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【シーン7:友よ】

セロウィ:「(そわそわ)」

ミラ:「セロウィ、気持ちはわかりますが落ち着いて仕事をしてください」

セロウィ:「だって、キンジョノ村だよ? 依頼も、言い方はちょっと悪いけどあんまり難しくないものだったのに、こんなに遅くなるなんて」

ミラ:「それは、確かに。……向こうでなにか別のトラブルに巻き込まれた、とか」

セロウィ:「トラブル!?」

ミラ:「あくまでも可能性の話です。一晩待って、それでも戻ってこないようであればキンジョノ村に連絡を取りましょう。さあ、日が暮れてきました。中へ戻らないと体を冷やしてしまいます」

セロウィ:「みんな、大丈夫だよね?」

ミラ:「……温かいスープを作って待ちましょう。戻ってきた冒険者あのひとたちはきっと疲れているでしょうから」

セロウィ:「うん……」

アヤメ(GM):「ミーちゃん、ミーちゃん……!」

GM:さらさらと灰のようになっていくミーちゃんの身体を抱いたアヤメの瞳から、ぽたりぽたりと涙が落ちる

子グレ(GM):「……きゅう?」ミーちゃんの子どもも何か感じ取るものがあったのか、アヤメの腕の中から崩れゆく親の身体をくるりとした瞳で見つめる

モモ:アヤメの背後にそっと寄り添います

アヤメ(GM):「……ミーちゃん、ごめんね、わたしのせいで、痛かったよね、つらかったよね。ありがとう、ありがとう……。もう、休んでいいんだよ、ゆっくり……ぐすっ」

カースビースト(GM):「……」

GM:カースビーストにかつてのような理性は戻ったのかどうか、それはわからない。けれど、消えゆく最期を前にして、その表情は穏やかに、アヤメの言葉を聞いているように見えた

子グレ(GM):「みー……」

GM:するりとアヤメの腕から抜け出した子どもは、こすり、と親の身体へと顔を押し付ける。もう、そのようなふれあいすらもままならないように一層と灰が散り

アヤメ(GM):「さようなら、ミーちゃん……」

GM:ふわりと、淡い燐光が渦巻くように散り消え、あなたたちを覆う。その瞬間、あなたたちの心に、ある風景が通り過ぎた

GM:それは、グレイリンクスの最期の記憶

GM:ヒトと戦い、深手を負ったはらわたから命を流し、自身の命が長くないことを悟った絶望と恐怖。同時に、自分の子を守らなければならないという使命感と深い愛情。そして、そのための最後の希望を残してくれた友人への友愛

GM:アヤメの落して行ったバスケットをくわえて、必死に、一歩一歩を踏み出し、巣穴へと戻る。彼女の残してくれたバスケットにはグレイリンクスの好物である木の実がたくさん詰まっていた。これがあれば、きっと子どももしばらくは耐えられると、そう信じて

GM:歩んで、歩んで、なんとかそれを巣穴まで持ち込んだ

GM:最後に見た子どもの顔から離れるのはとても苦しかったけれど、ここにいては腐肉を食べにくる獣にもののついでに襲われてしまうかもしれない。最後の力を振り絞って、もう少しだけ、歩いた。ただ、森の奥で誰にも知られず

GM:叶うならば、子どもの成長を最後まで見届けたかった。友人ともう一度触れ合いたかった。――生きたかった

GM:そうして、静かに瞳を閉じて

GM:幻視は消える

GM:灰が静かに夕闇へと吹き上がって、カースビーストがいたという形跡は、ほとんど消え去った

アヤメ(GM):「……」

アヤメ(GM):「……っ、う」

アヤメ(GM):「う、ううううう……!」

アヤメ(GM):「うわああああああん!」

ラファール:「……」俯きながら剣をしまいます

アーデルフ:「がんばったね、ミーちゃん。……おつかれさま」呟きながら、そっとアヤメに胸を貸します

モモ:「炎武帝グレンダールの篝火が彼女の黄泉路を明るく照らしますよう」自分の胸に手を置いて祈ります

GM:気の早い星々が夕闇に姿を現す中、アヤメの泣き声が透き通るように水音へと吸い込まれる

アヤメ(GM):「ひぐ、えぅ……う、うう……」アーデルフの胸に抱かれるままに、顔を埋めて、アヤメは泣くよ

アーデルフ:「だいじょうぶ。ミーちゃんは、もうだいじょうぶ」ゆっくりとなだめるように頭を撫でます

モモ:「アヤメ、君がミーちゃんにできることはまだある。祈り、弔うことだ」と静かに語りかけます

モモ:「ミーちゃんの死を悼むことは、ミーちゃんに命を託された君にしかできない。彼女の遺した大事な宝物を育むことも」

アヤメ(GM):「……ひぐっ」

GM:モモの言葉を受けて、顔を上げたアヤメはごしごしと手の甲で目元を拭う。鼻をすすって、優しくミーちゃんの子を抱き上げて

アヤメ(GM):「……はい」

GM:強く、頷くよ

モモ:アヤメの頭をごしごし撫でるよ

(※裏で剥ぎ取りダイス振ってます)

GM:ラファールさんは崩れた灰の小山の中にほの暗く輝く結晶を見つける。穢れたマナの結晶だ。あまりいい影響を与えるとは言えない穢れを込めたものなので、持ち帰って処理した方がいいだろう

アーデルフ:貰い涙と鼻水で顔面ぐちゃぐちゃだよ

ラファール:「そろそろ帰ろう、村の皆も心配してるだろうし……」簡易の墓をつくりながら皆に言います

モモ:「そうだね。アヤメを待っている人がいる」

GM:日も暮れ、柔らかな月明りが夜の世界の訪れを告げ始めます。ラファールさんの言う通り、そろそろ帰った方がいいでしょう

アーデルフ:「ずびっ……うん、かえろっか……ぐすっ」

GM:最後にアヤメはお墓に手を合わせていくよ

アヤメ(GM):「……はい。みなさん、ほんとうに、ありがとうございました」まだ引き切っていない震えた声で、アヤメは頭を下げる

モモ:なむなむお墓に祝詞的なサムシングを唱える

レオン:お手て合わせてなむさんっ

ラファール:「ミーちゃん、安らかにな」手を合わせる

アーデルフ:「おやすみなさい、ミーちゃん」

GM:鎮魂歌のように静かな、森の奏でる虫の音に囲まれて、あなたたちは村へと戻りました

GM:みなさんとアヤメは随分と村人のみなさんに心配されたようで、もみくちゃにされながら帰りを歓迎されます。それから今夜は泊まって行けと村長の勧めもあって(まぁ泊まるでしょう暗いし)一泊してから翌朝に虹夢亭へと帰りますよ


GM:虹夢亭

セロウィ(GM):「そわそわ……そわそわ……」

GM:店に帰ってくると、店の入り口で珍しく朝早くからうろうろしてるセロウィが見かけられるよ

モモ:「ただいま」と声をかけよう「やれば早起きできるじゃないか」

セロウィ(GM):「わっ! み、みんなおかえりー!」

ラファール:「ただいま……どしたのセロウィさん」

セロウィ(GM):「よかったぁ、思ったより帰りが遅かったからみんな何かあったのかと……」

ミラ(GM):「……おかえりなさいませ、みなさん」表の騒ぎを聞きつけて店の中からミラもひょいっと顔出し

アーデルフ:「えへへ、しんぱいかけてごめんね」

コボルド(GM):「お、おかえりなさいです」

コボルドシューター(GM):「( ˘ω˘)bグッ」

セロウィ(GM):「とにかくみんな無事でよかったよー! お腹すいてない? ミラとコボちゃんがあったかいスープ作ってくれてるよ!」

アーデルフ:「コボちゃん達! たっだいまー!」とコボルドに抱きつきを仕掛けます

コボルド(GM) :「あ、あわわわわ!」

ミラ(GM):「はい、みなさんお疲れでしょうからごゆっくり身体を休めてください」

ラファール:「コボ達ただいまっ。なんか色々疲れた……」といって早速テーブルに座る

モモ:「今回の英雄にエールを一杯」ニヤッと笑いながらラファさんの前に座る

ミラ(GM):「朝からお酒は感心しませんよ」 と言いつつちゃんとエールをだしてあげましょ

ラファール:「ありがとモモ……レオンもデルフも助かったよ。今回はやばかった」受け取って乾杯する

モモ:かんぱーい

ラファール:かんぱーい!

アーデルフ:疲れを感じさせない様子で、外でコボルドを振り回して遊んでます「いやっほー! だいかいてーん!」(コボルドブンブン

コボルド(GM):「あばばばばばば!?」

アーデルフ:「いやっほう! ……シューくんも振り回していーい?」 

コボルドシューター(GM):「( ˘ω˘)……」

コボルドシューター(GM):「(`・ω・´)b」コボルドシューターは親指を立ててOKのサインを出した……!

アーデルフ:「いしょっしゃー! ふたりまとめてどっこいしょー!」

コボルド(GM):「あーれー!」

コボルドシューター(GM):「ヒュゴォォォォォォ」

GM:あ、そうだ。誰か村長から手紙受け取ったことにしといてミラかセロウィに渡して(

モモ:誰だちゃんと受け取ってそうな真面目な奴は

ラファール:ラファではなさそうだ((

GM:レオンさんしかいねえ! 助けてレオンさん!

レオン:「あ、そういえば村長さんからこちらへ手紙を預かっていまして……」とセロウィに手渡します

(GM):「ん? 手紙? なんだろ。えーと、何々……この度はアンデッド退治のみならず大事な村の子まで云々……すごい! みんな大活躍だったんだね!」

ミラ(GM):「……なるほど、報酬に色をつけてくださると」

セロウィ(GM):「よかったねみんな! それにお手柄だよ!」

ラファール:「まぁ色々あったからな……ある意味頑張ったよ、うん」机に突っ伏す

ミラ(GM):「足し合わせて……占めてみなさんには4,000Gになりますね。お納めください」というわけで報酬4,000G!一人当たり1,000Gの報酬だ!

ラファール:イエエイ!!

モモ:「ははは、お疲れ様だ」と上機嫌にエールをぐいっと

レオン:財布が潤う潤う!!

ラファール:「勿論祝ってくれるんだろ? セロウィさん、ミラちゃん」ニヤリと笑って二人を見ます

アーデルフ:「ねーセロウィー。コボちゃんが寝ちゃったよー?」白目剥いて泡吹いてるコボ吉を抱えて店の中に入ってきます

セロウィ(GM):「もっちろんだよ! ちょっと朝だから眠いとかそんなことないよ!」

ミラ(GM):「あまり大したことはできませんが、ささやかながら。……コボルドは奥で寝かせてきますね」

コボルドシューター:「( ˘ω˘)」シューターは寝ている……

ラファール:「よしきた! パーっとやろうぜ!」にかっと笑ってエールをぐいっと飲み干す!

モモ:「アウェイクンが必要なら声をかけて」とミラに

ミラ(GM):「いえ、寝かせてあげようと思います。彼らもあなたがたの事が気がかりであまり寝られなかったようなので」

モモ:ミラの言葉に意外そうにきょとんとしてから「そう」とちょっと笑いましょう。モモもラファさんに負けじとエールを飲み干す!

アーデルフ:「あー! ボクもお酒のむー!!」エールかっくらってるラファたちに混じります

ラファール:「今日は一日酒浸りだ! シュー! お前もこっちで飲むぞ!」といってシューターを引きずり込みますw

コボルドシューター:「( ˘ω˘)……」寝たまま酒を煽るコボシューの姿が!

GM:なんだこの生物


(※閑話休題)

セロウィ(GM):「……ところで、コボちゃんとシューちゃん、お名前ないとなんとなく寂しいね」

コボルド(GM):「え、そうですか?」

コボルドシューター(GM):「(V)o¥o(V)」

コボルド(GM):「シューターくんそれはどういう感情を表しているの!?」

ミラ(GM):「まぁ……そうですね。あなた方は特に名前をお持ちでないのでしたか」

コボルド(GM):「はい……ぼくたちたくさんいるので、いちいち名前とかつけてもらわないんです」

セロウィ(GM):「だよねぇ。うーん……何かいい案あるかなみんな?」

GM:ちらっ(投げっぱなしジャーマン)

ラファール:「なんとも不便だな。ここで働いてもう一週間以上たつんだし名前きめたいな」

モモ:ここはネーミングセンスに定評のあるデルフくんがなんとかしてくれるのでは

アーデルフ:アイエエエエ!? みんなで話し合おうぜ!!!!!

(※結局数の暴力に屈するアーデルフのPL)

アーデルフ:ちくしょう! 分かった考える! という訳で次のセッションまでには決めときますネ

ラファール:「んーここはデルフに名付けてもらえばいいんじゃない?」酔っぱらいは投げやり(

モモ:「そうだな、アーデルフの野性的感性に任せるとしよう」ガンガンエールをあおるよ!

レオン:「普段からコボくん達と仲が良いみたいですし、やはりアーデルフくんが考えるのがベストかと」

アーデルフ:「ええっボク!? んー……わかった。かんがえとくよ!」

コボルド(GM):「ほんとですか!わぁ、嬉しいです!」

コボルドシューター(GM):「(*'▽')」

アーデルフ:「むむむ、名前かあ……。ワン……ワンタロウ? いや、ここはちょっとひねってネコタロウとか……」(ブツブツ

ラファール:「とりあえず今日はパーっといこうぜ! パーッとな! セロウィさん、エールおかわり!!」

セロウィ(GM):「はいはーい! ミラ、よろしく!」

ミラ:「かしこまりました」

GM:とまぁそんな感じで虹夢亭の一日は過ぎて行った……

GM:というところで、第2話のシナリオは終了になります! お疲れ様でした!

一同:お疲れ様でしたー!!

リザルト 第2話:ともだち

経験点:基本1,000点+ベストエンド!500点+魔物討伐点130点=1,630点

報酬:報酬1,000G+剥ぎ取り(150G÷4)38G=1038G

名誉点:19点

成長:1回

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