第27話 山岡と麗華の休日
休日の朝
山岡の家では、お腹を空かしたマリー達が山岡達を起こしに来る
「クゥン!」(起きなさい!
早く餌を用意してちょうだい!)
「ウキィー!」(腹が減ったよ!)
「ウキキ!」(バナナ!バナナ!)
山岡と麗華は眠い目をこすりながら起床する
山岡「わかったよすぐ用意する」
麗華「バナナも用意致しますわ!」
山岡は餌を準備して、マリー達に渡し食卓に着く
麗華は朝食の準備の為にキッチンに立つ
山岡「ほら、お待たせ」
「クゥン!」(待ちくたびれたわ!)
「ウキィ!」(ご飯だ!)
「ウキ!」(バナナ!)
マリー達は、勢い良く餌を食べ始める
その様子を嬉しそうに見ている山岡と
キッチンで微笑んでいる麗華
麗華は、幸せを噛み締めていた
山岡「慌てなくてもご飯は逃げないよ」
(ふふ、なんて可愛いらしいのでしょう!
あぁ!幸せですわ!大好きな人と愛らしい子達に
囲まれて!こんなに幸せで良いのでしょうか!)
麗華は、朝食をテーブルに置き山岡と一緒に
食事を摂る
楽しく談笑しながら過ごしていると
餌を食べ終わったマリー達が集まってくる
どうやら散歩に連れて行って欲しい様子
「クワァン!」(早く散歩に連れていきなさい!)
「ウキィ!」(外に行きたいぜ!)
「ウキウキ!」(散歩に行きたいよ!)
山岡は笑いながら答える
山岡「わかった!わかった!」
麗華は嬉しそうに答えリードを準備する
麗華「直ぐに準備致しますわ!」
リードを持ってきた麗華は、マリーにの首輪に掛ける
マリーは少し不服そうな顔をする
そんなマリーをボンバーとヘッドが茶化す
麗華「マリー、とっても似合ってますわ!」
「クゥン…」(犬みたいで何か嫌だわ…)
「ウキャキャ!」(マリー!似合ってるぜ!
犬みたいだ!)
「キャキャ!」(犬そっくり!)
マリーは激怒し2匹に吠える
2匹は恐怖を感じ山岡に抱き着く
「ギャアン!!」(あんたらうるさい!噛みつくわよ!)
「キイィ!」(うわ!マリーが怒った!)
「ウキィ!」(怖いよ!兄ちゃん!)
山岡「こらこらあんまりマリーをからかうなよ」
麗華「うふふ、では行きますわ!」
山岡達はマリー達の散歩を行う
タヌキと猿を連れて楽しそうに歩いている2人に
道行く人は2度見する
麗華「うふふ、みんなワタクシ達のことを見ていますわ!そんなにラブラブに見えるのかしら?」
山岡「たぶん違うと思うよ、タヌキと猿が
珍しいだけじゃないかな?」
麗華「なら、この子達が目に入らないくらい
ラブラブしましょう!」
麗華は山岡に寄りかかり、腕を絡ませる
山岡は麗華からのアプローチにたじたじになり
マリー達に助けを求めるが、麗華が山岡の顔を自分に向ける
麗華「今はワタクシを見てくださいませ…」
山岡「れ、麗華…」
マリー達は呆れながらも内心は微笑んで見ているのだった
「クゥン!」(ほんと呆れちゃうわ!)
「ウキ!」(仲良しだな!)
「キキ!」(そうだね!)
山岡達は仲良く帰宅し
充実した休日を過ごすのだった




