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ダウンヒラー速多  作者: チンパンドッグ
第二章 チームとして世界の舞台へ
30/44

第29話 遊矢の罠

翌週

スモールアニマルズは遊矢の言われた通りに

大会会場に足を運ぶ

既に参加者達が集まっていて、その中には遊矢の

姿があった

遊矢は速多を見つけるとニヤニヤしながら近づいてくる


遊矢「逃げずに来たようだな!」


速多は臆せず少し、皮肉交じりに答える


速多「はい、世界大会に向けての良い調整ですから」


遊矢は少しイラつくが、平然を装い

スモールアニマルズが予想していない事を伝える


遊矢「ふん!減らず口を!まぁ良い、今日は

ダウンヒルのレースだからな!せいぜい頑張れよ」


凛が遊矢に噛みつく


凛「ちょっと待ちなさい!今日は

タイム走の大会でしょ!?」


遊矢はニヤつき答える


遊矢「いやぁ?今日はダウンヒルのレースだぞ?

言ってなかったかな?」


凛は激怒し麗華は遊矢を罵る


凛「ふざけないで!タイム走だって

言ってたじゃない!」


麗華「そうですわ!卑怯ですわ!」


山岡は遊矢に心底軽蔑する


山岡(最初から騙すつもりだったのかよ!

タイム走とレースでは準備や、チューニングが

大きく変わってくる!どこまでもふざけた野郎だ!)


遊矢は、したり顔で速多を挑発する


遊矢「嫌なら棄権しても良いんだぜ?

そんな事したら、周りから笑い者にされるだけ

だけどな!」


しかし速多は、表情を変えずに

毅然とした態度で答える


速多「問題ないですよ、レースでもタイム走でも

優勝するのは俺ですから」


遊矢はせいぜい頑張れよと言い

その場を立ち去る


凛と麗華はまだ怒りが収まらない様子

ふと、速多の様子がおかしい事に山岡が気付く


山岡「おい?どうした?大丈夫か?」


山岡は、速多が心配になり声を掛けたが

速多から返ってきた言葉に思わず笑みが浮かぶ


速多「俺、カッコつけすぎましたかね?

あんなこと言って…もし優勝出来なかったら

凛さんが悪く言われてしまう!意地悪しすぎたかな?」


山岡「なんだ?そんな事か!大丈夫!かっこよかったよ!」


凛と麗華も話に加わる


凛「カッコつけすぎよ!でも、私達なら

優勝出来るわ!アイツの鼻を

へし折ってやりましょ!」


麗華「ええ!速多さんと凛さんならできますわ!

応援していますわ!」


信濃は速多にエールを送る


信濃「大変な事になってきたな…でもお前達なら

大丈夫だろ、頑張れよ」


速多「任せてください!信濃さんや、凛さんが

作ってくれたスイスポで必ず優勝してみせます!」


凛「もう始まるわ!行きましょ!」


速多「はい!」


ダウンヒルのレースが間もなく始まろうとしていた



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