表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダウンヒラー速多  作者: チンパンドッグ
最終章 チームとして世界一へ
48/54

第46話 独壇場

実況は各チームを紹介していく

いよいよ速多の番になる

それまでは淡々と紹介していた実況だが

速多の番になった途端得意げに饒舌になる

実況だけではなく、エドや神埼も興奮気味


実況「さぁ!次に紹介するのはチームスモールアニマルズのリーダーの速多選手と凛選手です!

2人はこれまで常識を覆すような走りを見せてきました!しかし!今回は複合コース!予選を突破することが出来るのか!?」


エド「うん!速多…いや!速多選手と凛選手なら

安心してみていられるね!リタイアは無いと思うから得意の下りで何処まで追い上げれるのかが見ものだね!」


神埼「速多選手と凛選手は私達の常識を

はるかに超える走りを見せてくれますからね…」


実況「しかも、異例の2人体制ですからね

レースが楽しみです!」


各車がグリッドに整列する

シグナルランプを合図に弾き飛ばされるかのように

各車一斉にスタートする

スイスポの馬力よりも2倍3倍する

モンスターマシン達が獣のような咆哮を上げながら

我先へと先頭争いを繰り広げる


ヴオオォォ!!ヴワアァァァ!!


速多達は無理に行かず中団後方に位置取る

まるで獲物を狙う獣のようなプレッシャーが

すべての選手を意識させる


選手(あのスイスポ…嫌な感じだぜ)


しかし、上りを終わる頃には速多は

最下位になっていた、

やはり、馬力の差が大きく

上りでは特に顕著に表れていた

実況が心配の声を上げるが

エドと神埼は気にしていない様子


実況「速多選手!ここで最下位になってしまった!

やはり非力なスイスポでは複合コースは難しいか!?」


エド「非力と言っても300馬力はあるけどね!

他の車達の馬力が高いんだよ!」


神埼「それに、上りと平坦が終われば

いよいよ下りに突入する…軽い方が有利だ

しかも馬力の差も関係なくなってくる…

勝負はそこからだな…」


そん中でも速多は焦ることなく

凛の指示を忠実に守り平坦では離されることもなく

食らいついて行く


凛「アンタ!ここは我慢よ!

しっかりブレーキを踏んでコントロールしなさい!」


速多「はい!」


スイスポは速多の意のままに動いていく

まるでスイスポに意思があるかのように錯覚させた


ゴギャァァァ!!ヴオォォォォ!!!


そして、遂に平坦区間が終わり下り区間に差し掛かる

トップとの差は20秒3位との差は15秒ほど

凛は速多に合図を出す


凛「アンタ!良いわね!!

ここからはアンタの独壇場よ!!」


速多「はい!任せてください!!」


それは速多にとって凛からの

ここからは我慢しなくて良いわ!

全開で走りなさい!と言う意味が込められた

言葉だった


凛の合図を皮切りに

スイスポは二段階くらいギアを上げ猛追し順位を上げていく


バアァァァァ!! ゴギャァァァァ!!!


スイスポから発せられるプレッシャーは凄まじく

他の選手達は冷や汗をかく

バックミラーに映ったくま吉がまるで

不敵に笑っているかのように見えた


選手(なんだ!?あの走りは!?崖に落ちるかもっていう恐怖はアイツらには無いのか!?イカれてやがる!)

 

実況は大興奮し、はしゃいでいる

その様子はまるで大好きなヒーローが現れた

子供のようだった


実況「速多選手!!上がってきましたー!!

物凄い走りです!!彼らには恐怖心と言うものは

無いのでしょうか!?」


エド「やっぱり凄いよね!普通ならこれだけ差を付けられていたら巻き返すのは困難なのに、2人はさも

当然かのようにやってのける…圧巻だよ!」


神埼「やはり彼らは凄いな…」


そんな中

キリングレーシングのメンバーたちは不機嫌になっていた


下衆田「遊矢!このままだと、あのガキが予選を突破してしまうぞ!」


遊矢「まさか…こんなにもやるなんて…」


コースが残り2キロになった所で

速多達は2位に躍り出る

1位の選手はスイスポから発せられるプレッシャーで

思い通りの走りが出来ない


選手(くそ!どうする!?このままヤツらのペースに合わせてたらこっちがミスりそうだぜ…仕方ない1位は

譲るか…)


1位の選手は残り1キロの地点でアクセルを抜き

無理はしない様子

この瞬間、速多と凛の予選突破が決まったのだった


速多「やりましたね!!凛さん!!」


凛「ま、当然よね!」


実況「何と速多選手!!大逆転で見事予選を

突破しました!!」


エド「ほんとに彼らは凄いや!」


神埼「脱帽だな」


観客達も大盛り上がりを見せあちらこちらで歓声が

聞こえてくる

スモールアニマルズの面々はそれぞれ祝福を送り

出迎えるが、キリングレーシングの面々は苦い顔を

していたのだった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ