2話 能力説明
やっぱ異世界に行くと言えばチート並みの能力だよな!
「いったいどういった能力をくれるんだ?」
「もちろんこちらの都合で向こうに行ってもらうのだから、本来の勇者の力よりも強めの能力になるようにさせてもらうよ」
「俺の時代キター俺TUEEEEできるぜー」
「俺TUEEEEできるかどうかはわからないけど、能力の説明するね。向こうの世界の生き物は別世界からあふれ出た魔力を無意識に取り込んで、体の強化にあてているわけ、それで肉体の魔力保有量が多ければ多いほど体は強くなるのさ。」
「ということは魔法とかを使うと肉体の魔力が減って体は弱くなるのか?」
「半分正解だね。体には肉体に取り込めない余剰魔力を蓄える器官で蓄えて、魔法を使うときはそこから消費していき、それを超える分は肉体から消費するようになるのさ。だから魔法の使いすぎには気をつけてね」
「ふむ・・・・ちなみにその魔力をためる器官は俺にあるのか?」
「今の君にはないからこれからこの空間の魔力を取り込んでもらって、無理矢理魔法を蓄える器官をつけるから少しばかり痛い思いをしてもらうけど我慢してね。どんなどんな力にも対価は必要ってことさ。この能力説明で元の世界に戻るって人も居るけど君はどうする?」
いったいどのような痛みなのかは知らないが、死ぬって事は無いだろう。せっかく言ってもらう人間に死なせても向こうにはメリットは無いはず。よっぽどの性悪な正確な神じゃない限りは・・・・・・たぶん大丈夫なはず
「もちろん行きますよ。せっかくの異世界楽しませてもらいます」
「おっけ〜それじゃぁ器官の取り付けと魔力吸収しちゃいますか」
そう言うと神様はいきなり目の前から消えた
ぐさっと俺の背中から何かが刺さる感触がする
そして胃や腸のを掴まれるような痛みに襲われた。
痛みを何とかこらえて後ろを振り向くと
すごくいい笑顔の神様が目に入る
「これくらいはまだ序の口だから大丈夫、痛いのはこれからさ」
そう言いながら神は手を俺の体から抜くと今度は少し離れた場所に移動していた
「・・血は・・・・・・離れ・・・・・・うよ」
何を言っているかよく聞き取れなかったが悪いことを言っているようにしか思えないような顔そして居た
そして神が手をこちらに向けた瞬間見えない何かに体を切り刻まれ血が噴き出した
俺は自分の体から勢いよく吹き出る血を見ながら後ろに倒れると、そこで意識を失った