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85話 アジト

 敵アジトの場所は俺の家から車で一時間ほど離れた場所にあった。里見さんの好意で車を用意してもらったから行きは楽だった。てか運転手さんが軍人じゃないかってくらいイカついお爺さんで中々怖かった。クラースさん並の迫力だ。

「では私はここで皆様をお待ちしております。ご武運を。」

「ここまでありがとうございます。行ってきます。」

 車を後にし俺たちはアジト前を目指す。少し歩くと小さな建物が現れた。二階建ての建物で普通の事務所に見える。建物からは灯りが漏れている。誰かいる証拠だ。さぁてどう侵入しようかな。

「ミナト?何を考えているの?」

「ああ。どうやって中に入ろうかなって。」

「今回は殲滅戦よ。前から堂々と入ればいいのよ。」

『えっ!』

 止める間もなくネリネが入り口のドアを開けた。

「何があるかわからないのにいきなり開けるヤツがあるか!」

「そうですよ、罠とかあったらどうするんですか!ネリネちゃんの考えなし!脳筋!」

「そんなに言わなくてもいいじゃない。」

 中の部屋は教室くらいの大きさ。机がいくつか置いてあってその上にパソコンが置かれている。そして何人か人がいて全員がこちらを見ていた。そりゃあ急にドア開けたら見るよな。

「ノックも無しに入ってくるとは礼儀のなってないガキ共だな。何しに来た?こっちは忙しいんだが。」

 淡々と話しかけてした。イメージではもう少し粗暴な感じだったのだが外れたな。

「私たちの友達があなた達に狙われてるの。その理由が知りたくてここまで来たの。さぁ、教えてくれるかしら?」

「お前達の友達?知らないね。ウチは真っ当な会社だ。誰かを狙うなんて事するはずがない。」

 あくまでも無関係だと主張する男。むむ。これはめんどくさい。てか真っ当な会社が真っ当な会社って言うか!

「でもおかしいわね。私の友人を攫った男達に聞いたら確かにアジトはここだと言っていたわよ?かなり脅したから間違い無いと思うけれど。」

 と言ってみた。すると、

「そうかい。なら仕方ない。俺たちも自分たちを守らなきゃならないんでね。覚悟してもらうぜ!」

 そう言うと男が手に銃を持ってこちらを狙って来た。よく見ると周りの人全員が銃口をこちらへ向けている。そして全員がこちらへ発砲してきた。これは避けきれないな。

「ロッカシールド!」

 ミルがそう言い俺たちの前に盾を出現させる。チュンチュンチュンと銃弾が弾かれる。盾が消えるのと同時に俺とネリネは室内をかける。次弾に当たらないようにしながら、敵の前に立つ。そして腹に強烈な一撃をお見舞いした。こうして意識を刈り取る。遠くの銃撃に対してはミルが防御してくれる。次々と近くにいる敵に近づき、同じように腹に一撃加える。こうやって敵の意識を刈り取る。ネリネの方も似た様な感じで戦っている。そして、

「残るはアンタだけだな。」

 残っているのは最初に話していた男のみとなっていた。銃相手に戦っていたからか、男は驚愕の表情をしている。

「銃何十丁相手に、まさかあり得ない。こいつらは一体…。」

「混乱してるところ悪いけど、残りはアンタ一人だ。俺たちの質問に答えてもらいたい。」

 俺の言葉にハッとなった男は、こちらを睨んでくる。この期に及んでこの表情。なにかあるのか?

「答えてやりたいのは山々だが俺もこの支部を任されている身。そう易々と侵入者の好きにさせるわけにはいかない。」

「いや、結構やられてると思いますけどね。部下はもういないじゃないですか?」

「俺はまだ負けていない。それを見せてやる!」

 男は机の上で何かをした。その後背後の壁が開いた。隠し扉だ!

「あ、待て!」

 男は隠し扉の向こう側へかけていった。

「俺たちも追いかけよう。」

「罠があるかもしれない。注意していくわよ。」

「はい。」

 男を追いかけて俺たちも隠し扉へ進んでいく。

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