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112話 いざ里見家へ

 朝ごはんを食べると、ひよりがやってきた。桃花達が俺の家に住むんだから自分も一緒に住みたいと親に言っているようだが、許可が降りないらしい。普通なら降りるわけないんだよなぁ。桃花の家が特殊なだけで。里見さんですら一緒に住んでいない。里見さんは押しかけてくるんじゃないかなと思ったけど違ったようだ。最後の良心ってやつが残ってたんだな。

「今日のお祭り楽しみだね、みな兄!今年はみんなもいるから余計楽しみだよ!」

「去年はひよりと桃花は受験があったから行かなかったんだよな。何故か俺も行くなと言われてさ。なぁ、ひより?」

「あれー?そうだったっけ?でも今年は一緒に行けるからいいじゃん。ね!みな兄!」

「ここで笑顔はずるいぞ、お前。何も言えんくなる。」

「えへへ〜。今日はみんなで可愛い浴衣着て、みな兄を悩殺してあげるよ!」

 そうか!みんなの浴衣姿が見られるのか!ひよりは小さい頃から見てるから見飽きたからいいけど他のみんなは楽しみだ!

「なにか気持ち悪い笑い方してるね、みな兄。そうかそうか、そんなに私の浴衣姿が見たかったかー。わかるよ、わかる。私可愛いもんね。そりゃあ見たくもなっちゃうよねー。」

 なにかよくわからんことをごちゃごちゃ言っている。やかましいひよりはほっといて出かける準備をする。と言っても財布とスマホを持つだけだが。スマホと言えばネリネとミルにスマホを渡すことになった。これも里見さんのお家が支援してくれる。未成年の俺ではスマホは契約できないから本当に感謝しかない。スーリアは別にいらないそうだ。スーリアは俺と常に一緒にいるから別に携帯する必要がないらしい。まぁ言われてみればその通りか。最新機種が手に入るらしいので俺としては羨ましい限りだ。俺のも高校上がる時に買ってもらったやつだからまだ使えるっちゃ使えるが新しいものは羨ましい。俺の友達は興味ない様だが、うちのクラスの明るめの女子達がスマホでマウント取り合っていた時にはびっくりした。

「私のスマホ○○だから恥ずかしい……。」「そんなことないよ、私なんて〇〇だよ。羨ましいよー!」「今年の新作は欲しいよねー」

 なんて会話が聞こえてきた時にはびっくりした。どれも俺のよりも新しいモデルなんだもの。ガジェットオタクではないんだし気にしなくてもいいと思うけど、どうやら違うらしい。ひよりと桃花に聞いてみたが別に強いこだわりはないらしい。強いて言えば写真が綺麗な事とAir○ropが使える事らしい。ってi○hone一択ってことじゃん!今時の女子高生はこだわりが強いってことらしい。まぁ、ネリネ達が気にするとは思えないけどね。

 そんなことを考えていると慎ましか聞こえるピンポーンの音が。どうやら里見さんがやってきた様だ。玄関まで降りて出迎えると、

「片桐君、こんにちは。あなたの里見咲良です。今日こそは妻らしく振る舞えたらと思います。どうぞよろしくお願いします。」

「こんにちは里見さん。別に妻らしくはしなくてもいいかな。さぁ上がって上がって。」

「いえ。実は時間が迫っておりますので。みなさーん早く乗ってください!」

 そう大声をあげると家にいたみんながゾロゾロと出てきた。そして外に出ると、

「お金持ちにしか許されない細長い車!よくこの車で田舎道走ってきたね。傷がついちゃわないか心配になるよ!」

「我が家のドライバーは一流ですので大丈夫ですよ。さぁ、乗り込んでください。」

 現れたのは黒い細長いタイプの車だ。よくドラマやアニメでお金持ちが乗っているあれだ。確かにこれなら何人でも乗れそうだが、ご近所さんの目が痛い!運転手は以前の時と同じオオツカさんみたいだ。車の横に紳士に立っている。

「ほ、本当に乗っていいの?私たちみたいな身分でいいのかな?」

「身分は関係ないと思うけど……。でも緊張しちゃうね。」

 と女子高生。

「凄く細長いのね。こういう車もあるんだ。こんなに細長くて走るのかしら?」

「早く乗りましょうよ!中が気になります!」

「中々興味深いね。車も色々種類がある様だ。」

 と異世界組。

 みんな驚いている。そりゃそうだ一般的には出てこないだろうし。

「さぁ、いきましょう!」

 みんな初めての車に興味津々半分怖さ半分という感じで車に乗り込んだ。

「わぁ〜広ーい!」

 中も豪華だった。ふかふかなソファみたいな椅子。オシャレな小さく長めのテーブル。モニターが付いていて隣にマイクがあるからカラオケができるのだろう。もう何もかも異次元すぎて最高だ!

「車ってあまり乗らないけれど、中はこんなに広いのね。」

「ネリネさんネリネさん。こんなに広い車は滅多にないですよ。他の車はもっと小さいです。」

「確かに桃花を追いかけるのに乗った車はそこまでの広さではなかったわね。」

「あれでも充分大きいからね。」

「ネリネの車の常識が変に覚えられていくな。」

 桃花追跡に乗った車も大きかったが、今乗っている車の方が遥かにでかい。てか長い。

「驚いてもらいうれしいです。では出発しましょう!大塚。出してください。」

「かしこまりました、お嬢様。」

そして俺たちは里見さんの家を目指して出発した。

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