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ヴァルハラ×エデン  作者: キース
第一章 
4/4

episode 4 -宇宙から舞い降りた少女たち-

「ただいまー」


ハヤトが帰ってきた。


「おかえり」


現在の時刻10時を回っていた。


「思っていた時間より早かったよ」


確かに、まだ10時だし、それにたった今風呂からでてきたところだ。


「妹ももうそろ帰ってくると思うよ、それよりこの町の案内をしてあげるよ、まあこの町に魅力とか有名なところはないけどいい場所があるんだ」


「うん、でもこの服のままだと、宇宙人だってばれちゃう」


「なら僕の服を貸してあげるよ、サイズちっちゃいかもしれないけど」




「どう?サイズ合ってる?」


「うん、ぴったりだよ」


それならよかった。よし準備をして行くか。そういえばクロに餌あげたっけな


「ネコの餌ならさっきあげたよ、お腹すいてたっていってたし」


「ありがとう、こいつね食いしん坊でね」


へえ、確かに少し太ってるかも。しばらく猫を見て癒されてた。インターフォンが鳴った。妹が帰ってきたようだ。


「たっだいま~、あ、着替えたんだ~似合ってるよ」


「ありがとう」


「あ、優那悪いけど留守番を頼んできてもいいか、僕はこれからキースにこの町のことを紹介するんだ」


妹は冷蔵庫からジュースをとりだし


「うん、いいよ」


といった。じゃ、行ってくるか。外に出ると太陽が眩しい。まだ4月だというのにとても蒸し暑い。それにこの時期は花粉が舞ってるから目が痒い。


「ここは神明市という所で都会と田舎を両方あわした感じのところだ、でもこの市ほとんどなにもないんだよ」


周りを見渡しても民家や集合住宅ばっかり。変わったものがあるといえばこのピンク色のした綺麗な花。


「それはね桜っていうんだよ」


桜とは日本の文化であり春の象微する広葉樹のこと。とても馴染み深い植物だ。それに花見という文化もある。お花見とは、花を観賞しながら酒を飲んだり遊んだり。しかしどんな花でもというわけではなく、桜じゃないと意味がない。その理由はわからない。


「綺麗だね」


「うん、桜が咲いたってことは春が来たってことなんだ」


「ハヤトは物知りだね」


すこし顔を真っ赤にしていた。なるほど、ハヤトは褒めに弱いんだな。


「次はあそこ行こうか」


ハヤトが指を刺したその先には大きな山があり、その隣には透き通るような小川が流れていた。この上にはどんな景色があるのだろう。僕はわくわくしながら山に登った。ところどころ熊注意の看板が立っている。道は舗装されているがやまに近づくと細い獣道になっていた。


ここまで来ると、車の音や人の気配などがなく、それに木に囲まれているせいか薄暗い。もっと奥に進むと樹齢が500年くらいの大きな樹木があった。

その横に女の子が座って本を読んでいた。


「あら、ハヤトじゃない。こんなところに来るなんて珍しいわね、隣の子は誰?」


黒髪の女の子が馴れ馴れしく行ってきた」


「彼はキースといって、宇宙からやってきたんだ」


「宇宙人?」


彼女はこちらをじろじろと見てくる。青い髪の毛、黒く染まった細長い尻尾、背中に生えた白銀の羽。間違いない


「これはコスプレよ!」


「ええぇっ!!」


「い、いやコスプレじゃなくて…」


「宇宙人なんか存在しない、もし本当に宇宙人なら証拠を出しなさい。」


彼女はそういい尻尾を掴んできた。


「きゃあ!!」


ビクッとなった。僕は尻尾が弱い、触られると…


「ひぃ!ほ、本物…」


彼女は驚いて、一歩後ろに下がった。まあそりゃそうだ。驚くのは無理もない。まだであってから5分しか経ってないし


「そ、それより自己紹介がまだだったね。私は睡蓮寺楠那よ、神明学園の生徒会副会長をやってるの。よろしくね」


ところで、こんな所にいるけど何をしているのだろう。日向ぼっこならこんな森林の奥に行かなくてもいいのに。ようやく立ち上がった彼女は、大きな

大木を指差しながらこういった。


「この木はね、樹齢500年以上もあってとても古い歴史をもった木なのよ

、それでこの木の近くにいるとすごく居心地がいいの」


確かに新鮮で汚れもない空気がこの大木からでている感じで本当に生きているかのような感じだ。この神明市は、都会と田舎を組み合わせた何もない都市だと思うが、こういう自然や河川敷、山の上にある狐の像が祭られている神社、それに神明市の名物、神明せんべいというのもある。是非土産として勝ってみたい。


そんな世間話をして2時間が経ち、日が暮れていった。


「じゃあもう帰るか」


その時だった。急に上空からUFOの円盤型の大きなものが飛んできた。中には二人の自分と同年代の少女がいて、こっちに向かってきた。


「な、なに…」


一人は長いピンク色の透き通るような髪の毛をしていてもう一人は短いショートの髪の毛、よく見ると宇宙服にはダース星と書かれていた。彼女たちは服をパタパタしながらこっちに向かってきた。


「ここが地球?思ってたよりかなり発展してるのね」


危ないもすこしで見てはいけないものを見そうになっていた。この二人はある調査をしていて、なんでもこの地球に重要書類、宇宙の誕生から終わりまで全てを記録している紙があるらしい。それってオーディンがいっていた物じゃないのか


「その重要書類はここにはないみたいね」


彼女たちはこのレーダー探知機でその書類を捜していて、この地球にその反応があったらしくそれでここにきたのだという。




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