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ダウンヒラー速多  作者: チンパンドッグ
第二章 チームとして世界の舞台へ
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第20話 女王の誘惑と名付け

山岡と麗華は早速、タヌキと猿たちに名前をつけることにした


山岡「どんな名前がいいかな?」


麗華「エレガントな名前にいたしましょう!」


山岡(エレガントってなんなんだ?)


その時

タヌキが麗華にゆっくりと近づき、鼻を鳴らす


「クゥン!」

(私にぴったりな名前にしなさいよ!)


麗華(まぁ!なんて可愛らしいのでしょう!)

「決めましたわ!この子はマリーと名付けますわ!」


マリー「クウゥン!」

(フン仕方ない、それでいいわ!)


麗華「気に入ったみたいですわ!」


山岡「良いんじゃないかな?」


麗華「お猿さん達は、どうします?」


山岡「そうだなー」


猿たちは、山岡に近付き、小さく鳴く


「キキッ」(俺達も名前欲しいぜ!)

「ウキ」(そうだそうだ!)


山岡「よし!お前達は、ボンバーとヘッドだ!」


ボンバー「ウキィウキ!」(カッコいいぜ!)

ヘッド「キーキー!」(そうだね!兄ちゃん!)


山岡「気に入ったみたいだね!」


麗華はマリーのために小さめな布団を用意し、

山岡は、麗華が買ってきた大きなケージを組み立て、

マットレスを敷く


山岡「これでよさそうだね!」


麗華「えぇ!ほら、マリー?今日は疲れましたわね?

ゆっくり休みなさい、ボンバーとヘッドも

お休みなさい!」


マリー達は自分達の寝床で眠りにつく


山岡「元気になったら、にぎやかになるだろうね!

そういえば!あの子達凄かったよ!

路面状況ときついコーナーを

鳴いて教えてくれたんだ!まるで路面センサーみたいだったよ!」


麗華「まぁ!なんて賢い子たちだこと!いつか私達を

助けてくれるかもしれませんわ!」


山岡「いや、レースには連れていけないよ!

それよりも、麗華はどこで寝るの?」


麗華「もちろん!山岡様の隣ですわ!」


山岡「はぁ!!?」


麗華「だめですか?」


山岡「いや、別に良いですけど」


麗華「なら決まりですわね!」


麗華は寝室に布団を2枚敷く


麗華「山岡様が宜しければ、襲って下さってもいいですよ?」

麗華は顔を赤らめ、誘うような視線を送る


山岡「バカなこと言ってないで早く寝るよ」


麗華「わかりましたわ、、」

(本気でしたのに、ワタクシに魅力が無いのでしょうか?)


山岡(あぶねぇ、耐えたー)


山岡と麗華は、どこかぎこち無い空気の中眠りにつくのだった


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