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かつての言葉たち  作者: 蠍座の黒猫&につき
18/24

新しいなにか/

あらすじより

夜明けに。新しいなにかの予感へと。


投稿日

2015年 11月22日 19時00分

醜いほどに凝固した孤高な岩が

ひとり波に洗われて

艶やかな雲間の光に照らされている

一体何を考えるのか

押し黙って全てに目を耳を塞いでいるのか

それとも

全てを感じながら

全て己の中で昇華し続ける日々か


わたしのおさなごは

ねむりのなかで

たぶん

ヒーローの夢を見ている

光線を発して

怪獣を爆破する


カピバラであれ

キリンであれ

猫であれ

犬であれ

隣人であっても

わたしの想像を超えるなにかを

抱えているだろう

おなじく

わたしの中にある

まだ見えない霧の向こうに待っている

見知らぬ誰かへ挨拶をしよう


あなたは空に何を聞きますか

夜と朝の間には

誰も知らない挨拶がある

年の明けることを寿ぐように

その日の明けることへの言葉

沈黙から饒舌へ

闇から光への解放

きっと

新しいなにか


水面から跳ね回る小魚のように

ぴちぴちとした瑞々しさを湛えて

早朝の空は降りてくる

やがて暮れゆくなど

思いもよらない

朝日の若さに

アスファルトたちは嫉妬したまま

疾走する暴走を受け止めていく

こんなの書いたんだなー。へぇーという感じです。

晩秋の夜明けに感じたなにかがあったようです。

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