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93話 クロード

 私はミナト君達を見送った後油断なく変な口調の男を見ていました。

「悪いんですけど、ひよりちゃんとおじさまは私に付き合ってくださいね。大丈夫、あなた方には手は出させませんから。」

 二人とも頷いてくれました。早く片付けてミナト君に追いつかなくちゃ。

「よくもやってくれまーしたね!アナタ方はここから先へは行かーせません!」

 男が変な口調で私に話しかけてきます。むむ。この喋り方とてもむかつきます。

「私はミルトニア!アナタを倒し、桃花ちゃんを襲った理由を吐いてもらいます!覚悟してもらいますよ!」

「わたーしに倒される分際で、なーにを言ってるんでしょーうか!ちなみに私はクロードと申しまーす。ユーを殺す者デース!」

「その喋り方も矯正してやりますよ!」

 変な口調の男改めクロードは腕を振るい魔法を発現させました。最初に行った尖った氷を放つ魔法。横一列の攻撃魔法なのでかわすのは容易いです。コンテナから降りてその一撃をかわします。次はこっちの番です。

「サンダーボール!ファイヤーボール!ウォーターボール!」

 三つのボールを杖の先に展開させました。そのまま敵に目掛けて…!

「シュート!」

 三つのボールを同時に発射しました。三つのボールがクロード目掛けて飛んでいきます。中々のスピードなので避けるのは難しいはずです。初級呪文でも三つ合わされば威力も抜群!まぁその分扱いずらいんですけどね!三つのボールがクロードに当たる直前、クロードは腕を振りました。その後足元からキラキラ輝く盾が出てきて、私の三つのボールを防ぎました。くっ!三つ同時とはいえ初級じゃ防がれますか!次は!

「煌めくは金色の結晶。砕けて弾けろ!クリスタルブレイク!」

 クロードの真上から金色に輝く大きな結晶が落ちてきます。その結晶をギリギリのところでクロードは横に移動してかわします。しかし結晶は落ちた瞬間内側から爆発し砕けて散ります。砕けた結晶は礫と成ってクロードに襲いかかります。

「くっ!?ぐふっ!?」

 砕けた結晶がお腹に当たり膝をつきました。これで隙ができました。これでトドメです!

「突き穿て雷剣よ、我が真意を持ちて敵を滅せよ!サンダーソード!」

 頭上より雷の剣が落ちてきてクロードを貫こうとします。ミナト君はトドメを指すことを嫌いますが、戦闘ではそれは隙になります。そんな危険は犯せません。サンダーソードをクロードは転がりながら避けます。サンダーソードは地面に刺さり辺りに電撃を撒き散らします。

「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!??」

 電撃が直撃し、息も絶え絶えになるクロード。痺れて動くどころではないはずです。ボロボロになったクロードがその場で動かなくなりました。

「さぁ、これで動けないでしょう!吐いてもらいますよぉ、色々と!」

 クロードが倒れたのを確認し、彼に近づきます。さて何から聞きましょうか?

 彼の近くまできたその時です。

「!?」

 ズドンという振動があり私の体がふらつきます。横腹がとても熱い…。脇腹を見てみると細長い氷が私の脇腹に生えていました。血が出ている方向を見るに、どうやら背後から刺されたようです。この傷……ヤバいヤツです。早く回復魔法を……。

「ひゃーひゃひゃひゃひゃひゃ!まんまとひっかかりましたーね!私の服は死ぬような攻撃でも何度かは身を守ってくれる代物でーす!まぁ、今回ので効力がなくなってしまったのは残念でーすが、アナタのような上級の魔法使い相手なら仕方ありませーん!ひゃーひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 クロードの耳障りな声が頭に響きます。回復魔法の前にお腹に刺さってる氷をどうにかしなくちゃいけません……。いけない……。意識が遠のく………。

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