第1話 青の衝撃
初投稿になります
ある晴れた日
速見速多はご機嫌で近くの車屋に行く
20歳になり仕事で貯めたお金で自分の車を買おうとしていた、小さい頃から車が好きで、特にスイスポが大好きだった
コンパクトハッチバックでスポーティーな走りを体現しているからだ
いつかは自分もスイスポが欲しいと思っていた
ウキウキしながら店に入る速多
店にはたばこを咥えた店主が座っており、速多を見ると
ゆっくりしてってくれと声を掛ける
速多は目を輝かせながら車を見ていく
ふと、奥に青の車が置いてあるのを見つける
それは自分が小さい頃から欲しかったスイフトだった!
値段を見ると、三十万円の札が掛けられていた
あまりの安さに店主に声を掛ける
速多「すいません!
何でこの車はこんなに安いのですか?」
店主「この車はスイスポの3代目で、前のオーナーが事故を起こしてしまったみたいでな、それでこの値段なんだ。勿論整備や修復は完璧にしてあるから走行に問題はないぞ」
速多は一旦家に帰り考えることに
それから毎日車屋に寄り、スイスポを見て悩むのが速多の日課になっていた
そんなある日、いつもの様に車屋に行きスイスポを探すが見当たらない
もう買われてしまったと思い速多は店主に聞く
速多「スイスポはどうなったんですか?」
店主は苦笑をし答える
店主「あのスイスポは誰も買い手が見つからなかったから今日スクラップに出そうと思ってな」
速多に衝撃が走る
速多「え!そうなんですか!まだここにありますか?」
店主「あぁ、奥にあるぞ」
速多は迷わずに答える
速多「俺が買います!」
店主は笑いそれに答える
店主「まいど、最終整備に少し時間を貰いたい1ヶ月後取りに来てくれ」
速多は了承しウキウキしながら帰宅する
店主は顔を引き締め
あの青年が驚くくらい上等にしあげるか!
と言い整備を行うのだった




