6話 冒険の前は入念な準備が必要になることも多々ある
書いてて結構話が繋がらないところや説明が不足している部分があるため
話を更新する時に前話とのズレやおかしいところは更新する可能性があります。最新の更新付近で更新されていた場合は一部変わっています・・・多分・・・
「ん・・・んっ・・・・・
・・・・知らない天井だ・・・・って青空じゃねぇかぁあああああああ」
よしとりあえずテンプレはやった。
しかしあの神クッソいい笑顔で俺に刀ぶち込みやがって、帰る時にはぜってーに一発ぶちかましてやるからな。
俺は気をとりなおして周りを見渡す。
周りは日本ではまず見ることのないほどの緑色の地平線が広がっている。ただ、草はかなり伸びているが、その辺にある草は俺の腰くらいの高さのものが多い。もちろん中には背の高いものもあるし、木の様な太い茎の草もある
よくTVとかで海外の旅行番組で見ることがあるが、そのイメージだと本当に背の低い草のイメージだよな。確かにあのイメージには憧れるが、気候だとか動物の有無で変わるんだろうな。
ただ、これだけ草が長いと歩きにくいから気をつけないと見えないところで虫や動物に襲われる事もあるだろうと考えながら周りを確認する。
正面には地平線、後ろにも見渡す限りの草原が広がっているがかなり遠くには森が広がっている
のか木の葉様なものが見える。
すげーな俺の視力地球にいた頃は絶対に見えない距離にあるものまで見ることができる。
体のペック上昇で視力もよくなった様だ。
とりあえず俺は町を目指そうと立ち上がる
ふといつもより目線が低い気がするが、もともと小さい方だった俺は特に気にする事もなく
足を動かすと何かが足に当たる。
俺は何が足に当たったか確認するため草を足で踏み倒しながら地面にあるだろう何かを探すと、大きな袋が出てきた
それは神が俺にくれると言っていた袋であった
「くっそもし俺が逆方向に動いてたら完全に見失ってたじゃねーか」
一人愚痴り決して刀を頭に刺されたから忘れていたわけではないと自分に言い聞かせながら袋の中を確認しようと草を倒しその上に袋の中を取りだしていく。
中には
刀(鞘)
鎖帷子
籠手
臑当
ベルト
ブーツ
金入の小さな袋
食料の入った袋
マント
地図
そして俺宛の手紙
くれると言ったものは全て入っている様だ
入っているものを確認している時に思ったが、そういえば籠手だとか鎖帷子とかつけ方知らねーなと思ったが、達人の動きを脳内に焼き付けたおかげかつけ方が違和感なくわかる
使った事のない物がいつの間にか使い方をマスターしてるとか結構不思議な感じだよな。
とりあえず何があるかわからないので防具を身につける。
防具は大きい感じがしたが、留め具などで調整が出来るらしく結構ぴったりにつける事ができたが、やはり少し隙間ができている。
気にするほどではない隙間なので、俺は一番きになる手紙を見る事にした
「やっほー
この手紙を読んでいるという事は無事、襲われる事もなく目が覚めたみたいだね。
とりあえず説明した通りだから魔王の討伐よろしくね。たまにはアドバイスを送れるかもしれないから教会でのお祈りしてみてよ。
そして転生のボーナスとして君の体を少しばかり若くしておいたから。ついでに息子の方も強化しておいたから好きに使ってね。ハーレム作ってもいいけど、後ろから刺されないようにね。魔王よりも女で死んだとかいい笑い話ではあるけど、僕としては魔王を倒した後にしてくれ。
おっと話がそれるところだった、本題はここからなんだけど、もう見たかもしれないが、実は地図に重大な初期バグがあってね。なんと初期状態だと君の居場所しか表示されてないんだ。もちろん何処にも行ったことがないから村とか町とかも表示されてない。つまり、地図は持っているか自分がどこに居るかわからない状態なのさ!だから今回だけ一番近い村を地図に表示させておいたからそこに向かうといいよ。別に俺は地図に載ってない村を見つけるのが楽しみなんだよksgとか言って探してもいいけど1週間分の食料だとまず間違いなく食料が尽きるから。それとそのオートマッピングがあるのはオルペガンドと言う一応その世界での大きい方に分類される王国とその周辺の一部だ。その地図で全世界マッピングできたらそれはそれでつまらないからね。
あ、後君が目を覚ましてから1時間程度は僕の力で魔物だとか動物がよってこないから準備するなら早めにね。それじゃぁ健闘を祈ってるよ
あ、あと食べ物と水は自分でしっかり食べてね」
よし、やっぱ見かけたらあの糞神を殴ろう。泣いて謝っても気が済むまで殴るからな
俺は俺の中のやることノートに神を殴ると付け加えると早速地図を取り出し見る
地図の端に何か点滅している点と矢印が地図に出ている。
この矢印が俺の位置で点滅している所が村落であろうと予想がつく。
ただ、「なんでこの所は点滅しているのだろうか?普通であれば点滅させる必要が無いよな」
と思いながらも気にせず向かうことにする。縮尺がわからないが最低でも一週間も歩けば村に着くだろうと俺は魔力をゆっくりと体に巡らせ、刀の鞘で草を倒しながら村へ向かって移動する。