第七章 8黒幕のしたい事
ぼくは旦木さんと別れてからシホ達とどこまで話すかを相談していた。
「どの辺までなら話してもいいのかな?」
『そうだねぇアタシの話をするなら、結局全部話した方が早くないかなぁ?』
「なるほど……クラゴさんもそのテレパシー的なのつかえるんだね。」
『まぁ一応元神ですので』
「ところで私の説明はどうするつもり?」
そう言ってきたのはマユだ。彼女は元々、優という一人の少年から誕生した闇の巫女という存在になったのだが、それが原因で自分の出生がコンプレックスとなっている様だ。
「うーん、どうしようかな?ふふ、そのまま言っちゃう」キラーン
「ひぇっ!!なにその悪魔みたいな顔!?私、何か悪いことでもしたかしら!?」
「ごめんごめんwwついついからかいたくなっちゃって…」
「…ソラくん……時々そう言う事あるよね」
シホ、そんな顔で見ないで…やめて
「でも、確かにロウの事やマユの事…色々と面倒事が多そうだな」
「っ!!今、ロウの事を面倒って言った!?」
「ひどいのであるぞ!!!」
「ソラ…私の事を面倒な女だなんて酷いですの」
「面倒…面倒………そう……私、面倒なのね、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!………そうだ!!消えなきゃ!」
「しかし、ホントにどうすればいいのやら」
「ソラくん!?今さらっとみんなを流したよね!?」
「そうかな?」
まあ、結局のところ最適解は全て話すで同意した。
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ふふふ、そろそろ出来上がるでしょう。私の新たな作戦が…
今回の私の作戦は人々の願いを叶える代わりに絶対的な私への崇拝欲が湧き上がり結果的に私への絶対忠誠を誓う使者へと生まれ変わらせるのです。
そして私の使者には私の力の一部は使わせる事で更に使者を集めるか、私を崇める教団を作らせる様にさせるのです。
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