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【シーン4:凶兆の告げ口】

 3R目表終了後、ジィが重い口を開く。


エレ:「オラァァァ!! 死ねェ!! 蛮族ゥ!!」 ヒャッハー

ジィ@GM:「……蛮族ではない」

アーデルフ:「ボクもそう思う……」

エレ:「私の知らないものはきっと全部蛮族ッ!!」 カッ(暴論

モモ:「なぜ……ヒポグリフと同じ分類なのに……」

ラファール:「喋った」

ユキ:「とうとう本人から訂正された……」

エレ:「えっ、本当に蛮族じゃないんですか……?」 急に素になる人

ジィ@GM:「蛮族ではない」

エレ:「えっ、えっ、ごめんなさい! 族違いでした……!?」 おろおろ

ジィ@GM:「先の無礼を詫びる。危害を加えるつもりはなかったが、挑発の意図はあった」

ジィ@GM:「汝ら、力あるものと認めよう」

ジィ@GM:「我は矛を収めよう。汝ら、我が首を欲すか」

アーデルフ:「……どうする? ボクはあんまりほしくないけど」

ユキ:「今日は調子が悪いから帰ってくれたらうれしいかな。生首が欲しいとかサイコパスにもほどがある」

エレ:「……蛮族じゃないなら、いらないです……」 しょぼんぬ

モモ:「いや、いらないよ。それよりも、どうしてこちらを挑発してきたのかを教えてほしいかな」

ラファール:「そうだな。首はいらないから挑発した理由を聞きたい。」

ジィ@GM:「我が言伝を授けるに足る人物かを見定めるためだ」

モモ:「それがよりによってサラセニアに、か」

ユキ:「凶兆の前触れでもあったのかい?」

アーデルフ:「きょー……ちょー……。きょーちょーってなあに?」

モモ:「凶兆っていうのは、わるいこととか、そんな意味だよ」

アーデルフ:「……わるいこと」

ユキ:「ここ最近、異常も続いているしね。何かしら大きなことが起こってもおかしくはないだろ」

ジィ@GM:「汝ら力ある者なり。浅慮であるのがいささか不安にあるが、最もか弱き者を守る者は他者を慮ることのできる者なり」

ユキ:「それは一部だけです」

モモ:「うっ、浅慮なのはその……申し訳ない、善処するよ」

エレ:「……浅慮?」 首傾げ

ユキ:「いや、このメンバーはたいがい……すまない、みんな脳筋だった……っ!」

ジィ@GM:「選定に利用したことは重ねて謝罪を告げよう」

サラ:「はぁ……みなさんのおかげで大事はなかったので……構いませんが……」

ラファール:「なるほどね、なんかまんまと釣られた感」

ユキ:「と、とりあえず、彼らの教育は私が何とか……」


ジィ@GM:「告げる。力ある獣、悪しき者に囚われり」


ユキ:「力ある獣?」

アーデルフ:「……あしきもの。えっと、わるいやつ?」

エレ:「悪しき者……蛮族ですね!」 にこー

ジィ@GM:「水の主は凶弾に倒れ、うねりは荒れ狂うだろう」

モモ:「凶弾……?」

ラファール:「水の主……」

ジィ@GM:「血と鉄が金鳴らす。見逃せば多くの命失われる」

ユキ:「血と鉄、金」

エレ:「よくわかりませんが……蛮族を殺せばいいんですね……?」 おろおろ

アーデルフ:「……ね、これってローラ河のことと関係してるのかな」

ユキ:「たぶん、そうだろうね」

モモ:「かもしれない。潮が引いたあとにまた満ちるように、いま水かさが減っているのはその前兆……?」

ユキ:「津波の前も海が引く。そう見て間違いないのかもしれない」

ラファール:「だろうな……これは異変の原因で間違いなさそうだ」

ジィ@GM:「目に映るに囚われることなかれ。悪しきは鎖の中にあり」

アーデルフ:「あしきは鎖の……」

ユキ:「というか君の表現はいささか難しすぎるな。もう少しわかりやすくならないのかい? こっちには幼い子供もいるんだ」

ジィ@GM:「汝ら、善き者たれ。さらばだ」

エレ:「……よくわかりませんでしたが、なんかありがとうございます……?」

GM:そう告げると、ジィはすぅと姿を消してしまいます

アーデルフ:「でも難しい方が雰囲気出るし……あ、いっちゃった」

モモ:「あっ、行ってしまった」

エレ:「あっ消えました」

ラファール:「あ。いっちまった……」

ユキ:「私は善人ではないとは思うが……まぁ、善処しよう」

サラ@GM:「難しいことはよくわかりませんが……大事な事、だったんでしょうか……」

モモ:「うーん、何のことかいまいちピンと来ないけれど、ローラ河の異変についてのことなら店に報告しておこうか。ジィの話っていうなら聞いてくれる人もいるかな」

ラファール:「最近の異変の元凶の手がかりだ。これはセロウィさんたちにも伝えておかないとな」

ユキ:「そうだね、何より彼女は私たちよりもかしこい」

アーデルフ:「ん、そだね」

GM:そんなことがありつつ、みなさんは店へと戻り、ジィと遭遇したことを報告します

GM:凶兆の予感が背中へと忍び寄る気配を感じながら……

GM:というわけで8.5話「凶兆の獣」。これにて終了です。お疲れ様でした!

一同:おつかれさまでしたー!




モモ:山菜を採るのを忘れずに

ユキ:山菜大事

エレ:わっさわっさ

ラファール:山菜忘れずに……

リザルト

経験点:基本500+魔物討伐点230=730点

報酬:(報酬5,000G+戦利品200)/5=1,040G

名誉点:21点

成長:1回

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