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俺のイキザマ  作者: 新条シンドローム
5/5

大会前

真面目に行こうと思っていた部活も結局行かず、ついに大会一週間前。各パートの音とりもとっくに終了して、本格的な仕上げに入ってきた。皆先生の指導を必死にメモに取り、練習している。俺は滑稽に思えた。そんなメモまで取ってする必要があることなのだろうか?俺だけメモはとらなかった。


練習が終わり、各パートで打ち合わせをしていた時、メモをとっていないことが先輩にバレた。


『ちょっとねるやのくん。それはだめだろ。メモがとれてないのは君だけだよ。大会も近いんだから、しかも…』


俺はこの普段優しい先輩が怒るのを初めて見た。なぜそこまで言われなくてはならないのだろうか。俺はメモなんかとらなくても歌えるし、他のやつに何か言うことあるだろ。そんなことを思っていたら先輩の話は終わっていた。聞いてなかったのがバレたのか、しんちゃんに


『ちゃんと話聞きよった?』


と言われてしまった。いちいちそういう人のことまで気にしてくるところがウザいんだよ。お前は自分のことを一番心配しろと思いつつ


「はいはい聞いてたよ」


と適当に流した。暗符は出来てるしもう練習しなくてもいけると思っている。大会が楽しみだな。

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