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どらたび~ドライブ女子の旅物語~  作者: yuuki
そうだ、海行こう
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そうだ、海行こう

マイペースに行きましょ~

そうだ、海いこう。

ふとそう考えたのは会社での休憩中だった。

季節は七月上旬。

カレンダーに載せられたハワイの海の写真が目に入り、今シーズンまだ海を見てすらいないことに気がついた。

今日は花金。

思い至ったが吉日。とばかりに残りの休憩時間をすべて使い近くの海、ホテルなどを調べ上げた。

「愛知、静岡、三重近辺のおすすめビーチ10選!」

と題されたページを見て目をつけたビーチをメモし、そのビーチの近くの空きホテルを探した。

なんとびっくり。今日の夜から入れるところがあるじゃないか。

目を付けたビーチの場所は愛知県の恋路ヶ浜(こいじがはま)

勿論(もちろん)、名前だけを見て決めた場所である。

遠くはあるが、全然余裕な距離。即決だった。

ネット上でホテルを予約し、仕事に戻った。


「お疲れ様でしたー!」

時間は午後五時。

気持ち心を躍らせながら会社を後にし、颯爽と駐車場に向かう。

時の流れは速いもので、つい先日までは五時なんてもう真っ暗だったのに

今はまだ夕日すら見当たらない。

とりあえず、一度家に帰りせめて荷物だけでもどうにかしなければ。

などと考えながら軽のロックを解除し、助手席にカバンを放る。

さっさとエンジンをかけて会社を出発し、家に向かう。

海についたら何しようかなぁ…などと考えつつ適当に走る。

とはいえ会社から家まで遠くもないので15分もすれば到着する。

普通に走っていればあっという間である。

家の前の駐車場に軽を停め、早足で家に入る。

「ただいまー」

の言葉も早口ですませ、リビングから聞こえる母の返事もスルーする。

自室にはいり、身支度を整えはじめる。

どうせ今日は花金だしとカバンも適当に置いて服も…まぁこのままでいいだろう。

うちの会社はラフな服装OKなので、私服当たり前なのだ。

こういう時にすごく助かっている。

明日分の着替えやら何やらを適当なバッグに詰め込んで、()()のキーをひっつかみ玄関に向かう。

「ごめんお母さん!ちょっと海見に行ってくる!」

ドア越しのリビングに叫び、相手の返事もそこそこに玄関ドアを開けた。

先ほど車を止めた駐車場ではなく、家の隣に建ててあるガレージに向かう。

電動のシャッターが開く時間すらもどかしい。あぁ、早く開かないものか。

シャッターが上がると真っ赤な車が目に飛び込んでくる。

やはりいつ見てもかっこかわいい。

マツダ、ND型ロードスター。

マツダの傑作スポーツカーであるNA型ロードスターから続くロードスターシリーズの四代目。

父が車好きでNA型に乗っていたために私も車好きになり、この車は私がND型に一目ぼれし購入したものだった。

NDの隣にNAがないことから、まだ父は会社から帰ってないことがわかる。

最近はもう生活リズム的な問題であまり顔を合わせられていない。

あるとすれば朝か深夜くらいだ。

NDのトランクを開けてカバンを放り込み、財布などを入れたカバンだけを誰も乗ることのないであろう助手席に放り込む。

時間はまだ午後五時半。ようやっと夕日が顔を出してきた頃だ。

早速エンジンをかけてギアを一速にに入れる。

クラッチ操作も慣れたもので、自慢できるほどスムーズに発進させることができるようになった。

住宅街を抜け、交差点に入ると、一気に「今から旅行をする」実感がわいてくる。

心がとてもワクワクする。こんな日には屋根も開けたいものである。

面倒くさいのでやらないが。

ナビ曰く、ここから海まで一時間半程度のドライブ。楽しんでいこうじゃないか!

「到着頃なら夕日ジャスト!海!見るぞー!」

車を小説に出したい…そんでもってゆるーい旅ものを書きたい…ずっと思ってたんですよ。

でも下手にするとどうしたも某キャンプ漫画感が出てしまう。それは絶対に回避しなければと

考えた結果ドライブ半分旅半分となり…

しかも車系のことに関してもなかなかしっかり書いてしまい…

結構コアなお話になってしまった感はありますが!

もしこれを見ているのならゆるーく見ていただければ幸いです!


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