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どらたび~ドライブ女子の旅物語~  作者: yuuki
そうだ、海行こう
6/10

ぷちひと休憩

ひと息ついていきましょう~

三台揃ってサービスエリアに入り、駐車場に車を停める。

飲み物だけでも買おうとカバンをひっつかみ、車を降りる。

「ん~…!」

思いっきり体を伸ばし、筋肉をほぐす。

さすがにずっと座っていただけに、体を伸ばすだけで結構すっきりした。

両隣からも車から降りる音がし、見ると全員とも体をうーんと伸ばしていた。

「いやー、さすがに疲れますねー」

軽く欠伸をしている加奈さんに声をかける。

「あの、ほんとすいません。なにも言ってないのにSA(サービスエリア)入っちゃって…」

シルビアから降りてきた二人も近づいてきて、ストレッチをしながら会話に参加する。

「いや、俺達もちょっと疲れてきてましたし、助かりましたよ」

「そーそー。水もなくなりかけてたしほんとにね」

湊さんも結衣さんも笑いながらフォローを入れる。ほんとにこの二人には感謝しかない。

「えっとじゃあ、とりあえず十分程度の休憩ってことで。結衣さん、水買いに行きませんか?」

結衣さんも同じく水を買いたいとのことで、声をかける。

「あっ!行きましょ行きましょ~!」

それに対して加奈さんも水がなくなってきていたそうで

「わ、私も行きますー!」

と同行することが決定した。

どんどん水購入勢力が増えていき、残りは湊さんだけとなった。

「えまって全員行くの?じゃあ俺も行きます!」

空気を読んだのかどうなのか。結局全員で水分補給と言うことになった。


私と加奈さんがコーヒーとお茶。結衣さんと湊さんが水を購入し、トイレ休憩などで解散した。

私もトイレ休憩を済ませ、さてどうしようかと思っていると、ちょうどトイレから出てきた結衣さんとかち合った。

「あっ、麻衣さん!一緒にコンビニ行きませんか?」

コンビニと言うと、確かSA内にあったはずなので、そこのことだろう。

「もちろんです!行きましょ行きましょ~」

ついでに何か軽食でも買おう…と思い、一緒にコンビニに行くことにした。

「そういえば、結衣さんって車好きってわけでもないんですか?」

何気に訊いていなかったことを訊いてみる。

「前までは車なんてタイヤが四つ付いてて走れば車だと思ってたくらい興味なかったんですけど、今はまぁ、ちょっとわかるくらいには…」

なるほど。ということは

「湊さんの影響ですか?」

少々にやにやしつつ質問してみる。

私の質問を予想していなかったようで、結衣さんは

「えっ、まっ、まぁ…そんな感じです…」

と、挙動不審に答えた。すごく…すごくピュアだ…。

「あっ、あいつのことはどうでもいいじゃないですか!そっちこそ、そういう話無いんですか!?」

顔を真っ赤にさせながら、こっちに話を振ってくる。

「私?私は何にもないですよ。ND一筋、車人生です」

務めて平然に答える。ちょっとびっくりした。

結衣さんは話の中心を移せなかったのと、私にそういう話がなかったことでもやもやした表情をしていた。

「そうですか…。あ!ほら!学生時代に一つくらいは…」

どうにかして私の方に持っていきたいらしい。とはいっても

「ないですねー。非モテ人生まっしぐらです」

学生時代からどこかに遊びに行くのが趣味だったし、それも基本一人で行くため趣味友以外はいなかったのだ。そして、趣味友に男がいない。

「何と言うか…うん、なんかすいません」

「いえいえ、別に彼氏いらないですし、謝らないでください」

私は事実を述べただけなのだがなぁ…。なんだかな。

などと雑談をしているとコンビニに到着したので

「ほら、コンビニ着きましたし。やること済ませましょ」

話の流れを断ち切って、コンビニに入店した。

パンにしようかおにぎりにしようか悩むな…。

「そういうえば、結衣さんはなんでコンビニに?」

何も考えずについてきたが、なぜコンビニに来たのだろうか。と思い、訊いてみた。

「ちょっと軽食とノートを買おうかなって思いまして」

「ノート?」

一体なぜノートを買うというのだ…。

「高校で使う大学ノートをちょうど使い切っちゃいまして、買わないとなーって思ってたんです」

なるほど、高校か。考えもしなかった。

確かにコンビニにはほんとに何でも売ってるので、こういう時に忘れないうちに買うのは正解かもしれない。

「それじゃあ、私は適当に軽食買ってくるから」

「了解です、それじゃあコンビニ前でまた集合で!」


「おー、どこ行ってた?」

「ちょっと麻衣さんとコンビニ。ほら、ノート買いたいって言ってたじゃん?」

買い物を終えて車に戻ると、加奈さんと湊さんがすでに集合していた。

二人とも結構打ち解けているようで、私としてもありがたいことである。

「それじゃあ、全員集合したので!ドライブの続きに行きましょー!」

加奈さんの声かけに全員ではーいと返事をし、各々(おのおの)車に乗り込む。

エンジンをかけ、ナビを再設定する。

大体半分ほど走ったとは思うが、目的地はまだまだ先だ。

そして一番心配なのが渋滞。

はまらないように祈りながら、加奈さんのスープラに続いた。

ドライブ回二回目!今回はサービスエリア回です。

恋バナ書くと結構書けますねー、あのカップル、めちゃ見てて楽しい。自分で書いてるのに。

サービスエリアでの休憩なんてそこまで話作れないだろうと思っていたら一話分作れてしまってちょっとびっくり。

ちょっと休憩してドライブ再開かと思いきや。なんだかんだ二千文字埋まってしまって…

次回こそは美浜サーキットつくかなぁ…

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