第七章 5学校で噂のおまじない?
また、クラスがざわついているよ…これで何度目?いや、もはや学校というものは常にざわついている様な気がしてきた。おそらくトンデモナイ事件とかじゃなくくだらない何かが起こったのだろう。
「ソラ!聞いてくれ!!」
アレ?優がぼくに何かあったって報告するってことはマジなのコレ?マジなの!?
「実はな…お前はわからないかもしれないが、うちのクラスのガキ大将みたいな奴がゴリラみたいな見た目から美女に変わっててみんな驚いているんだ。」
男が女に……どっかで聞いた事があるような……あ、ぼくだ。
「それで、そのガキ大将が美女になって何が問題なの?」
「アイツ、実は女の子になりたくて願いを叶えてもらえてよかったって喜んでて、しかも他の人の願いも叶えさせる為に怪しいサイトを紹介してるんだ。」
「元々ガキ大将だったんでしょ?なら、そう言う悪い事もするんじゃないの?」
「いや、アイツ…アキラは曲がった事は大嫌いで、いつも誰かを守ってるって奴だったんだ。それなのにあの代わり様…」
なるほど…これも例のマルジャスから始まる不思議事件の黒幕である神様の仕業かも
「へぇ、ぼく的には興味ないで終わっちゃいそうだけどシホ達はどう思う。」
「う〜ん、そもそもそのサイトってのがどこにあるのかわからない時点で怪しいし、でもアキラくんが女の子になってるのも事実…つまり、何らかの神またはそれに近い何かが行ってるってのはどうかな?」
「だいたいぼくと同じ考えだね…でも、ぼく達にはそう言ったネット情報に疎いからなぁ。マユさんはネットでそういう事できる」
「ひぇ!?わ、私!?…そうね、私もsnsを少しやってるくらいだから分からないわ」
「そっか…となるとウチのグルミン達じゃ無理っぽいし、どうしよっかなぁ?」
??「その話、聞かせてもらいました」
「誰?」「さあ?」「わたしは知らないよ」「ロロ、知ってる忍者でしょ」 「違うのである…」
スタッ!! なんと声の主は天井から現れ見事な着地をした。
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