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【SW2.0】虹夢亭【キャンペーンリプレイ】  作者: 赤星
10話「獣、吠える前に」
83/87

【シーン5:小さき英雄たちの凱旋】

ヴェリタ:「やったわね、みんなお疲れさま」

モモ:「……! レジィ!」 よろよろ駆け寄りましょ

GM:オーガが倒れた後には、いまだ不穏に揺らめく魔法陣の光と、血まみれで倒れ伏すレジィが残されます

ユキ:「デルフのあの一撃、すごくよかったよ。さすがだ」

アーデルフ:「ありがとおじさん! ……そうだ、レジィの手当てと、あと魔法陣もなんとかしないと」

ユキ:魔方陣のほうに向かおうね

ヴェリタ:「魔法陣は……ユキさんわかります?」

ユキ:「少し待ってくれ、今解析してみるよ」

GM:魔法陣の方は今まで解除したのと似たような要領で解除できますね。ただ目標値はちょっと高くて20です

ユキ:2d+5+6 解除 SwordWorld2.0 : (2D6+5+6) → 8[2,6]+5+6 → 19

ユキ:ゆびわぁ!

モモ:アウェポ間に合う容態なんだろうか

GM:アウェポだけじゃ死ぬかも。あれ気つけ薬でしょ

モモ:「傷が深い……! でも私にはもうマナが……誰か、回復薬か魔法を頼めるかな」

ヴェリタ:「妖精魔法でいけるかしら!?」 レジィの方へ急ぎつつ

アーデルフ:「ん、わかった!」 とりあえずヒリポをキメよう

アーデルフ:k20+4+2@13 とりあえずヒリポをレジィさんんへ SwordWorld2.0 : KeyNo.20+6 → 2D:[2,4]=6 → 4+6 → 10

ユキ:「よし、これで何とかなるはずだ。モモ、魔晶石は必要かい? いくつかまだ持ってるから必要なら渡すよ」

レジィ@GM:「ん……く……」

GM:では、ヒリポを飲まされたレジィはいくらか血行がよくなります

アーデルフ:「レジィ! 大丈夫!?」

モモ:「……レジィ! ユキ、大丈夫そう! レジィが目を覚ました!」 ヤッター

ユキ:「おお、よかった。これで気兼ねなく宴会ができるね」

ヴェリタ:「レジィさん! よかった目を覚まして」

レジィ@GM:「ああ……ごめんね。結局、ほとんど任せきりだ……」

ユキ:「いや、君がいなかったらここの構造はわからなかった。一番の功労者じゃないか」

モモ:「いいや、助けられたのはこっちだよ。君のサポートがなければ途中で力尽きていたんだから」

ヴェリタ:「そんなことないです! レジィさんのおかげですよ」

ラファール:「ふぅ……とりあえず無事そうでよかった」

GM:魔法陣の方も共に、ユキの処置を受けて光を失っていきます。そのことで、あたり一帯の空気が心なしか軽くなったような、そんな感覚を味わいますね

雷狼@GM:「グルル……」

ユキ:「あ、おはようわんちゃん」

GM:そこで、起き上がったらしくずしりと巨体を持ち上げた雷狼があたりを見回します

GM:そう声をかけられると「ああん? 舐めてんのか?」みたいな一瞥を向けますが、それ以上はなく、右前足を引き釣りながらこの場から去っていきますね

ユキ:「……今の視線、けっこうよかった……」

アーデルフ:「……外、どうなったかな。ちょっと休んで、レジィが動けるようになったらたしかめないとね」

レジィ@GM:「あの子も……もう大丈夫そう、かな。怪我はまぁ……そのうち、治るでしょう」

モモ:オーガくん何か指令書的なもの持ってますかね

GM:そうですね、オーガくんの懐を漁るならそういうの出てきます

モモ:回収していきましょう あとヴォルセア操ってるの杖だっけ、それも

GM:杖ですね。もってかれるー

モモ:ただピクニックに行っただけの痴態は二度と侵さないぞ

ユキ:ピクニック事件

レジィ@GM:「あー、つら……たすけてー、ル=ロウドさまー」 っていう雑な祈りでなんとか動けるぐらいまで回復したらしいレジィさん

モモ:「……難しいことはミラに任せよう。少し疲れた、なにもかんがえたくない」 いろいろ回収しながら

アーデルフ:「ん、そだね。やること終わったらかえろっか」

ユキ:「……そういえばこの杖も随分長く使っている気がするなぁ」

GM:ついでに剥ぎ取りも今振っちゃおうか

ユキ:「私も一応学者のはしくれだ。生物学の観点から何かわかればいいが」


 剥ぎ取りなどの処理を行ない、この部屋にはほかに重要な情報がないと判断した冒険者たちはボロボロの体を引きずってもと来た道を戻ろうとする。しかし途中、檻にとらわれ、鎖に繋がれたままの獣たちの吠え声がいやというほど聞こえてくる……。

 

モモ:どうしようね。いま放すと恐慌状態でヤバいけどかといって放置するのもよくないよな

ユキ:のぞいていこっか(

ヴェリタ:様子みときます

アーデルフ:敵意がなさそうなら開放したげたいんだけどなあ

GM:では覗いていくと、言った通り、縛りのなくなった獣たちは以前はなんだかんだ大人しくしていたのが、今は吠え、暴れとこの場を抜け出そうともがいています

ラファール:解放しても平気そう……?

ヴェリタ:「けっこう暴れてますね……どうしましょうか?」

モモ:「この暴れよう、放っておけば自傷で弱ってしまうよ。かといって、解放して人里に流れ込んでも困るし……」

ユキ:「そうだな、【スリープ】で眠らせようにもマナが足りないだろうし……」

アーデルフ:「うーん……あ、あの杖つかってなんとか落ち着かせられないかな」

ユキ:「それだ」

モモ:「ユキ、使えそう?」

ラファール:「なるほど。使えるかはわからんけど試してみる価値はありそうだ」

GM:それを抑えようとする見張りの蛮族はおろおろするしか無い者、獣の抵抗に合い引き裂かれているもの、阿鼻叫喚といった様子ですが

GM:丁度その時、先に抜け出していた雷狼が悠々とその間を歩いていきます

ユキ:「そうだね、試してみるしか……おや?」

ラファール:「……お、おう?」

GM:吠える獣たちも、彼の近くではその威圧に気おされてか静かになっており、雷狼もまた煩わしそうにする程度の反応しか見せていませんでしたが、隅で相談するあなたたちをちらと見止めたためか、寸の間足を止めます

雷狼@GM:「グル……」

モモ:「!」

GM:それから、一時を置いて

雷狼@GM:「ウオオォォォォォーン!!」

GM:洞窟内に反響し響く、力強い遠吠え

ユキ:「おぉ……」

アーデルフ:「……!」

GM:あなた方が聞いていた、ただ乱暴に吠えているのとは違う威容を持ったそれに、獣たちはにわかに大人しくなります

ラファール:「お……おおぅ……」

モモ:「すごい」

ヴェリタ:「うぅ、耳がちょっと痛いけど……獣たちは大人しくなったみたい?」

GM:へたり込んだ蛮族たちを軽くぷちっと潰しつつ、雷狼はなんとかするなら今のうちにしてみせろとでも言うように一瞥を投げて今度こそ歩き去っていきます

GM:あなたたちは獣たちを開放することもできるし、そのままにしていってもいい

ユキ:「今誰か潰されたぞ、うらやましい」

ヴェリタ:「ユキさん、あれはちょっと痛いじゃすまないと思う」

ラファール:「あんなんされたら痛いじゃ済まないぞユキ」

ユキ:「私が痛い程度で満足するとでも?」

ヴェリタ:「すっごく痛いのが好きでもいいけど、やっぱり命は大事にしましょう?」

ラファール:「露払いはしてくれたみたいだな。解放してあげてもいいんじゃないか?」

ユキ:「まぁ、とにかくいまのうちに鍵を外してしまおう」

アーデルフ:「ん、そだね」

モモ:試しにひとつだけ開放してみるとどういう反応になるでしょう

GM:試しに開放されたクマさんは冷静さを取り戻したようで、あなた方に敵意を感じなければ周囲の安全を確認しつつ雷狼の後を追って外に向かいます

ヴェリタ:「とりあえず解放しても大丈夫そうね?」 去り行くクマさんをみつつ

モモ:「あの狼のおかげだね。言う通り、解放してあげよう」

ユキ:「私は不死身だからたぶん死なないよ。さ、あとの子たちも逃がしてしまおうか」

ラファール:「よぉし、派手に解放だっ!」

ヴェリタ:かちゃりかちゃりと解放していく

ラファール:かたっぱしから開けていく

ユキ:16倍【アンロック】???

GM:ではみなさんは獣たちを解放していき、彼らは思い思いに外へと向かっていきます

GM:あなた方は蛮族の用意した獣軍勢を惨劇が起きる前に、傷つけることもなく、解体することができたと言えることでしょう

GM:はい。あとはないです。後腐りなく帰れます

ユキ:かえって宴会だー!

GM:テンポ悪くなってすまんね。でも放置して後でどうなったんだあれってなるのもどうかと思って(

ラファール:「思って以上にいたな。あんなんが束になって襲ってきたらと思うとひやひやするな」

モモ:かえろかえろ 半分船漕ぎながら帰ります

ラファール:かえろー!

ヴェリタ:やった! おうちにかえれる

アーデルフ:お疲れの人を担ぎながら帰るぞ ワッショイ

モモ:デルフくんの金属鎧にほっぺを押し付けながらおぶられる うなされそう

アーデルフ:鬼のような寝心地をあなたに

ラファール:むしろハルシオンなら放っておかないと思ったしおこk!


GM:強敵を人知れず打倒したあなたたちはやっとの思いで帰路につきます

GM:道中、最初に地上で見た濁流は幻覚ではなかったと示すように荒れ果てた農地を見ることにもなりますが、街の方には致命的な被害はなかったようで

GM:慌ただしく駆け回る憲兵たちに門をくぐるときにいつも以上のチェックを受けながらも店へと帰り着きます

セロウィ@GM:「あ、おかえりみんなー! よかった、大丈夫だった?」

セロウィ@GM:「河が大氾濫起こしたとか蛮族の侵略だとかいろんな話が飛び交ってて今大変なんだよ!」

ラファール:「ぐふぅ……ただいまセロウィ。疲れた……」 帰ってきて早々にテーブルに突っ伏す

ユキ:「なんとか全員帰還だよ」

アーデルフ:「た、ただいま……色々あったけど……なんとかだいじょうぶ……」

ヴェリタ:「ただいま戻りました。色々あったけどなんとか」

モモ:「ただいま……もう大丈夫、アーデルフ、ありがとう……」 よろよろ降りて床にべしゃあ

アーデルフ:「だいじょうぶじゃないじゃん! ……いや、ボクもそうだけども」 モモ殿を引き起こして椅子に座らせます

モモ:されるがまま ぐでーん

ミラ@GM:「おかえりなさいませ。みなさんもただ事ではなかったみたいですね」

アーデルフ:「説明しなきゃなこといっぱいあるんだけど、うー……」 同じく机にぐでん

モモ:「炎武帝よ、今日ばかりはお見逃しください……」 ぐでたま

ユキ:「レジィも交えて宴会しようかと思っていたんだけど、困ったことに私以外満身創痍だね。宴会は後日かな」

レジィ@GM:「いやぁ、ちょっとその元気はないねぇ……」

ラファール:「そうだな打ち上げは明日……今日はさすがに疲れた」

アーデルフ:「きょうはむり……」

モモ:「あとにして……」

ヴェリタ:「とりあえずふかふかのお布団でゆっくり休みたいわ」

モモ:逆になんでそんなおじさん余裕なの? 巻き込まれ全回避したからだよ

アーデルフ:ファッションマゾ! ファッションマゾめ!

ユキ:おじさん、死ぬ気がまったくしない。ファッションマゾおじさん

モモ:またヘンな称号が

ユキ:「そうそう、りんごくんもこっちに来ていただろう? 連絡のために走ってもらったんだ」

セロウィ@GM:「あ、そうそうニーナお姉ちゃんの弟くんが連れてきてくれたよ」

ユキ:「そうか。ちゃんと伝わっていたならよかった。今回の件についての報告をさせてもらうね」

アーデルフ:「おじさんよろしく……ぐう」 押し付けムーブ

ミラ@GM:「おかげで農地の方の避難はなんとかなったそうです。今は色々と情報が錯綜していますが……」

セロウィ@GM:「みんなそんな寝ちゃって……だ、大丈夫かなぁ」

ユキ:「今回はかなり消耗したからね……私もエレに投げられたし」

ユキ:「まず見てほしいのが蛮族の指令書にこの杖だね。動物たちの暴走はこの杖と魔方陣によって引き起こされるようなんだ」 かくしか

GM:ドレイク語読文取ってる人っておったっけ

ユキ:もってるぜ!

GM:あ、持ってたのか。先に聞いときゃよかった

ユキ:きっとみんなへとへとだったから読むのを後回しにしてた

GM:うむ、ではその指令署には今回の件の概要が記されてます

GM:この計画は2つの要素を重要なカギとしていました

GM:一つはあなたたちが食い止めた、杖と魔法陣を駆使した獣の軍勢の形成

GM:もう一つはある別働で動いていたドレイクが、河を堰き止めてしかるべきタイミングで放流。河を取り込んでいるディザの街を混乱させ、そのタイミングで獣の軍勢を投入。混乱の中で守りの剣を破壊し、一気に攻め落とす算段だったそうです

GM:以前までの暴れる動物たちは獣の軍勢を形成する途中での実験の産物だったようであることが指令書から読み取れます

ユキ:「ということらしい」

ミラ@GM:「それは……え、ということは」

セロウィ@GM:「や、やっつけたの? その動物さんたちの軍団作ってた蛮族さん」

モモ:「情報は錯綜してるみたいだけど……実被害はまだ水害くらいで済んだ、ってことなのかな……」 ぐでぐで

ユキ:「そこでたまたまレジィ、そこで寝て……寝てるよね? 寝てる彼女と出会って何とかなったって感じだけどね。功労賞は彼女なのは間違いないよ」

ユキ:「死んだように眠ってるだけだよね?」

レジィ@GM:( ˘ω˘)スヤァ

ユキ:「今回は本当に運がよかったよ。レジィがいたこともそうだけど、異変に気付けたのはジィの予言があったからだし……名前似てるな……いや、まさかな」

ラファール:「いや、ないだろ……ないよな?」

レジィ@GM:(ヾノ・∀・`)ナイナイ

ユキ:「よかった……」

ギレヴォル@GM:「( ˘ω˘)彼奴も睡拳の使い手か……」

ユキ:「妙なところで張り合うんじゃない。というかやっぱり君も寝てるのか」

ロミーク@GM:「ギレヴォルくんどうしたのって……あ、みなさんおかえりなさい!」 奥からぽてぽて二匹

モモ:「ただいまあ」 ぐでー

ラファール:「ロミーただいまぁ」 モフにだきつく

アーデルフ:「zzz」

ロミーク@GM:「わわ、みなさんいつもに増してお疲れですね……」

ユキ:「ただいま。今日は全員お疲れだから精のつく料理を頼んでもいいかな?」

ロミーク@GM:「は、はい! わかりました!」

ユキ:「思ってたよりも大ごとで私もびっくりだ」

アーデルフ:「むにゃむにゃ……そうれす……ボクらがたおしま……zzz」

ラファール:「防げてよかった……あとレジィにも感謝だな」

セロウィ@GM:「わ、わぁー! すごいよみんな! 街のヒーローだよ!」

モモ:「ドレイクのほうは……誰か、また別口だと思うけど……」

ミラ@GM:「別の冒険者が対処に当たった際に遭遇し、逃げられてしまったそうです」

モモ:「そっかあー……」

セロウィ@GM:「う、うん。とにかくこの話は憲兵さんにも伝えてこなきゃ! ミラ、あとお願いね!」

ミラ@GM:「はい。みなさんも、想定以上の仕事になってしまったようでしたが、お疲れ様です」

ミラ@GM:「お風呂も入れておきますね。ゆっくりお休みください」

ヴェリタ:「おふろ~♪ ありがとう!」

ラファール:「ありがとうミラ。さっそく浸からせてもらうよ」

ユキ:「そうだね、今日はゆったりしたい。……正直私も疲れた」

GM:というわけで知らず街の危機を救っていたらしい“浅葱の杖咬む翡翠”

GM:長い1日の冒険を経て、あなたたちは翌日に驚くような歓待も受けますが、それはまた別のお話ということで

GM:虹夢亭10話「獣、吠える前に」これにて終了です! お疲れさまでした!!!

一同:おつかれさまでしたー!!!

リザルト

経験点:基本1,000+魔物討伐点700+獣の解放500=2,200点

報酬:報酬4,000(9話)+報酬10,000(10話)+戦利品(5000/5)1,000=15,000G

名誉点:剣の欠片60+“獣軍崩す英雄(50)”=110点

成長:2回


GM:河を堰き止めてたドレイクの話、大本は別所でやった単発の話をもとにしてるのでだいぶ意味わかんねーよ事案になってしまってるんですが

GM:一応そっちルートに入る可能性もあったんですよね。ドレイクを倒す方

アーデルフ:てっきり水守(単発卓)のはなしかと思ったけど、分岐あったんだね

GM:山で飲み会する話で情報のほとんど置いてきてしまったのでこっちに来たけど

モモ:草

ユキ:山で呑み会

GM:まぁそのうえで〆にドレイクの話を出したのは一応、PCの関与してない場所で色々あったんだよって話だった

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