第二章 3ヒーロー?参上?
その時ソラ達が見たものは驚きの物だった…
「なにこれ?」「ぬいぐるみだったらモフってた。」
「ロロ知ってるアレ犬って言うんでしょ?」「いや、だとしてもワガハイの知ってる犬とは違う気が…」「ジョーンズ達どうやってきたの?」「ロロ、ソラが走ってたからついてきたの」
そう、 それは可愛い犬の見た目の何かであった。とりあえず、ソラとシホはクラスのみんなに被害が出ない様に逃し始める事にした。ちなみに優はいない。……緊急事態だからと言っても着いてきたら即死だからだ…社会的に。当然だね。
「みんな大丈夫?」「ソラくん!?私は大丈夫。でもほかのみんなは…」
同じクラスの名前はわかんないけど確か委員長やってた女の子はぼくがここにいることに少し驚きつつも冷静に状況を理解し、ぼく達に説明する。どうも委員長以外のみんなはあの犬みたいなのに寄って他の女子は捕らえられたとの事らしい。
「委員長。説明ありがとう。じゃ、行くよみんな!」「はいよ、ソラくん!」「ロロ、がんばる!」「かしこまりました、主殿」「……!ソラくん!まさかアイツに挑む気!?危ないよ!!」「大丈夫だよ佐々木さん、ソラくんにはとっておきがあるから!ほら、危ないから逃げるよ!」「でも、先生にはどう言えば…」「それならスッグンが報告してるから大丈夫!」 「お前達‼︎無事か!」
そこに現れたのはわたし達の担任の口調は男勝りで時代錯誤な熱血女性教師の紅 梨花先生だった。
「先生、どうやらあいつが委員長以外の女子を捕らえたみたいで、危険ですので下がっててください。」「コラ!ソラ、危険だからと言って生徒を置いて逃げる教師がどこにいる!オレが生徒達を守る」
そう言って先生は誰よりも前に出て両手を広げ全員の盾になれる様に立つ。流石、先生だ。とは思うけど流石に生身の人間は危ないと思う…どうしよう、先生も善意でやってくれてるけど…ぼくが戦わないと勝てないだろうし…
そうソラが悩んでる直後、謎の犬の様な何かの攻撃が先生に当たりそうになる!
「オレはいい、早く逃げろ!!」「駄目です先生!せんせー!!」