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クローゼットトラベラー  作者: モノクロ◎ココナッツ
第二部、第三章
45/46

あれ? 地球だっけ?


 そこにあるのは、まさかの自動車。……いや、うん。 間違いなく自動車で、そのボンネット付近についているエンブレムも、地球で見慣れたものばかり。

 新車のディスプレイだろうか。ライトアップの配線が施された針葉樹の根本には、まるでその樹を囲むように光り輝く車達が並べられていた。 


 ……そんな中でただ一つだけ地球との違いを言うのであれば、デザインが尖っている、とでも言うのだろうか。

 最近の自動車は中身の性能の向上は勿論の事なのだが、その外装も怪我の具合を少しでも軽減させる為か、どうしても丸みを帯びているものが多い。

 だがここに並べられているのは、某電気自動車メーカーの新車もびっくりなカクつき具合である。

 ……とは言ってもまるでローポリゴンの様な出来栄えではなく、飽くまで古臭い……と言ったら聞こえが悪くなってしまうのだが、簡単に言うのであれば古き良きダッジ・チャレンジャーだろうか。

 それかハコスカと言った方が馴染み深いだろうか。


 だがサイズ感はこちら側に合わせており、日本車基準からすると横幅が広く、車高も全体的に低めに設定されているのか、ドノーマルであっても少しばかり低い様にも思える。

 まぁ、エアロの縦幅が長いのかもしれないのだが。


 そんな、男のロマンとも言える、何処か古めかしさを感じる車体に男心を(くすぐ)られ、つい某ドイツ車メーカーの中を覗き込んでしまうのだが、その、少しばかり覗き込まなければ良かった、と我ながら激しい後悔に苛まれてしまう。

 間違っても内装が気に入らないとか、クソ面倒そうな構造をしていると言う訳ではない。……逆に格好良すぎて欲しくなった程。……見た所右ハンドルと左ハンドルが混在しているので、そこだけはちょっとばかし頂けないかな? っと思う程度。

 その肝心の動力源は何かはわからないのだが、変速機構がマニュアルトランスミッションで、武骨でいて細身のステアリングハンドルの向こう側には大き目な丸形のアナログ三連メーターに、その横に備えられた補助メーターが、また男心を擽ってワクワクしてしまう。


「……乗ってみますか?」


 その無骨さに見惚れていると、突如すぐ隣から声を掛けられ少しばかり驚く。そちらに顔を向けると、至近距離と言っても相違ない程近くに顔がある。


 肌の色がアジア系のそれに似ている所を見るに、どうやら現地人の様で、その間近に映る瞳は、青色に緑色が差した、鮮やかなそれ。顔付きとしては幼く感じる程の若さで、美人というよりは可愛いという印象を受け、瞳の色も相まって不思議な感覚に陥る。


「……良いんですか?」


 "ぼくのかんがえたさいきょうのくるま"という、幼い頃の願望の全てが詰まったそれに乗れるのは、その、何というか、中二心よりも根幹の部分にある幼い子供の持つ"かっけー!"が刺激されてたまらない。


「ファイスもそれで大丈夫?」


 その飽くまで大人びた自身を演出しようと感情を押し殺して伝えるのだが、どうもそれはバレバレだった様で、少しばかり呆れた様な溜息を零し、「……まぁ、私も乗りたいので、良いですけど……」と少しばかり苦言を呈される。


 そんな彼女の優しさに申し訳無さを感じつつも、その気遣いに嬉しさが勝る。


 どうやら話によると、新車の試乗と銘打ってはいるものの、都市間の移動手段……もとい乗り捨てのレンタカーの一面を持ち合わせているらしく、ここから内陸の方へと移動することができる。


 しかもレンタル料金はメーカーがスポンサーとなっている為か無料となっており、例え事故を起こしたとしてもその負担は無しとなっている。

 ……いや、少しばかり語弊がある言い方なので言い直すのだが、どうも"事故らない"様なシステムが搭載されており、いざという時には防護用の魔法が瞬時に展開して搭乗者や周辺の人々を守るのだそう。

 なのでいくらかっ飛ばした所で事故には発展しないのだが、そこはモラルと言うかルールと言うか、ちゃんと法定速度を守るようにと念を押される。


「……それって"フリ"ってことで良いですか?」


 と半ば冗談交じりの半分本気な言葉を投げかけてみた所、「冷たい部屋の中で無茶苦茶に臭い飯を食いたいんか?」と、今までの可愛げはどこへやらと、一層ドスの聞いた声で告げられる。

 その突然の変わり様に、俺だけでなく隣にいたファイスまでもが息を飲み下した。


「……くれぐれもお気をつけください」


 その変わり様に二人共々押し殺されていると、ニコリと笑みを浮かべてキーを手渡してくる。

 ……いや、まぁ。ファイスを乗せて運転する以上、安全運転を心がけるので、飽くまで単純な興味本位で聞いてみただけなのだが。



******

*****

****

***

**

*



「……さて、行こうか」


 その後、ざっくりとした使い方と注意事項を聞いた後、彼女を日本車と同じく左側の助手席に乗せて車を走らせる事に。……向かうのは内陸方向。行き先については土地勘がない為か行き当たりばったりの旅となってしまうのだが、そう彼女に告げた所で返ってきたのは「元々じゃないですか?」という、天然なのか、はたまた故意なのかわからない、少しばかり鋭い言葉。


 まぁ、そんなことはさておき。

 着座した自身のものと彼女のシートベルトがしっかりと閉まっているのを確認した後、クラッチペダルを踏み込んでイグニッションのスイッチを押し込んだ。


 するとどうだろう。まるで突き抜ける突風の様な音が勢いよく、甲高く鳴り響いた。

 ……言い得て妙かもしれないが、過給器が負荷によって回り始めた時の音に似ている。

 そして興味本位で軽くアクセルを煽ってみた所、アクセルを抜いた途端に破裂音に似た、パシュンというブローオフ音に酷似した音が響き渡った。


 前席の位置は日本やイギリスなどと同じく右側が運転席、左側が助手席となっていて、センターコンソールに備えられているシフトノブはまるで旧車の如く無骨でいて美しい。

 具体的に言うのであれば、メッキの掛かった棒に、鈍く輝く真球の頭部分。

 そのシフトには例に漏れずシフトパターンが黒色で彫られており、機械などによる大量生産ではないのか少しばかり文字がブレているのが伺える。


 そこで目の前に目を向けると、柔らかく緑に光る無骨な3連メーターがあり、文字盤が外側から間接的に照らされている。

 だがそこで1つ違和感を覚えて少し考えた所、燃料計と水温系が存在しない事に気付き、レブリミットの数値がおかしい事に気付く。

 本来、自動車のレブリミットは高くて9,000回転程で、それよりも高回転まで回すことの出来る二輪車であっても1987年の排気ガス規制ギリギリで20,000回転程。

 とてもではないが、目の前に振ってある"50"の数値は考えられないものであった。因みにその50の数値の付近には"×1,000"の文字が刻まれており、表示されている最小回転数が5,000回転からという、最小表示数が3,000回転からのガンマが霞んで見えてしまう程だ。


「……固まってどうしたんですか?」


 だが助手席に座るファイスはというとそんな事を知っている訳もなく。目の前の信じられない数値に唖然としている俺の顔をひょいと覗き込んでくるのだが、どうも顔面を覗き込んでくる大型犬に思えてしまい、ついついその頬を両側からぎゅっと掴んでしまう。……いや、彼女は兎であって犬ではないのだが、どうも大型犬の様に見えてしまって仕方なかったのだ。

 そのマシュマロの様に柔らかく滑々とした彼女の頬をムニムニとしていると、当然の事ながら彼女より「うにゃぁぁぁっ!」とどちらかというと鳴き声の様な抗議の声が上がる。


 その様子が何だか面白く見えてしまい、ついつい謝りながらも笑ってしまうと、彼女もつられたのか共に笑ってしまう。

 そこで笑い合って一段落した所で片道切符なドライブデートと洒落込む事に。


 クラッチを切ってギアをローに差し込むと共にカコンと小気味の良い音が聞こえたので、クラッチディスクの噛み合う部分を探る為、徐々にクラッチを放してゆく。

 すると少しばかり回転数が落ち込み、車体が前へと動こうとしつつ徐々にスピードが上がってゆく。外観から見た感じがとてもスポーティーな見た目だったので、てっきり低速域がスカスカだったのかと思っていたのだが、トラックとまでは流石にいかないものの、結構力強く安心して発進できる。


「……何だか歌声みたいですね」


 アクセルを開けて加速させると共に、まさに彼女の言った通り、風切り音の様な音が車内に響き渡り、一度アクセルを離した所、破裂音に似た音が響き渡り男心を擽る。

 俗にいうアフターファイアーやミスファイアリングシステムという名前で呼ばれているそれは、現代の日本でも余り見なくなって久しい。


 だがこの独特な破裂音は銃声にも思われてしまう程のものなので、心配になりふと助手席に座るファイスの姿を見るも、そこにはどこか口角を釣り上げたまま窓の外に目線を向けている姿が。


「……じゃあ加速するね」

「はい、くれぐれも快速でお願いします」

「……そこはせめて安全運転でって言って欲しかったなぁ……」


 流石というべきか何というべきか。生粋のスピード狂の血が疼いているのが横にいてもわかってしまう。

 ……いや、期待している所すまないのだが、君が乗っている以上、法定速度を超える気はないので、ある意味では期待外れなのは容赦願いたい所だ。



………………

……………

…………

………

……



 ……とまぁそんな如何にもこれからかっ飛ばすぜといった感じに会話を交えたものの、走り出して十分ほど経過した所で会話で賑わっていた筈の車内が静寂に包まれる。

 ……いや、スピードは法定速度ギリギリである約90km/h位で巡行しているのだが、周りの風景や路面状況、エ静粛性の高いエンジンの所為もあってか車外からの音が殆どしないのだ。


 しかも路面状況も異常と思える程に滑らか。そのまま市街地を抜けて開けた山の谷間の斜面を、まるで雲の上を滑っている感覚で動いているので尚更眠気を誘ってしまう。

 だが久方ぶりのマニュアル操作ともあってか、俺自身の眠気は一切感じられない所か、興奮冷めやらぬといった感じで浮ついた心持ちだ。


 そこでボソりと「いい車だな」と呟きながら緩やかな右コーナーをパスして行くのだが、岩肌が露出している右側とは相反して反対側は勾配が存在しない断崖絶壁。その状況だけを考えると一歩間違えばゴム無しバンジージャンプなのだが、そんな事が些細な事だと思える程の絶景が広がっている。


 現在の天気はというと曇多めの晴れで、そろそろ夕暮れ時に差し掛かる辺りという事もあってか少し紅掛かったエンジェルラダーが切れ間から柔らかく差し込んでいる。

 その絶景が横目に映り込んでいるのだが、運転していると言う事もあってかそちら側に目線を向ける事ができない。

 だが横目に映り込んでいる、まるで小さい子供の様に窓を覗き込んでいるその姿に、思わず頬が綻んでしまう。

 何とも都合の良い解釈となってしまうのだが、まるで神様とやらに祝福されている様な感覚になってしまうのだが、ふと思う。

 ……日本……強いて言えば地球だとそんなもん存在しねぇんだよと断言できたけれども、ここは異世界……いわゆるファンタジー世界そのものなので、もしかしたら存在するのかもしれない。

 ……ふとその時、協定島の成り立ちを思い出し、行き過ぎて半ば伝説となりつつある悪ふざけを思い出し、もしも神様がいるとして、その彼らの様にぶっ飛んだ者ではない事を切に願う。


 そんな風景を横目に流しつつ緑豊かな山岳地帯を抜けるのだが、他の交通が無い訳では無く、対向車線や所々にある、広めの駐車場を備えたレストラン……でいいのだろうか。少し赤みの強い木材を使用したログハウスが所々に建っている。


「……ふと思ったんだけど、次の目的地……スピンビルだっけ? ってあとどの位なのかな?」

「私もあまり地理に詳しくないのでちょっと……」


 ふと気になったのでぽろっと聞いてみたのだが、それはこの世界出身である彼女にすらわからない様で、ふとおもむろにダッシュボードを開け、中から説明書であろう冊子……冊子? いや、二枚綴りのそれを冊子と言っていいのかわからないのだが、それを手に取って中にさっと目線を滑らせた。

 ……二枚だけって……多分、この車両のカタログの方がもっと厚いと思うんだよね……。


 そんなチーズの様に薄っぺらい説明書をフムフムと少しばかり読んだ後、「こうですかね?」と呟く様にセンターコンソールの上部に掌を翳すと、まるでSF映画に出てきそうな、某深海探索ゲームのソナーマップの様な、3Dマッピングが立体映像の様に浮き出てくる。

 それが無音で突如登場したものだから、当然操作していたファイスが吃驚してびくっと手を手を引っ込めるのだが、そこでポポンと木琴に似た音が聞こえる。


「この先分岐あり。直進でスピンビル。左折でマルセッタ。右折でグラッセルへ向かいます」


 そして車内に流れる、機械音声とは思えない流暢なアナウンス。下手したらボイスロイドなどよりも流暢で、違和感が無い程だ。

 そのアナウンスで目的地への経路は分かったのだが、どうもそれ以外の目的地が気になって仕方がない。


「マルセッタとグラッセルですか……一体どんな所なんですかね?」


 同じく聞いた事のない地名だったのか、彼女も同じく好奇心が刺激されてしまったらしく、まるで新しい玩具をもらった子供の様に幼げ……いや、年相応とも言えるであろう笑みを浮かべた。


「……じゃあスピンビルに行った後に行ってみようか?」


 まぁ、そこら辺は残りの日程次第なのだが、もし日数が余ったら程度でいいだろう。それは彼女もわかっているのか、小さくこくりと頷く。

 何はともあれ、まずはスピンビル観光と行くことにしよう。


………………

……………

…………

………

……


 それからは少しばかり分岐はあったものの、ほぼ道のりのままの移動が続く。

 ここは日本ではなく、ましてや地球でもないので道路事情……強いては路面状況と言うべきか、その状態は比べ物にならない程に酷いものかと思っていたのだが、「とんでもなく快適だなぁ……」という独り言が思わず零れる程、快適すぎて何の感想も沸かない。

 凹凸はおろか、道路の繋ぎ目すらも感じられないその快適さは、一度体験した今、癖になってしまいそうで怖い。


 そんな快適で長閑な道路事情も相まってか、景色はまるで古きWindowsのデスクトップ画面の草原を連想させるのだが、夕方に差し掛かり始めているのだが、見る見るうちに陽が降りてゆき、徐々に世界が紅に染まり始めた。


 もうそろそろ陽が沈み始める一歩手前。一番赤く染まる今、ライトを点灯させようとついハンドル右側を探るも、そこにあるのはウィンカーの機能を持ったレバーのみで、そこにライトの機能はない。……かといって左ハンドル仕様なのかと思って反対側を探るも、そこにあるのはワイパーを操作するのみのレバー。

 ……あぁ、そうか。欧州車だからつまみを回してライトを操作するのかと思ってハンドルの右下部分を探すも、そこに何も無い。

 その予想外の事態に、頭上に"Now Loading"の文字が点滅し始めたのだが、そんな俺の考えとは裏腹に目の前がぼんやりと光を灯したかと思うと、徐々に光量を上げ始めてLEDヘッドライトの如き爆光へと変化する。


 そこで『あぁ、完全フルオートなんだ』と一人結論付け、パッと目線を前方の遠くへと向けた所で"帳"が完全に世界を覆い隠す。

 余りにも快適なためもあってか、助手席に座っている彼女はと言うといつの間にやら夢の向こう側へ。


 ……とまぁそんな事を愚痴ってみたのだが、俺がもし彼女と同じく助手席にいたのなら、同じく寝てしまっていただろう。

 そんな気持ち良さそうな彼女の寝顔を見ていたいのだが、容赦なくガードレールとお友達……いや、ガードレールがないので羊の群れよろしく草原へとフルダイブする事になってしまうので、程々にしておこう。


 そして完全に帳が落ちて暗闇が世界を支配した事で辺りが暗闇に支配されたのだが、まるで空へと浮き上がった月に呼応するかの様に、黒い紙に描かれた切取線の如く道路の白線が暗闇に浮かび上がる。


 その月明かりによって地面よりも明るみを帯びている空と、漆黒の如く黒い地面と、その地面に浮かび上がる白線の風景に、思わず「おぉ……」と感嘆の声が溢れる。


 ……所であとどの位でスピンビルに着くのだろうかと疑問視していると、ふとホログラムなマップに目線が向く。

 そこに表示されているのは、"スピンビルまで約3時間"という、今一番見たくないであろう一文。……因みに現在19時半を数分過ぎた所。


 ……いや、22時半にスピンビル入りとか絶対ホテル空いてないだろ……。

 だがそんな事をボヤいた所で現状が変化する訳ではなく、ここはもう我慢してでも走り切るしかないだろう。そんな半ば諦めの入ったまま運転へと集中力を注ぎだしたのだが、黒く染まる地面の中に一つだけ、まるで蛍のように淡く光り輝く文字が目に入る。


 それ何とも古臭いというか、卑猥とも言うのか、ピンクとイエローでそれぞれ象ったネオン管が、"The Candle"と少しばかり筆記体を意識して作られている。

 簡単に言うとあれだ。一見するとまんまラブホテルかと思ってしまう。……いや、ラブホテルだな。うん。だがこのまま深夜の中走り続けるのもどうだろうか。


 確かに事前の説明では仮に事故を起こしたとしても安全装置が作動して傷一つ付かないとは言われいてるのだが、だがそれが確実であるという保証は全く無い。

 寧ろここで仮に死んでしまったとしたら、証言は出ずに、証拠だけが本来とは違う形で提出され、"無謀な運転をしたため運転手に過失あり"とされてしまってはどうしようもない。


 ……いやだめだ。疲れてきているのか、どうも考えが悪い方向にしか向かない。

 このまま走り続けていたとしても良い結果は絶対に出ないだろう。となれば話は早いもので、結構離れていた筈の卑猥な看板は眼の前にあり、考えるよりも先にウィンカーが点滅し、ハンドルが回りだして横道へと誘われる。

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