない1つの星〜
〜忘れ去られた1つの星〜
あなた方への最初の選択肢
どちらを選んでも、私には関係ない
何故ならあなたの人生だから
〜存在しない1つの星〜を選んだ者は、このまま次の話を
〜忘れ去られた1つの星〜を選んだ者は、「神魂と魂魄の行方 〜選択 忘れ去られた1つの星〜」と書かれた作品を
そのどちらかを選びなさい。それがあなたの仕事でもあるのだからーーーー