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【SW2.0】虹夢亭【キャンペーンリプレイ】  作者: 赤星
5話「晴れのち山賊」
32/87

【シーン3:捨てる神あらば拾う神あり】


 パーティ名もようやく決まり、一層親睦を深めあった《浅葱の杖咬む翡翠(ハルシオン)》一行。心地よい朝日が昇る2日目の朝、ねぼすけのアーデルフの着替えを手伝うヴェリタにPLたちから「保護者だ」「良心だ」の声が湧き起こる。こいつら……。


GM:そんな感じで朝を過ごしながら本日も元気に平原を進むぞ! モモさんイベントダイスD66どぞ

モモ:d66 「今日はどんな日かな」 SwordWorld2.0 : (D66) → 66

GM:マジかよベイベー

GM:からからとあたたかな日差しの中で平和に進んでいるうち、進む先の街道に何か倒れている人影を見つけられるよ

モモ:何人いる? 種族はなにっぽい?

GM:旅装飾をしている人間っぽい人。一人。うつぶせでバターリしてる

アーデルフ:「おひるねかなあ。いいてんきだもんねー」

ラファール:「行き倒れか?」

モモ:じゃあ駆け寄って肩を揺すります 「大丈夫か、しっかりするんだ!」

倒れてる人(GM):「う、うう……」

ユキ:「倒れた人間を強くゆするのはよくないよ、モモ」 医学振ったほうがいいかな?

アーデルフ:おじさん世界線ちがう

GM:倒れてる人は声をかけられるとうめき声が出る程度の反応と、ぐぎゅるるるるる、という音がその人から聞こえてくるよ(

倒れてる人(GM):「はら……へった……」

モモ:きょとん、とした顔でその音を聞きます

ヴェリタ:「お腹が減ってるようですね」

アーデルフ:「? おなかすいてるのー?」

モカ(GM):「行き倒れかい? まーたこんなところでねぇ」

モモ:「モカ、すまない。なにか消化の良い食べ物は積み荷にあるかな。代金はわたしが払うよ」 干し肉とかドライフルーツはさすがに胃に優しくないよね

モカ(GM):「はいはい、わかったよ」 じゃあ5Gくらいでお腹にやさしいものを譲ってくれるよ

モモ:わーい じゃあそれを行き倒れくんに渡すよ

倒れてる人(GM):「うう……た、たべもの……」

ラファール:「ついでに何か飲み物もあるかい? 昨日のエールの残りしかなくて」

モカ(GM):「はいよ。水ならま、タダでいいよ」

ラファール:「感謝するよモカさん」 そのまま旅人に渡すよ

GM:倒れてる人は意識朦朧という態でモモさんとラファールさんに恵んでもらったものをがつむしゃぐびーとむさぼる

倒れてる人(GM):「ぷはぁ! 生き返ったぁ! ……で、これどこから湧いてきたんだっけ……おや?」

GM:ふっと我に返った感じようやくきょろきょろ周りを見渡しあなたたちのこと認識する倒れてた人

アーデルフ:「こんなとこでおひるねしてたらあぶないよ!」

ラファール:「とりあえず復活したみたいでなによりだ」

ヴェリタ:「ほかに怪我などはありませんか?」

倒れてる人(GM):「あー……うん、あなたたちがご飯くれた感じ? やー、あんがとさん。お腹減ってぶっ倒れてただけだから健康体っす」

ユキ:「絶食プレイは命にかかわるから気を付けたほうがいい。私も以前少しまずいことになった」(真顔)

アーデルフ:説得力がダンチ

ヴェリタ:なんか斬新な説得方法ですね

ラファール:(何を言ってるんだこいつは)ってなりそう(

倒れてる人(GM):「絶食プレ……? いやー、あたしはちょっと山賊さんに襲われちゃってさぁ、荷物放り投げて逃げて来たから今保存食も無し、一文無しって有様で。あっはっは! ほんと、助かりました。あざます!」 合唱


 行き倒れのル=ロウド神官、レジィ曰く、山賊は計5名。弓を扱う者はいなかったようだが、魔法使いがいるらしい。

 落ち着いたら礼をしたい、と《浅葱の杖咬む翡翠(ハルシオン)》の所属を聞くレジィだが、なかなか答えない一行。PC的には忘れてたりあやふやだったりしてそうで困る。


モモ:「わたしたちはディザの冒険者の宿《虹夢亭》に所属している」 エンブレム見せながら

レジィ(GM):「《虹夢亭》ね。それじゃあんがとね~。あなた方の旅路に風来神の加護があらんことを」

GM:胸に下げた聖印を掲げて祈りの文句を一つ投げるとひらひらとレジィはディザ方面へと歩いていきますよー

アーデルフ:レジィさんにおやつの干し肉を分けたげよう。断腸の思いで

アーデルフ:「だいじに、だいじにたべてね……!」

レジィ(GM):「おお、おお……ありがとう、助かる……!」 なむなむと拝んでいただきます(

ヴェリタ:「レジィさん、こちらも少しですがどうぞ」 ドライフルーツを少し分ける

モモ:「レジィ、手ぶらもよくないよ。少しだけど持って行って」 救命草と魔香草とをひとつずつ渡します

レジィ(GM):「神の御使いかあなたがたは……!」

モモ:「一応ね」

ラファール:「気を付けてなレジィさん。エールはさすがに……いらないよな」

レジィ(GM):「もら——いや、やめとくよ、うん。さすがに悪いし」

アーデルフ:「ボクらは《浅葱の杖咬む翡翠》だよ! なんかあったらよろしくね!」 ちゃっかり宣伝隊長

ヴェリタ:「道中気を付けてくださいね」

レジィ(GM):「あんがとー!」 ノシ

アーデルフ:「むふー。きをつけてねー!」 手ぇ振ろう

ユキ:「気を付けていくといい。またね」

GM:っとまぁ、なんかみなさんに色々もらってレジィはとてとてと平原の向こうに背中を小さくしていきました

GM:テテーン。みなさんに《風来神の加護》をプレゼント! このセッションの間中、1回だけ判定で振った2d、もしくは威力表で振った2dを振り直すことができます。ル=ロウドの特殊神聖魔法【ラック】と同じ効果ね

アーデルフ:やったあ! ファンブルしても平気だな!

GM:そんなこんなで行き倒れの旅人、レジィを助けた一行は平原を元気に駆け回るガゼルの姿を見かけたりしながら平和に2日目の護衛を終えました

モカ(GM):「今日もお疲れさん。また明日も頼むよ!」


 GMの温情によって夜イベントがないのをいいことに、好き勝手に過ごすPCたち。メイン盾兼危険感知要員のアーデルフは精神年齢8さいなので夜更かしはさせられません。おやすみなさい。


GM:3日目のこけこっこーでござる。ユキさんD66オナシャス

ユキ:d66 おじさんの運勢 SwordWorld2.0 : (D66) → 42

GM:おう、なんだなんだ。なんか落ちてるもんばっか見つかるな君ら(

GM:今日も今日とてからからと馬車が進んでいると、道外れにほんのりと赤い光が灯っているのをあなたたちは見止めることができますよ。あなたたちはそれを気にせず進んで行ってもいいし、確認しに茂みに入ってみてもいい

アーデルフ:そらもう確認しますよ

GM:それじゃデルフさんががさがさと茂みの中に入って行くでよろしいかな

ユキ:おじさんも見に行くよ!

ラファール:目ざといラファは気付いて近づくよ

GM:君達馬車の護衛しなよ( いいんだけどさwww

ヴェリタ:全員行くとあれだからヴェリタは馬車のそばにいるよ

GM:PTの良心ヴェリタさん(1時間ぶり2度目)

ユキ:男性陣の持ち場放棄

アーデルフ:まとも(希少価値)

GM:それじゃ3人が赤い光に誘われてがさがさと茂みの中に入って行くと、傷ついた小鳥が倒れています。その小鳥の身体からはぱちぱちと小さな火花が立ち、燃えているような身体をしているようです

アーデルフ:傷の具合はどんな感じすかね

GM:打撲傷っぽい感じかな。わりと満身創痍

ユキ:周りには何かありますか? 親とか巣とか

GM:親がいそうな気配や巣が見つかったりはありません。小鳥へのまもちきは9/12


 魔物知識判定に成功したアーデルフとユキは、この傷ついた小鳥が幻獣・フレイムイーターの幼鳥であることに気がつく。ラファールに呼ばれたモモが治療をすると、フレイムイーターは幾分か生気を取り戻した。弱っているうちに剥がないあたり、やっぱりケモノにやさしいPLたちである。

 GMが用意したフレイムイーターの立ち絵が、某TCGに収録されているドラゴン種の召喚コストを下げるコッコなアレであったため、以降フレイムイーターはルピアという愛称で呼ばれている。


ラファール:「お、元気になったか?」

モモ:「アーデルフ、フレイムイーターが目を覚ましたよ」

アーデルフ:「ことりさん目ェ覚ましたの? よかったあ」 ほっと胸を撫で下ろしましょう

GM:ルピアはぱたぱたと翼をはためかせますが、怪我の影響かそもそも成長が済んでいないのか、飛べそうな様子はありません

ルピア(GM):「ぴぴ! ぴぴ……」 ちょびっとジャンプして飛ぼうと試みては落ちてしまい不安げに周囲をきょろきょろと見回している

ラファール:「こいつ、まだ飛べないのか?」 ちょっと不安そうな感じで

ユキ:「連れていくかい? もしかしたら親に会えるかもしれない」

ヴェリタ:みなさん馬車のあたりまで帰ってきたかんじ?

GM:ルピアがぱたぱたやってる間に馬車の前まで来た感じで行きましょう

モカ(GM):「ん、なんだいそいつ?」

ヴェリタ:「おかえりなさい、そちらは小鳥?」

ラファール:「そこの茂みで怪我していたんだ。フレイムイーターって言ったか? まだ飛べないらしい」

ルピア(GM):「ぴぴ……」

ヴェリタ:「なんだか可愛らしいですね」

モモ:たいまつに着火したら食べる?

GM:食べる

モモ:チャッカマン

GM:フォイアッ!

GM:松明につけられた火をはむはむ嬉しそうについばんでます

モモ:「……かわいいな」 最近こいつ(モモ)放火魔の気があるんじゃないかと疑いだしている

ラファール:「おお、ほんとに火ぃ食べるんだな」

ユキ:松明じゃなくておじさん燃やすのも手だぞ

GM:予想を裏切らないおじさん

ヴェリタ:「ほんと美味しそうに食べてますね」

アーデルフ:「治しちゃったし、つれてって面倒みたげないとだめだよね」

ラファール:「あのままあそこにいさせてもな。親鳥が見つかるまでは、だな」

モモ:でも乾燥地が主な生息域なんでしょ? ここ森の中だよね?

GM:森っていうか平原じゃな

モモ:巣から離れたよりも誰かに連れてこられたとかのが近い気がするよ。つれてくのは賛成だけど

ラファール:そこはちょっと気になった

アーデルフ:連れてっていいんじゃないすかね。このまま放置しても死ぬやろし

GM:ハルシオンに フレイムイーターが 加わった!

モモ:「モカ、いいか?」 一応お伺いを立てておこう

モカ(GM):「連れて行くのはいいけどさ、荷馬車にはあんまり近づけないでおくれよ。一応」

ヴェリタ:「そうですね、そこは注意します」

モモ:アイドルがふたりに増えたな

アーデルフ:負けへんで

ルピア(GM):「ぴ? ぴぴ!」

GM:フレイムイーターはあんまりよくわかってない様子ながらもわりあい大人しく手の中に納まりますよ。ドワーフでもなきゃ手袋ぐらいはしないと熱そうだけど(

モモ:じゃあモモが頭の上にでも乗せてよう

アーデルフ:「あいでんててーがおびやかされてる……!」

ラファール:「よかったなお前。晴れて《浅葱の杖咬む翡翠》の仲間入りだ」 子どもをあやすような笑顔で

ルピア(GM):「ぴっ!」

GM:そんなこんなでなんかルピアがパーティインした《浅葱の杖咬む翡翠》です

GM:他には時折獣が通りがかったりしましたが、遠巻きに見ているだけだったり、軽く威嚇をすればすぐに他所へ行ったりで大事になることはなく3日目が過ぎました

モモ:いくぞルピア! ボルバルザーク召喚!(威嚇)

GM:禁止カードはヤメロォ!

ラファール:禁止される前はお世話になりました(

アーデルフ:もうちょっと鱗の赤みが強ければボルバルザークごっこできたのに

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