*6年ぶりの被災地*
こんにちは、あんどもあと言います。
悪役令嬢・婚約破棄・お前を愛することはない、などテンプレを読むのが大好きで、好きが高じて去年から自分でも書き始めました。
さて、意に染まぬ婚約・結婚をする話の場合、私はよく「領地で水害が起こった」を使います。先日も、領地の復旧にお金がかかるため金持ちの男と契約結婚するヒロインの話を書きました。
書きながら、「契約は何年かな? 一年で復旧は無理だし、二年でもギリギリかな。じゃあ三年ということで」、と考えたところで思い出しました。
私、6年前に何十回も被災地に行ってるじゃない!
2019年の秋、私の住んでいる地方は大きな水害がありました。
私の家はギリっギリで被害を免れましたが。 ↓ 橋です。
被害が大きかったのは、10人以上の死者を出した隣の県のM町。
私はその年の年末まで、休みのたびにせっせとM町へボランティアに通ったのでした。(隣の県と言っても、私は県の北の端在住でM町は隣の県の南の端)泥かきして、水を汲み上げて、土砂をすくって、土まみれになった物を洗って、水で錆びた物を磨いて……申し訳ないけど楽しい体験でした。
晴れてても長靴で歩いているので、ボランティアと分かったおばあちゃんに「来てくれてありがとね!」と声を掛けられたり。
コロナで他県に行けなくなって終了となったM町通いでしたが、久しぶりに行ってみよう!、とわき上がりました。
6年近く経ったから、「どれくらい復旧したか」と言うより「今でも水害の名残があるか」を見てこよう。
と、思い立って行ってみたのですが、さすがにすっかり復旧してました。
ボランティアの駐車場になってた校庭はテニスコートになり、仮設住宅は野球のグラウンドに戻っていました。岩がゴロンゴロン落ちてた棚田もすっかり綺麗になってます。
流れてきた土砂で道路と一体化していた田んぼが、今は見渡す限り青々としていて、農家の方たちの努力を考えると頭が下がりました。
そんなわけで、目に見える被害はもう残っていなかったのですが、河川工事が目につきました。
あちらの川でもこちらの川でも工事中。山間の川の工事はもう「何かの要塞ですか?」というのを作ってました。
〔結論〕6年は、復旧には十分ですが、防災対策するにはまだまだ時間が足りないみたいです。
そしてお土産を買う。買わずにいられない。