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どらたび~ドライブ女子の旅物語~  作者: yuuki
そうだ、海行こう
2/10

夕日と青春と

今回はドライブ回になりそうです

私の住んでいる浜松市周辺から浜松バイパスを通り、恋路ヶ浜(こいじがはま)までは文字通りほぼまっすぐの道のりだ。

私からすると高速道路などの道は結構楽しく思えている。

速度も出せるし、何よりいろいろな車が走っているのを見ることができるからだ。

たまにレアな車が走っているとちょっとテンションが上がるし。

推しの曲を流しつつ、車の流れに乗って走っていく。

ふと、後ろから重低音がした。

「おぉ、スープラだ!」

右側から颯爽(さっそう)と抜いていったのはトヨタのGRスープラ。しかも赤!かわいい!

そこそこ飛ばしているようで、すぐに車の波に消えていった。

「スープラかぁ…いいよなぁ…」

少しばかりにやにやしながら呟く。

愛車から浮気する気はさらさらないが、スープラはどうしても見とれてしまう魅力があるクルマだろう。

いいものが見れた…と思っていると。

「うげっ!」

目の前に渋滞が現れた。


「あー、すすまなーい」

シフトレバーを人差し指でとんとん叩く。

時間は五時五十分程。もう少しで六時か…

渋滞にはまってから早十分。

ちょっと進んでは止まって…またちょっと進んでは止まっての繰り返し。

そろそろクラッチを操作する左足が疲れてきた。

「日ごろの運動不足がたたったか…」

デスクワークに恨みを寄せながら目の前の車が進まないか睨み続ける。

「あっ」

右前方に先ほどのスープラが止まっている。

なんか…気まずい気がしてしまう。

どう考えても向こうはこっちを認識すらしてないだろうに…悪い癖だ。

プレイリストももう2周目に突入しそうである。

「早く抜けないかなぁ…渋滞…」

さらに時間が進むこと10分。時間で言うところの午後6時ごろ。

やっとこさ渋滞を抜け、ずっと視界にとらえていたスープラも颯爽と走り去っていた。

うーむ、到着予想時刻が伸びてしまった。

夕日ジャストが見れないかもしれなくなってきた。

既に結構空もオレンジ色になってきている。

オレンジ30青空70くらいの割合だろうか。いや、もっとあるか。

ちょーっと焦っているようでアクセルを踏む力が強まる。

「あと一時間以上のドライブ…先は長いな…」

左側に広がる海をチラ見しつつ、前の車を追い抜いた。


「やーばいやばいやばい!もう結構夕日来てるじゃん!」

現在時刻はほぼ七時。だがしかし未だに到着する兆しはない。

「田原市とかに入ってるからあとちょっとなはずなのに!」

海沿いの道を飛ばして恋路ヶ浜を目指す。

もうこの辺の海でいいのではないだろうか…などと思いはじめてしまっている。

いやいや…恋路ヶ浜っていう場所がいいでしょ…

それこそ写真映えするスポットとかさ…

頭の中で愚痴りながらギアを上げる。

カーナビ曰く、あと十分とかで到着するようだ。

「よーし、海のためだ!待ってろよ夕日と青春ー!」

車の中で叫び、アクセルをさらに踏み込んだ。

もうそろそろ太陽も下がってきて、サングラスが必須になってきそうである。

一応サングラスは常備してあるが、取り出すのは面倒くさい…

まぁまだ大丈夫だろう。たぶん!メイビー!

ラッキーなことに、信号にもあまり捕まっていない。

間に合う!これは間に合うぞ!

渋滞で沈みかけていたテンションが上がっていく感覚がした。

NDロードスター、メイン車のくせして私あまり詳しくないんですよね…

そのため、変なところ等ありましたらじゃんじゃんご指摘ください!

次回こそは海に到着しますゆえ、よろしくお願いします。

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