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かつての言葉たち  作者: 蠍座の黒猫&につき
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恋/ 魚/

かなり初期の作品です。

恋/


 たとえば

 

 全く 無色透明の

 ダイヤモンド と 硝子

 ビー玉 と ビー玉 で ぶつかって

 どちら が 割れる……とか


 そんなこと



魚/


言葉です。わたしの中で、息をしている言葉です。片付ける言葉は、好きではありません。説明とか、解説とかも少し違います。


魚でしょうか。私の中にある釣堀から、言葉の魚を釣り上げて、そのまま真っ白い紙の上に、落としました。びちびちと、はねています。泥臭いかも知れません。地味な魚です。鮮やかな熱帯魚ではないんです。


時がたてば、死んでしまうかも知れませんが、今、この瞬間は生きています。生きていますから、光っています。ぬらぬらとした、銀色の鱗に、朝日が反射します。その瞬間に、私の泥臭い地味な魚が、虹色に輝くのです。


誰も見ていなくても、びったん、ばったんと、水をはねて踊りながら、息絶えるまで必死になって、輝いているのです。

(魚/ 前書きより)

言葉に対する思いのようなものです。

自分の中にある言葉は、地味で泥臭い魚です。でも、意識の外から何かがやってきて、私の魚を虹色に輝かせてくれます。

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