【シーン1:早起きは三文をペイできるのか】
GM:っしゃー、それじゃ虹夢亭第8話、よろしくおねがいしまーす
一同:よろしくお願いしまーす!
前回のワイバーン討伐依頼から約二週間が経過した虹夢亭。“浅葱の杖咬む翡翠”の活躍のおかげか、閑古鳥が鳴いていた虹夢亭にもぼちぼちと別の冒険者が顔を見せるようになりはじめている。しかし、まだまだその数はすくなく、今朝も店のロビーに姿を見せているのは彼らハルシオンだけだ。
店主のセロウィの姿はなく、店内ではミラが帳簿とにらめっこ、ロミークとギレヴォルは冒険者たちの朝食を用意したり店先の掃除をしたりとこまこまと働いている姿が見受けられる。セロウィは寝坊……ではなく、朝早くから出かけたきり戻ってきてはいないようだ。
エレ:ライダーギルドにヒポグリフ借りに行きます 「ごめんねブラック、しばらくは虹夢亭の看板馬として働いてね……」
ラファール:外で朝練してます 木刀ぶんぶん
GM:最近の世情を知ってるかどうか的な意味で見識判定をどうぞ
モモ:2d+6 見識 SwordWorld2.0 : (2D6+6) → 12[6,6]+6 → 18
ユキ:2d+5+4 けんしきー SwordWorld2.0 : (2D6+5+4) → 7[6,1]+5+4 → 16
GM:ではモモさんとユキさんが成功ですね
GM:あなたたちの住むこのディザの街は肥沃な穀倉地帯を有する農耕都市として知られているのですが、最近その広大な農地を支える大河、ローラ河の水位が急激に減少しているという話が巷で流れていることを小耳に挟んでいます
GM:また、その影響かどうかはわかりませんが凶暴化した動物が人里近くによく降りて来るようになっているという話もあるようです
GM:凶暴化した動物、というものに対してはあなたたちは別の心当たりがあるかもしれませんが――それはさておき、世情はそのようになっているようで
GM:とはいえ街の中は平和なもの。虹夢亭の窓から見える風景ものどかなものです
モモ:この話って虹夢だと初出だっけ。神殿で聞いてたんだろうな
GM:虹夢だと初出だね
ユキ:おじさんはたぶん川におぼれに行ったときに気づいた
GM:ええ……(困惑)
ラファール:おじさんいつかぽっと死んでそうで怖いよ……(
ヴェリタ:ユキさん、そんな理由で
モモ:見識で得た情報はミラは知ってるんだろうか。ミラはなんでも知ってるから知ってそう
GM:ミラもその手の話は情報収集を欠かしてないので知ってますね
モモ:「さすが、耳が早い。先の山で出会ったダークトロールたちと関係があるのかな……」 情報共有
ミラ@GM:「断定はできませんが、冒険者の店の店主各位は気にかけているようです。最近、妙な魔道具が出回っているようでもありますので」
モモ:「魔道具?」
ミラ@GM:「はい。動物に簡易な催眠暗示をかけて操るような……そのような杖が蛮族の間で出回っているようですね」
モモ:「……嫌な感じだ」
アーデルフ:うーん、夏だし朝早くから虫取りにでも行ってたことにしよう。そろそろ帰ってくるぞ
ユキ:「最近一気に暑くなったねぇ。また川に涼みに行きたいよ」 こんなこと言いながら熱い紅茶飲んでる
ヴェリタ:「川に? 泳ぐの好きなんですか?」 ユキさんの近くでのんびり読書でもしながら
ユキ:「一応泳げなくもないからね。河原で本を読むのが好きなんだ」
ヴェリタ:「この暑さですもんね、河原で読書も涼しくていいかも」
アーデルフ:「たっだいまー! あ、みんなおはよ!」
ミラ@GM:「おかえりなさいませ、アーデルフさん」
ユキ:「おはようデルフ。まぁ、この間逝ったときはちょっと凶暴なおおかみに襲われかけたけどね」
ヴェリタ:「おかえりなさい、アーデルフ君」
ラファール:ラファもぼちぼち切り上げてお店に戻るよ 「ふぃー。お、なんだ皆集まってるのか」
ギレヴォル@GM:デルフくんとラファニキも帰って来たのでギレヴォルがスッ……( ˘ω˘ )とタライに冷水とタオルをひっかけて持ってきます
アーデルフ:「やった! ギーくんありがと! つめたーい!」
ギレヴォル@GM:「( ˘ω˘ )b」
エレ:ヒポグリフを借りてお店に戻ります 「今日も外は暑いですね……」
モモ:「みんなおかえり」 キンキンに冷えたエールを持ってみんなに合流しよう
アーデルフ:「うーん、おなかすいた! ロミークー! ごはんちょーだーいー」
ラファール:「あ、ロミ。僕にも一つ頼むよ」
ロミーク@GM:「はい! 今お持ちしますね」
ロミーク@GM:ロミークはシャキシャキのレタスを挟んだ卵サンドイッチを持ってきます。暑い朝でもさくっと食べれる軽さ
アーデルフ:「むぐむぐ……おいしい! もっとおかわり!」 一口で平らげてしまおう
ロミーク:「わぁ、一口……。おかわりつくってきますね」
ユキ:「ラファ、この間のアキレア先輩とのことはいいものになったかい?」
ヴェリタ:「鍛錬おつかれさま、どうです成果は?」
ラファール:「ああ、さすがは先輩って感じでまだまだだと改めて思い知らされたよ。いや、いい経験になった。朝練も精がでるってもんだ」
ユキ:「そうか、それはよかった。今後も君たちの関係がより親密になることを弟ともども祈っているよ」 基本的に面白いほうに話を持っていきたがるおじさん
エレ:「やはり……アキレア様とラファール様は……?」 ごくり
モモ:「いやいや、ラファールにはディーラが……」 こそこそ
ラファール:本人の知らないところで膨らんでいく……←
GM:風評被害の男ラファール
アーデルフ:「? アキにいとラファがどったの?」
ユキ:「この間、アキレア先輩と二人であー、特訓、していただろう? その話だよ」
アーデルフ:「そっかあ。ねラファ、こんどはボクも混ぜてね! 三人でとっくんだよ!」
ユキ:「くすくす、そういえばディーラには会いに行ってあげているのかな? 彼女も君が行ってあげたら喜ぶと思うよ」
ラファール:「ディーラにはたまに会いに行ってるよ。まだまだ魔法文明語勉強中でぜんぜんわからないけど。そういえば皆は別件だったんだろう? 何してきたんだ?」
モモ:「ニーナの手伝いでね。ジャイアントに牛乳を届けてきたんだ」
ヴェリタ:「仕事の後は美味しい牛乳やご飯もごちそうになって楽しかったですよ」
ラファール:「ジャイアントに牛乳……? いいな、僕も行きたかったな」
GM:さて、そんな感じでしばし朝の時間をのんびりと過ごしていると、ぱたぱたと足音を鳴らしてばーんと元気よく店の扉から入って来る人物の姿が現れます
セロウィ@GM:「おっはよーみんな! 大物取ったどー!」
モモ:「おはよう、セロウィ」
ヴェリタ:「おはようございます、セロウィさん」
アーデルフ:「おっはよー!」
エレ:「おはようございます、セロウィ様!」
ラファール:「セロウィさんおはよ」
ミラ@GM:「ああ、セロウィ扉が緩んでますからあんまり乱暴にはしないようにと……」
セロウィ@GM:「あ、そうだったそうだった。てへっ」
ユキ:「扉が? 何かあったのかい?」
ミラ@GM:「ええ、ちょっと最近元気の良い新人さんが、はい」
ユキ:「大物だね、その新人君」
アーデルフ:「トビラ壊すなんていけない子だなあ!」
セロウィ@GM:「それはさておき依頼だよ! 早起きは三文の徳って案外本当だったね!」
モモ:「おおー」 ぱちぱち
エレ:「依頼ですか! さっそくこのモールとヒポグリフが試せますね!」 わくわく
ラファール:「さっそく修行の成果がみせれるな。あと借金してまで手に入れたオニューの剣!」
ミラ@GM:「ああ……セロウィがついに17年越しの気づきを……」
セロウィ@GM:「でも寝てた方が10文ぐらいの幸せがあるとおもう」 唐突の真顔
ミラ@GM:「はぁ……」 だめだ、まるで成長していないの顔
アーデルフ:3文じゃ釣り合わないよな……
ユキ:「もっと睡眠時間を削ればいいと思うよ。寝なければきっと一両くらい得できる」
セロウィ@GM:「ねないとしんじゃう」
ユキ:「その気になれば二三時間で睡眠時間は十分だよ? 二三週間くらいなら」
セロウィ@GM:「それはともかく気を取り直して! こんな依頼だよ、ドーン!」
依頼名:水場の蛮族退治
依頼主:ディザ農協
報酬:24,000G
依頼内容:最近急激に下がった水位の影響か、水棲蛮族が畑に上がってきて作物を荒らしていると言う被害報告がいくつも上がっている。蛮族を討伐するなりなんとかしてほしい
セロウィ@GM:「っていう依頼だよ! みんななら大丈夫だと思うけど、どうかな?」
モモ:「ああ、噂のだね」
ヴェリタ:「うわさ?」
ラファール:「噂の? 心あたりあるのか?」
モモ:「ローラ河の原因不明の水位の減少、それに伴って凶暴化した動物たちが出没しているという話だよ」
ユキ:「そういえば全身沈まなかったな。結構水位が下がっていたよ」
モモ:「この依頼では蛮族の討伐となっているが、道中で気が触れた動物たちと鉢合わせる可能性もあるんじゃないかな」
ヴェリタ:「へぇ、そんな噂があったんですね」
ラファール:「この前のワイバーンやエレファントみたいにか?」
ユキ:「ああ、わたしも狼に思い切り噛まれてしまったなぁ」
アーデルフ:「ふーん、川の水へってるんだ。もしかして……だれかが飲んでるのかなあ? あついもんねえ」
ミラ@GM:「農業大国であるこのディザでは死活問題ですからね。そのうち何がしか問題解決に向けて動き出されるとは思うのですが……」
アーデルフ:「すい……せー? ね、すいせーってなに?」
モモ:「水棲生物というのは、水に住んでいる生き物のことだね。魚とか、ザリガニとか」
ユキ:「あとエルフもだね」
アーデルフ:「へーそうなんだあ。……エルフも!? ほんとに!?」
ラファール:「エルフ……どこかで会ったな……」
モモ:「へえ、それは初耳だ。本当、ヴェリタ?」
ヴェリタ:「私も知らなかったわ」
エレ:「あ、ヴェリタ様もエルフでしたっけ」
ユキ:「彼らはすぐ水の中へ沈んでいく」
ミラ@GM:「確かにエルフの方たちは水中活動に秀でていますが、別に水棲というわけでは……」
アーデルフ:ヴェリタさんを期待に満ちた眼差しで見つめよう
エレ:勘違いせざるを得ない
GM:もう雰囲気がエルフ
ラファール:「ヴェリタもエルフ、だったっけか?」 半信半疑
ユキ:「そうだ、ヴェリタも無理しなくていいからね? 幸いここは川が近いから」
ヴェリタ:「みんな……私はエルフじゃないっていってるでしょー!」
ラファール:定期!
モモ:お後がよろしいようで
ユキ:「冗談だよ。タブンネ」
ラファール:「冗談だよヴェリタ。でも雰囲気はエルフに近いからなー」
ユキ:「むしろここの冒険者のほとんどがきみをエルフだと思ってるよ」
ヴェリタ:「いままでエルフと間違えられたことないのだけど……」
ユキ:「わざわざ種族名を言ったりしないからねぇ。ヴェリタの話をすると決まって『ああ、あのエルフの……』といわれるんだよ」 微妙にわかりにくい嘘ついてこうな
モモ:「凶暴化した動物たちのことも気になるし、わたしは受けようと思う。それでなくとも、みんなが困っているしね」
エレ:「わ、私も受けようと思います! モール! ヒポグリフ!」 モールブンブン
ユキ:「生物学を学ぶ身としても放ってはおけないな。私も受けるよ」
アーデルフ:「うん、ボクも。水浴びできなくなったらやだもん!」
ラファール:「僕もいく。気になるしな」
ヴェリタ:「もちろん私も受けます」
セロウィ@GM:「ありがとーみんな!」
ミラ:「モモさんもおっしゃっていたように近頃は不穏な動きがあります。みなさんなら解決できると信じていますが、無理はなさらずに、可能な範囲を見極めて行動するようお気をつけてください」
GM:ちなみにローラ河についてはルルブⅡ183頁参照。河の名称などは記載されていませんが、神のきざはしから伸びている河がそれです
ラファール:意外と近かった
エレ:ご近所だった
GM:多くの支流を取り込んでる大河なのでディザの街近くで見えるローラ河は今の所そこまで顕著に減って無いように見える(実際は数cmくらいは下がってる)感じですね
ラファール:ちなみに動物が狂暴化してるみたいだけどルピアは大丈夫かな?
モモ:ルピアが敵に回ったらみんな四五六賽で焼き殺されてしまう
ラファール:強火! モモちゃんくらいしか生き残らないんじゃ?
ルピア@GM:「ぴ?」
GM:ルピアはぱたぱたとモモさんの頭(定位置)に降りてきてなんやなんやって感じで首をくりっとしてる
ユキ:おじさんとデルフくんも大丈夫?
アーデルフ:凶暴なデルフくん……なるほど……
ユキ:凶暴なおじさん……縛られてるから安全
モモ:凶暴なデルフくん……パピコを二本いっぺんに食べる……
アーデルフ:午後の紅茶を午前に飲んだりする……
GM:バーサクしてる……
ラファール:狂暴なデルフくん……ごはんお残ししそう
GM:逆に皿まで食べるかもしれない
ラファール:そして数分も耐えれずに完食しそう。べつにおいしくないからねー! 全然たべれなかったんだからねー! って意地張ってそう
アーデルフ:なんてわるいやつなんだ……
エレ:デルフくんは凶暴でもかわいいな……
モモ:凶暴なデルフくん……フタの裏についたヨーグルトを根こそぎ舐めとってしまう……
GM:なんてマナーが凶暴なんだ……
アーデルフ:凶暴っていうか……なんだ……反抗期的な……?
ラファール:常時ぷんぷんしてる
ヴェリタ:かわいいな、デルフ君の凶暴バージョン




