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ダウンヒラー速多  作者: チンパンドッグ
番外編 信太と友川家の新たな日常
44/54

第42話 信太と麻耶のデートとまさかの遭遇

信太が友川家にやって来て生活が落ち着いてきた頃

朝早くから信太はうきうきしていた

悠輝と麻耶は何かあるのかを聞く


信太「今日は着ぐるみショーがあるんです!」


悠輝は爆笑し麻耶は頭を抱えて呆れる


悠輝「はは!そりゃあ良いな!」


麻耶「まったく…ガキじゃないんだから」


信太は何か閃いたように笑顔になり

麻耶を誘う麻耶は断固拒否する


信太「そうだ!麻耶さんも一緒にどうですか!?」


麻耶「パス、1人で行って来い」


信太は悲しそうな顔をして俯きシュンとしてしまう

その瞬間ポチが麻耶に牙を見せ唸る


信太「…わかりました」


「グルルァ」(おい、行ってやれ)


麻耶は罪悪感で一杯になり頭を掻き渋々了承する

途端に信太は笑顔になり急いで準備をして

ポチを悠輝にお願いし、子供みたいに

はしゃいでいる



麻耶「あぁぁ!もう!わかった!

行けば良いんだろ!?行けば!」


信太「ほんとですか!?ありがとうございます!

お兄さん!ポチの事お願いします!

ポチ!お兄さんの言う事をよく聞くんだよ!」


「ガルゥ!ヴゥ」(我に指図するな!まぁ良い)


悠輝「ほんと、麻耶は信太に甘ぇな」


麻耶「うるせぇ!おい信太!良いから早く行くぞ!」


信太「はい!それじゃあ行ってきまーす!」


悠輝「おう」


「ガヴ」(あんまりはしゃぎすぎるなよ)


信太と麻耶は近くのショッピングモールへ向かう

信太は逸る気持ちを抑えきれず麻耶の手を引っ張り

イベント会場へと急ぐ


信太「麻耶さん!早く行きましょ!」


麻耶「お、おい!手を引っ張るな!」


イベント会場では子供たちが大勢いた

信太は目を輝かせている

ふと、子供たちに混ざって大男が最前列で座り

今か今かとその時を待っていた

その隣には吊り目の女性が呆れた様子で

頭を抱えていた

信太が麻耶手を引っ張り、近付くと

何と速多と凛だった


信太「あれ!速多さん!

速多さんも来ていたんですね!」


速多「信太!怪我は大丈夫なの?」


信太「はい!もう平気です!

僕もチームに入ったので次の大会こそ勝ちますよ!」


速多「うん!勝負だ!それよりもうすぐ始まるよ!」


信太「そうですね!楽しみです!」


麻耶「凛…アンタも来てたのか?」


凛「えぇ…付き添いよ」


麻耶「そうか…お互い大変だな…」


凛「ほんとよ…」


ショーが始まると速多と信太は大興奮

その後ろで嘆く凛と麻耶

速多は体躯が大きいため嫌でも目立っていた


速多「くま吉ー!こっち向いて!」


信太「あ!手を振ってくれましたよ!?

くま吉!ありがとう」


凛「まったく…大の大人が…

少しは落ち着いたらどうなの?」


麻耶「同感だ…周りの人から見られているぞ…」


ショーが終わると速多と信太はくま吉にサインを貰いに走っていった

凛と麻耶は女子話に花を咲かせていた


凛「麻耶さんも大変ね…まったく…

アイツは無邪気過ぎるのよ…」


麻耶「凛も大変だな…信太はもう少し落ち着いて行動してほしいよ」


凛「まったくよ!」


麻耶「ところで…速多とはうまくいっているのか?」


凛の顔が赤くなる


凛「ま、まぁボチボチよ!麻耶さんの所は?」


麻耶「アタイ達は付き合っていない!」


凛「あら?そうなの?

仲が良いからてっきり付き合っていると思ってたわ」


麻耶「あんな弱っちい男は

アタイの趣味じゃないね!」


凛は見逃さなかった、麻耶の耳が赤くなっている事と

信太を見る目が、慈愛に満ちていたことを


凛「ふーん?ま、そういう事にしておいてあげるわ」


麻耶「なんかムカつく!」


速多と信太がサインを片手に大喜びで帰ってくる


速多「凛さん!サインもらえました!」


凛「それは良かったわね」


信太「麻耶さん!握手してくれましたよ!」


麻耶「それは良かったな」


凛と麻耶は気付いていないが、2人の表情は

優しさで溢れていた


その後

速多達と別れた信太と麻耶は

車内で楽しそうに会話をする


信太「麻耶さんが一緒だったお陰でより楽しむ事が

できました!ありがとうございます!」


麻耶「アタイも暇つぶしにはなった

誘ってくれてありがと」


信太「次も行きましょうね!」


麻耶「ふん、気が向いたらな」


信太は鼻歌を歌いながら運転し家へと帰っていく


その頃

悠輝はポチに手を焼いていた


悠輝「おい!餌食ったら歯磨きだぞ!

聞いてんのか!?」


「ガルルゥ!!」(我は断固拒否する)


悠輝「ったく!信太!早く帰ってこい!

俺の言う事なんか聞きやしねぇ!」


「ガルルゥ…」(煩いやつだ)


信太と麻耶の距離が少し近くなった1日だった


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