第51話 感謝
レースを走り終えた麗華を、スモールアニマルズの面々が出迎える
速多「あの巻き返しは凄かったです!!」
凛「えぇ!驚いたわ!」
山岡「ほんと度肝を抜かれたよ!」
信濃「お疲れさん」
「ウキウキ!」(マリーもおつかれ!)
「キキ!」(凄い凄い!)
麗華「皆さん!ありがとうございます!何とか走りきれましたわ!速多さん!明日は速多さんの独壇場ですわ!」
スモールアニマルズの面々が談笑していると麻耶がやって来る
麻耶は麗華に頭を下げ敬意を表す
麻耶「麗華…サンキューな、助かった」
麗華「麻耶さん!困った時はお互い様ですわ!
でも、明日優勝するのはワタクシたちですわ!」
麻耶「あ?アタイの信太が勝つに決まってんだろ?」
ふと後ろを見ると顔が赤い信太とニヤついている悠輝がいた、麻耶は顔を赤くしそっぽを向く
信太「ま、麻耶さん…今、アタイの信太って…」
悠輝「おぉ!?どうした麻耶!?愛の告白か?」
麻耶「いたのかよ…そんなんじゃねぇよ!」
そのやり取りに、スモールアニマルズの面々は
ニヤニヤし、微笑ましい気持ちになっていた
その時、下衆田が足をドスドス鳴らしてこっちに向かってきた
下衆田「おい!お前達のせいでこっちは悪者扱いだ!お前達が避けていれば、こんな事にはならなかったんだ!どうしてくれる!!」
その言葉を聞いた皆は、不快感で顔が歪む
ふと、山岡が下衆田の前まで来て微笑み
握手を求める、下衆田はその手につばを吐く
空気が凍る
スモールアニマルズの面々は恐怖に怯え
友川兄妹は素知らぬ顔をし、信太は頭にハテナが浮かぶ
皆の目線は、麗華に集まる
麗華の目のハイライトが消え恐ろしいオーラを
纏っていた
麗華「ヤマオカ様が、アナタの無礼を許し握手まで
求めたのに…その様な態度…決して許されるものでは
ありませんわ…アナタ…そんなにヤマオカ様を
悲しませたいのですか?なんなんですか?ほら?
答えてご覧なさい?黙っていてはわかりませんわ?」
下衆田は恐怖に震え退散しようとするが首根っこを捕まれる
麗華「どこに行こうとしてるのですか?答えてください…ハヤク…ハヤク…ハヤクハヤクハヤク!!」
下衆田「ひっ!」
山岡「れ、麗華…俺は気にしてないよ!それよりも
優しくて気高い麗華がみたいなー?なんて…」
山岡の言葉を聞いた麗華は、直ぐに手を離し微笑む
麗華「山岡様がそうおっしゃるなら…致し方
ありませんわ!ただ…次その様な愚かな行いを
したら…どうなるかおわかりですよね?」
下衆田は逃げる様に去っていった
皆は絶対に麗華を怒らせないようにしようと
固く誓うと同時に山岡には一生、麗華の手綱を
握ってて貰うことにする
いよいよ明日は最終日
期待を胸に選手達は眠りにつくのだった




