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私異世界に来ちゃいました!?

パソコンのブルースクリーンの光しかない部屋、そこにジャージ姿の1人の少女がいた、その少女はパソコンを見ながらよだれを垂らしていた。

冬川「ぐ、ぐへへ」

彼女の名前は冬川ふゆかわ由美ゆみ中学2年生で現在引きこもりしてる、引きこもりになった理由は小学生の頃に陰キャだったから中学生デビューしようとしたらミスりまくって、学校に行くのが恥ずかしくて引きこもりになった。

冬川「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛最高〜」

そんな彼女は今BLアニメを見ていた。

冬川「かっこよすぎるぅ゛ぅ゛ぅ゛」

BLアニメを見ながら絶頂していた冬川だったが急に眠気が襲ってくる。

冬川「ねむ…流石に2日連続オールは……きつい……」

冬川は寝てしまう、そして目が覚めると…


冬川「え」

冬川は木がちょっとある広い草原にぽつんと立っていた。

冬川「えぇぇぇぇ!!!???」

冬川「ここどこ?私家に…いたはず……」

冬川が混乱してると遠くから1人の女性が走ってくる、それに気づいた冬川は……

心の中の冬川「え、あれ?人?良かったぁ、とりあえずここどこか聞こ、家に帰ってアニメの続きみたいよ〜、推し見たい゛ぃ゛ぃ゛あ゛ぁ゛ぁ゛禁断症状でそう」

女性が冬川の元に来て喋る、女性は金髪でショートで優しそうな雰囲気を感じる。

女性「あの~大丈夫ですか?先程ここでとても驚いたいたので」

冬川「あ、え、あぁ、その、え、あ」

女性「?大丈夫ですか?」

冬川「ゴニョゴニョ」

女性「?」

心の中の冬川「人と話すの久しぶり過ぎて緊張して…うまく声が出ない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛、どうしよう頭の中真っ白、なに喋れば……あ、そうだった、ここどこか聞くんだ、で、でも私見たいな陰キャでオタクで引きこもりで生きる価値のないクズに教えてくれるわけないし、そもそもこんなクズを心配してくれる優しい人がいるわけないんだ、この草原もおかしい、家で寝たら急に草原にいるっておかしいでしょ、あ、私夢見てるんだ、そうだ、そうに決まってる」

女性「あの~?どうしましたか?」

心の中の冬川「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛私見たいなゴミを心配しないで欲しいよぉ゛ぉ゛ぉ゛ほっといて欲しい、なんでもないからぁ゛ぁ゛ぁ゛、お母さん以外の人とあまり関わった事無いから怖いよぉ゛ぉ゛ぉ゛、あ、もう逃げよう、この空気感むりぃ゛ぃ゛ぃ゛」

冬川は逃げようと後ろを振り返って走ろうとするが速攻でこける。

冬川「あ、グフ」

冬川は身体が貧弱過ぎて気絶した。


冬川は目が覚める、目が覚めると見たこと無い部屋のベッドで寝ていた。

冬川「知らない天井だ」

心の中の冬川「あれ?確か草原にいて逃げようとしたらコケて……」

部屋のドアが開く、開くとそこには先程の女性がいた。

女性「あ、良かったぁ目が覚めたんですね、急に逃げるから驚きました」

心の中の冬川「この人がコケて気絶した私を部屋まで運んでくれたのか、ありがたいけどどうお礼すればぁ、私見たいなクズに出来ること……」

女性「あの〜?」

冬川「あ!?、へぁ!?」

女性「どうして逃げようとしたのかな?」

冬川「ごめ…んな……さ…い」

女性「え~と、あの謝罪を求めてるんじゃなくて理由を聞いてるんだけど……」

冬川「あ、そう…です……よね、すいま…せん……、クズで……」

女性「あ、いやそんなこと無いよ、それでなんで逃げたのかな?」

冬川「くうき…か…ん」

女性「空気感?あーまぁ気まずかったよね、それで逃げようとしたの?」

冬川「は…い……」

心の中の冬川「私喋れないよぉ゛ぉ゛ぉ゛ちゃんと聞こえてるのかな?臭くないかな?変と思われてないかな?怖い、不安だよぉ゛ぉ゛ぉ゛」

女性「うーん、そっかぁ、それじゃあなんで草原で驚いてたのかな?えぇぇぇぇって言ってたけど」

冬川「え、あ、その……ふぇ…ぁ」

心の中の冬川「もう無理だよぉ゛ぉ゛ぉ゛私今恥ずかし過ぎて死ねる、と言うか死ぬ、人と喋るの怖い」

冬川は毛布に包まる。

女性「あ、う~ん、どうしようかな、そういえば自己紹介して無かったよね、私ネバー・マイアよろしくね、あなたは?」

冬川「……ふゆかわ……ゆみ…です」

マイア「ユミちゃんか、いい名前だね」

冬川「ありがと…うござ…い…ます」

心の中の冬川「この人優しすぎるよぉ゛ぉ゛もう天使いや天使超えて神だわ、私見たいな人間にここまで接してくれたのお母さんとこの人だけだよ、マイア様とお呼びしたい」

ドアがノックされる、そして開く、開くと赤髪のポニーテールの女性がいた。

赤髪のポニーテール「マイア、速くしないと店長に怒られるよ」

マイア「あ、もうそんな時間!?その〜、私そろそろ行くね、ユミちゃんまたね」

マイアと赤髪のポニーテールの女性は部屋を出ていった、その後足音が遠くなっていきドアの開け締めの音が聞こえた。

心の中の冬川「行った…?人といるの辛かったから良かったぁ、とりあえず現状を整理しよう、え〜と深夜にアニメ見てたら眠くなって寝て起きると知らない草原にいてマイア様が来て逃げてコケてこの部屋で目が覚めてマイア様と会話した、えっとなんで寝て起きると草原にいるの?やっぱり夢?でも夢にしては妙に現実味にあるし………アレ?これってもしかして私異世界に来ちゃいました!?どうしよう?どうしよう?とりあえず部屋出る?怖いからやっぱ無し、部屋を探索する?でも人の部屋だし……やめとこう………」

冬川「ん、なにこれ?」

冬川は地面に手紙が落ちてる事に気づく。

冬川「これ?マイアさんの?」

中身を見ると見たこと無い字で書かれてた。

冬川「日本語?じゃないよね…異世界語的な物かな?どうしようこれ多分マイアさんのだよね、大事な物なのかな?届けに行った方が……でも場所わからないし…外怖いし…どうしよう……」

心の中の冬川「戻って来るまで待った方が良いかな、私が届けに行ったとしてもマイア様が戻ってたらただのすれ違いだし……」

ドアの開け締めの音が聞こえた。

心の中の冬川「マイア様が帰ってきた?良かったぁ、とりあえず手紙渡そう、落ちてましたよって言おう」

足音が近づく、そして部屋のドアが開くと……

冬川「これ…落ちて…………」

ゴリゴリの筋骨隆々の丸坊主のおっさんがいた。

冬川「え、あ、死……ん…だ」

冬川は涙を流しながら、足を産まれたての子鹿並に揺らす。

ゴリゴリの筋骨隆々の丸坊主のおっさんは冬川を見て冷や汗を出しながら困った表情をしていた、そして冬川が手紙を持ってる事に気づく、そしておっさんは手紙を貰おうと腕を冬川に近づける。

冬川「あ、あわわわぁぁぁ」

冬川は怖すぎて持ってた手紙を落とし泡を吹きながら気絶する。


目が覚める、目が覚めるとさっきの部屋のベッドにいた。

冬川「あれ?私…確か……手紙を…」

マイア「あ、おはよう、泡吹いて倒れたって聞いて驚いたよ?」

冬川「マイアさん!?」(驚き過ぎてイントネーションおかしい)

隣にいたマイアに気づき驚く。

マイア「体調大丈夫?」

冬川「あ、へ?あ、はい」

マイア「良かったぁ、ごめんね、店長が……」

部屋のドアが開く、そこには何かが入った箱を持ったさっきのゴリゴリの筋骨隆々の丸坊主のおっさんがいた。

冬川「あ、あぁぁ」

マイア「あ、店長」

冬川「死…ん…だ…………」

マイア「ユミちゃん大丈夫だから、落ち着いて」

冬川「へ?」

マイア「あの人は私が働いてる仕事場の店長で外見は怖いけどとても良い人だから」

冬川「…ほん……と?」

マイア「本当本当」

冬川「良かったぁ」

店長は近づき何かが入った箱を冬川に渡してくる。

冬川「なん……です…か?」

マイア「驚かせたお詫びらしいよ、開けてみて」

冬川「は、はい」

箱を開ける、中にはショートケーキ2切れとフォークが入っていた、ケーキを見た冬川はよだれを垂らす。

冬川「た、食べて…いい……です…か?」

冬川は顔をあげて、まだ怖がりながらも店長の顔を見て聞く、店長は冬川の質問に笑顔で頷く、そして冬川はフォークを使いケーキを食べる。

冬川「!?」

あまりの美味さに驚いた冬川はどんどんケーキを食べる、マイアと店長の2人は保護者の様な目でケーキを食べる冬川を見つめる、そして数分で食い終わる。

冬川「美味しかったぁ」

マイア「そっかぁ、そう言ってくれて嬉しいと思うよ」

そう言いながら店長の方向を見るマイア、店長はめっちゃニコニコしてる。

冬川「店長が作ったんですか?」

そう言うと店長は頷く。

マイア「私達はパティシエなの」

冬川「パティシエなんて凄い」

マイア「ふふ、ありがとう」

冬川「そういえば店長はなんであの時部屋に来たんですか?」

マイア「あの時?あ~、手紙を取りに行った時かな?」

冬川「あ、手紙を取りに来てたんだ、と言うかなんで店長喋らないんですか?」

マイア「店長はその色々あって声が出ないの」

冬川「え、そうなんですか?ごめんなさい」

そう言うと店長は、首を横に振り、別にいいよ的な顔をする。

マイア「そういえば店長時間大丈夫ですか?」

店長は驚いた顔して、腕時計を見たあと急いで部屋から出て行こうとする。

マイア「さようなら〜」

冬川「あ、ケーキ美味しかったです」

店長は手を振り、部屋から出て行く、足音が遠のくそしてドアの開け締めの音が聞こえる。

マイア「さ〜てと寝よっか、時間遅いし」

冬川「え、あ、はい」

マイア「ごめんね、ベッドこれしか無いの」

冬川「わかりました」

マイアは電気を消す、2人はベッドに入り寝る。

冬川「マイアさん……」

マイア「どうしたの?」

冬川「なんで見ず知らずの私を部屋に入れて寝床も用意してくれたんですか?」

マイア「昔恩人に困ってる人がいたら助けなさいって言われたからかな」

冬川「なるほど、そういえばもう聞かないんですね」

マイア「ん?」

冬川「私が草原で驚いてた事」

マイア「あ~、言いたくないのかなって思ってね、言いたくない事は言わなくて良いよ」

冬川「……………」

マイア「今度は私が質問するね」

冬川「はい」

マイア「もう私怖くない?」

冬川「え?」

マイア「初めて会った時より喋れてるから」

冬川「あぁ、確かに」

マイア「慣れたのかな」

冬川「すいません、自分でもわかりません」

マイア「謝る必要無いよ、そろそろ寝よっか、おやすみ」

冬川「はい、おやすみなさい」

息抜きで書いた、一応シリーズだけど多分そこまで続かん、最初と最後の冬川がキャラが違う?安心しろ、ちゃんと初めて相手には陰キャになる、心を許したマイアと店長だけにああなる、心を許すのが速い?スゥー、今日良い天気だね、そんじゃ。

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