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06


 これぞまさしく乙女の大ピンチ。


 チームモノカ魔族領遠征部隊の端くれとして、絶対に見過ごせない案件。



 まず一番の問題は、ナクレイスさんがこれからどうしたいのか。


 それさえ分かれば、後は何となく筋道が見えてくる。



「私は……どこか遠くでメイドのお仕事が出来れば」



 俺の頼りになる相方リルシェさんならメイドさんの知り合いも多いので、


 良い感じの職場も紹介してもらえると思います。


 ナクレイスさんに魔族領から離れる覚悟があれば、ですが。



「……よろしくお願いします」




 ---




 リルシェさんと合流するため、あの公園まで連れていってもらうことに。


 迷路のような地下水路を迷うこと無く進めるのは、


 ナクレイスさんの生活魔法のおかげ。



「ニルシェ王都のように特別な構造の入り組んだ街並みでも、生活魔法があれば迷子知らずですよぅ」



 生活魔法、便利過ぎ。


 ってな感じで和やかにお話ししながら歩いているうちに、あの公園に到着。



 ……おっと。



「……」



 ベンチの側で、リルシェさん、仁王立ち。


 あの表情は……あかん。



 これは言い訳せずに正々堂々、


 じゃなくて、誠心誠意謝罪するのみ。



 もちろん土下座で。




 ---




 何だかずいぶん意気投合しておられる。


 リルシェさんとナクレイスさん、和やかに談笑中。



 あの後、土下座な謝罪を受け入れてもらえまして、


 旅のベテランであるリルシェさんが選んだ安全性重視のお宿へ。


 もちろん3人で。



 で、ナクレイスさんから詳しい事情説明があり、


 リルシェさんのチームモノカスピリットに火が付きました、と。



「流石は我が相棒ウェイトさん」

「まさか私がちょっと目を離している間に任務完了していたとは」



 はて、任務?



 えーと、リルシェさんのお知り合いのメイドさんのご友人である、


 サキュバスさんを探せ、でしたっけ。



 ってことは……



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