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かつての言葉たち  作者: 蠍座の黒猫&につき
21/24

明日の予感/

明日の予感がしている。いつも。いつも。生まれ落ちた時から。

あらすじより

投稿日

2016年 01月28日 10時14分

 こころを固く閉じ

嵐を過ごしている


 やわらかな

紅の花弁の舞う

 きんいろの埃

漂うきままさ


 そうしていたって

何も変わらないさ


 むねのなかの小瓶の

蓋があいている

 こぼれ出しているのは

死神の隠匿


 ほのおとなって

いのちは背を焼く

 いつもあいまいな

今日と明日の境界


 とつぜんに襲う

存在の不安は

 きえさっていく

昨日を懐かしむ


 そうしていたって

何も変わらないさ


 ととのえられた

一つの音で

 すべてが

 すべてが

 そうだ

 そこから

 ひろがっていくんだ


息がつまるような切望は

叶えられない夢ではなくて

阿呆の涙にぼやける輪郭

白いままのひかりを

落ち続ける暗い孔に落として

照らし出すのは

……

痛哭の筆で描かれた

終わりのない絵巻物


いのちのない絶景を

悠然と飛ぶ大鷲の双翼は

やがて暮れる最後の光を

たっぷりと蓄えている


その瞳は確かに捉えているのだ

岩の割れ目に挟まったまま

ひっそりとその時を待っている

空想の爆発の種子の

灰色に覆われた

鮮烈な赤を!


そこにあるのは

記録でなく創造の

確かに今を生きていること!


 えぐれ、えぐれ

暗く溜まった諦観の垢を

 まっさらな銀のスプーンで

抉りとって

この驟雨で洗い流せ


 こんな愚かな毎日にも

見るべきものがあるなんて

 世迷言に騙されるな


 この瞬間にこそ

全てがある

 待っていた全てが

すでにある

 だから

 畏れているのだ

その暴露を

 つくられた約束事が

破壊されていくことを


 ほんとうに目をひらけば

解放と自由に満ちた

 けっして

引き返せない旅が始まる

 その覚悟があるならば

その胸の中の種子に

 おまえのいのちを捧げよ

そうして

 おまえの頭上には

崇高なる王冠が輝く

 それこそが

個の存在の証

 みな等しく持つ

死に臨む

 限りある者ゆえの発露だ


暴走する時間は

      われわれを

     果てのない闇と

    尽きることのない光が

   ぐるぐるとマーブルに混ざりあう 

  無限の彼方へ連れて行く

 

    もう

   おまえは

  知っているだろう!


 すべてには

未来しかないことを


 すべては

消えていくことを


それでも

     消滅し続ける

    この未完の物語の中で

   すべてのいのちが

  今この瞬間に

 明日を

予感していることを

















連の塊としての形を模索していたようです。

なんだか見にくいですが、そのままにしています。

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