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111話 夏休み開始!

 色んなことがあった一学期。一番の驚きは異世界に行ったことだろう。アニメや漫画、ネット小説等で話題になっているあの異世界だ。フィクションの中の出来事だと思っていたのに現実になるとは。帰れないと思った現代だけど運も重なり、無事戻ってくることができた。だけども異世界で仲間になったネリネとミル、スーリアも一緒になってやってきてしまった!俺としてはせっかく仲良くなれたのにお別れというのは寂しかったから嬉しいっちゃ嬉しいがネリネ達のことを思うと複雑な気持ちだ。本人達は貴重な経験ができたと喜んだいたが。その本人達は日本の文化を十分に満喫していた。日本に帰ってきた時に敵対した里見咲良さんとも戦いの末和解したし、とある闇組織に暴走させられた桃花も、なんとか暴走を抑えることができたし。なんだかんだ色々あった一学期も終わりを迎えた。今日から夏休みだ!



 夏の日差しが強く照り付け、クーラーの効いた部屋以外で歩きたくない今日この頃。リビングではクーラーを満喫する、俺、ネリネ、ミル、スーリアがいた。桃花は自室でなにかしている。今は朝の8時前。夏休みの朝にしては早いと思うが、俺はこの後部活がある。普段の学校の日よりはゆっくりと登校する。

「このクーラーって機械、最高ですよねぇ。旅にも持ち運びたいですねぇ。」

 と、ミル。先日大怪我を負ったが、ひよりの回復魔法のおかげで無事完治した。俺は回復魔法を全く使えないから羨ましい限りだ。

「そうよねぇ。それにしてもこの国の夏はどうなっているのかしら?砂漠に近いんじゃないかしら?」

 とネリネ。どうやら砂漠も行ったことがあるらしい。こっちの世界とあっちの世界で違いはあるのだろうか。

「すぅ…すぅ…」

 スーリアは眠っていた。以前眠らなくてもいいって聞いた気がするけど最近よく寝てるよな。気持ちいいのかな。

「砂漠は言い過ぎだと思うけど年々気温は上がってるんだ。地球温暖化なんて言われてるんだよ。」

「これ以上上がったら本当に死んじゃいますよ!?こんな中生活しているミナト君の国の人たちは凄いですね。」

「ホントね。でもクーラーみたいなのがあると快適すぎて元の世界に帰るのも惜しくなるわね。」

 最近、日本の機械や食事に慣れてきたからか日本の生活も悪くないと思ってきているみたいだ。故郷に家族もいるだろうから行き来する方法があるといいよな。

「でも今日は近くの神社でお祭りがある日。みんな日本のお祭りは初めてだし楽しんで欲しいな。」

 そう、祭りがあるのだ。近くの神社のそこまで大きくない祭りだが、その為人も少ないから出店とかもスムーズに楽しめるだろう。ちょっとした穴場だ。日本のお祭りは楽しいし美味しいというところを堪能してもらいたい。

「この国のお祭り楽しみです。ひよりちゃんからも可愛い衣装着てみんなでワイワイ楽しむだって聞いてますから。是非、チョコバナナというのが食べてみたいです!」

「私も色々気になっているのよね。たこ焼きというのに凄く魅力を感じるわ。たこ焼き、絶対食べるわよ。」

 二人からものすごい熱意を感じる。二人とも日本の食文化に触れてから食べるのが楽しいって言ってたからなぁ。異世界の料理も決して不味くないのになぁ。

「俺も祭りのご飯食べるの楽しみだ。今日はいっぱい食べるぞ!」

「「おおー!」」

 みんなで楽しめるといいな。そんな話をしていると、

「皆さん賑やかですね。何を話してるんですか?」

 自室から桃花がやってきた。あの事件の後、桃花の暴走は収まったように見える。見えるのだが、

「桃花?当たり前のように隣にピタッと座るのはいかがなものだろうか?俺も年頃、恥ずかしいのよ?」

 そう。距離感が高くなったのだ。それもピタッという感じで。里見さんですらここまでくっついては来ないぞという感じだ。

「迷惑ですか?だったら止めますけど……。」

 と、泣きそうになる桃花。ちょっとかわいそうかな……。

「まぁ、ちょっとくらいならいいか。」

「ありがとうございます!」

 食い気味に言われた。いつものパターンだ。いつもこうだ。でも仕方ないあんな顔されたら強く言えないよ……。

「ミナトもたじたじね。私も見習うべきかしら?」

「私もやってみましょうかね……。甘やかしてくれるなら大歓迎です。」

と正面の二人が言っている…。勘弁してくれ……。

「それで、何の話をしてたんですか?」

 話を元に戻す桃花。そうそうその話だった。

「今日の祭りの話だよ。二人とも楽しみにしてるって。」

「そうですか!お祭りは楽しいですからね!今年も楽しみにしてました!」

「桃花も楽しみなのね。これはいよいよ、本気で楽しみになってきたわ……!」

 本気なのか。

「今日はどうやって行くか。確か里見さん家で浴衣用意してくれるんだよな。」

「そうですよ。ミナト君の衣装も用意してあるから一緒に来るようにと。一緒と言っても迎えの車がくるそうですよ。」

 俺は普段着でも良かったのだが、里見さんと桃花の希望で甚平を着ることになった。まぁ、言われてるうちに着てみるのもありかななんて思ってる俺がいて。

「里見さんの家に行くのも初めてだな。どんなお家か気になるな。」

 オオツカさんを始め色んな人が働いているっぽいから相当大きいお家なんだろうな。お家と言えばひよりの家とは反対の隣の家が突然引っ越した。そして今家を壊して新しい家を建てている。急なことなので驚いている。どんな人が引っ越してくるんだろう。

「迎えが来るまではのんびりしていようか。この暑さ、外には出られないよな。」

「何度も言いますが、クーラー最高です!」


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